メモ2013-07-13
テーマ:祭り・イベント
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祇園祭 久世駒形稚児社参(八坂神社・綾戸國中神社)

今回ご紹介するのは・・・

7月13日に

綾戸國中神社(あやとくなかじんじゃ)と

八坂神社(やさかじんじゃ)で行われました

久世駒形稚児社参

久世駒形稚児社参(くぜこまがたちごしゃさん)です


綾戸國中神社

久世町(くぜちょう・京都市の南部)にあり

『綾戸宮』『國中宮』

という2つの社が

合祀(ごうし・1つの場所に神様を合わせて祀る事)された神社です。


八坂神社

祇園と呼ばれるエリアにあり

京都3大祭の1つ『祇園祭』を行っている事でも有名な神社です。


久世駒形稚児社参

17日に行われる神幸祭を前に

綾戸國中神社から八坂神社へと

久世駒形稚児2人が

祭の無事を祈願しに訪れるんですよ


綾戸國中神社

久世駒形稚児は綾戸國中神社の氏子から

神幸祭(17日)と還幸祭(24日)の

それぞれを担当する為に2人選ばれます。


久世駒形稚児の

『駒形』と言うのは

馬の頭をかたどった木彫りの彫刻を

首からかける事にちなんでいます。

※この駒形が神様の依り代となります。


久世駒形稚児と駒形

こちらは神幸祭の時の久世駒形稚児です。ちょうど胸の辺りにあるのが駒形なんですよ。

※詳しくは、祇園祭 2012 神幸祭(八坂神社・御旅所)の記事をご覧ください。


何故、綾戸國中神社から八坂神社へと

稚児が来るのかと言いますと

両神社とも祭神には

素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀っているからなんです

※素盞嗚命は日本神話に登場する神様の1人で、天上界(高天原)から、葦原中津国(あしはらのなかつくに・日本の国土の事)に降り立った神と言われています。彼は、出雲地方に残されている出雲神話にも登場し、ヤマタノオロチを退治するお話などが残されています。詳しくは貴船祭 2012(貴船神社)の記事をご覧ください。


綾戸國中神社に祀られているのは

『荒御魂(あらみたま・荒々しい勇猛な魂)』で

八坂神社に祀られているのは

『和御魂(にぎみたま・穏やかな心を持つ魂)』と言います。

※荒御魂や和御魂は神様の霊魂の種類の1つです。詳しくは、祇園祭 2011 社参の儀・久世稚児(八坂神社)の記事をご覧ください。


2つの魂が合わさる事で

素戔嗚尊がひとつになり

神幸祭と還幸祭で

四条一帯を巡行出来るようになるんですね

※つまり祇園祭は綾戸國中神社の祭でもあるというわけです。


ちなみに素盞嗚命を乗せた神輿は


中御座

『中御座(なかござ)』と言い

久世駒形稚児が先導をするんですよ


神輿に乗った荒御魂と

駒形に宿った和御魂が1つになるという事なんですね。


それでは早速、レポートしていきましょう

本殿

12時頃、綾戸國中神社では本殿で

久世駒形稚児社参前の儀』が執り行われます。


八坂神社へ社参するまでの道中を

祈願する神事です。


修祓(しゅばつ・お祓い)や

祝詞(のりと・宣言)の奏上が行われた後

久世駒形稚児社参前の儀

久世駒形稚児の頭上で鈴を鳴らします。


鈴でお祓いをするというわけなんですね


久世駒形稚児・玉串奉奠

30分程で神事が終わると

関係者は八坂神社へと移動します。


雨が降ったり止んだりという

不安定な天候だったのにも関わらず

八坂神社には久世駒形稚児の社参を心待ちにしている方が

たくさんいましたよ


14時頃になると

八坂神社の南楼門(正門)から

2人の久世駒形稚児

久世駒形稚児2人が

社参にやって来ました


舞殿の横で身を清めると本殿へ入り

神事が行われます。


ここで神幸祭と還幸祭で

神役の奉仕をする宣状を受けます


30分程して神事が終わると

本殿前に関係者が並んで

記念撮影

記念撮影が行われていましたよ


本殿から南楼門へと向かいます


その後、南楼門から出て左側にある

中村楼(なかむらろう・茶屋)で

お茶席が設けられ稚児餅を食べるそうです。



久世駒形稚児社参の様子は動画でご覧ください。


次に久世駒形稚児が

八坂神社境内へとやってくるのは

神幸祭の日なんですね。


この時の久世駒形稚児は

首から駒形を下げ

神の化身となっているので

馬上のまま境内へと入ってくる事が出来るんですよ

気になった方は見に行かれてはいかがでしょうか


そんな久世駒形稚児社参の行われた

綾戸國中神社八坂神社の場所はコチラ↓


より大きな地図で 久世駒形稚児社参 を表示

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