メモ2023-04-29
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妙満寺の躑躅(ツツジ)

今回は京都市左京区(さきょうく)の

岩倉幡枝町(いわくらはたえだちょう)にある

妙満寺(みょうまんじ)ツツジをご紹介します。


妙満寺


妙満寺は顕本法華宗(けんぽんほっけしゅう)の

総本山で、山号は妙塔山(みょうとうざん)といいます。


もともとは寺町二条にあったのですが

1968年(昭和43年)に都会の喧騒から離れるために

岩倉の地に移転したんですね


雪月花三名園の1つ「雪の庭」や

安珍(あんちん)・清姫(きよひめ)の伝説の

紀州道成寺の鐘」でも良く知られるお寺なんですよ


雪の庭

雪の庭


そんな妙満寺は、ツツジの名所として知られていて

現在ツツジが見頃を迎えているんですね~


普段は5月上旬から5月中旬が

見頃の時期なんですけれど、今年は少し早いようでした。


妙満寺の山門周りをつつじ園として

参道や駐車場を含め、約3,000株の白、ピンク、赤色など

色とりどりのツツジが植えられています


妙満寺のつつじ園

つつじ園


とっても華やかで美しいですよね


ツツジは樹齢800年を超えるものもあるそうで

古くから日本人に愛されてきた花なんです。

和歌にも枕詞として登場し、多くの歌人に詠まれてきました。


例えば、飛鳥時代の歌人、柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)の歌には

青山を 振り返れば つつじ花 にほへる娘子、桜花 栄える娘子

という有名な一節があります

この歌は、わが国最古の歌集である万葉集に収められています。


訳すと、草木が茂る山を振り返るとツツジが咲いている。

ツツジのように美しいあなた。桜のように女盛りのあなた。

という感じになります。


妙満寺の信行道場のツツジ

信行道場のツツジ


ちなみにツツジは、漢字では「躑躅」と書きます。

これは「躑躅(てきちょく)」という言葉に

由来しているそうなんですね


躑躅とは、足踏みをする、躊躇するといった意味で

その語源は、羊がツツジを食べた際に足踏みをして

死んでしまったというものです。

ツツジの種に毒があるみたいです


現在、妙満寺は特別公開中です。

公開期間は4月22日から2週間程度となっていますので

ご興味のある方はお早めにどうぞ


ということで、今回はツツジが見頃の

妙満寺をご紹介しました。場所はコチラ↓



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