2013-03-02 | |
テーマ:祭り・イベント |
関連:上賀茂神社 / 賀茂競馬 2010(上賀茂神社) / 上賀茂神社 その2 / 上賀茂神社 その3 / 賀茂競馬(上賀茂神社) / 武射神事 2012(上賀茂神社) / 燃灯祭(上賀茂神社) / 幸在祭(上賀茂神社) / 土解祭(上賀茂神社) / 賀茂曲水宴(上賀茂神社) / 賀茂競馬足汰式(上賀茂神社) / 斎王代以下女人列御禊の儀(上賀茂神社) / 御田植祭(上賀茂神社) / 夏越の大祓(上賀茂神社) / 賀茂の水まつり(上賀茂神社・新宮神社) / 烏相撲内取式(上賀茂神社) / 烏相撲(上賀茂神社) / 鎧着初式(上賀茂神社) / 御棚会神事(上賀茂神社) / 武射神事(上賀茂神社) / 紀元祭(上賀茂神社) / 摂末社春祭(上賀茂神社) / 白馬奏覧神事(上賀茂神社) / |
雛流し(上賀茂神社)
こんにちは京子です。
今回ご紹介するのは
3月2日に上賀茂神社で行われました
雛流し(ひなながし)です
※3月3日が日曜日であれば前日の土曜日に行われます。
境内の何処で行われるのかと言いますと・・・
『渉渓園(しょうけいえん)』です。
平安京の雅な宴を再現した
『賀茂曲水宴(かもきょくすいのえん)』で
使われる場所でもあるんですよ~
※賀茂曲水宴について詳しくは、賀茂曲水宴 2012(上賀茂神社)の記事をご覧ください。
庭園は苔に覆われ
小川が流れる
と~っても雅な雰囲気の場所なんです
そんな渉渓園で行われる雛流しは
無病息災や交通安全を祈願して
流し雛を流す祭です
元々は上巳(じょうみ・じょうし)の日(3月最初の巳の日)に中国で行われていた
川に入って身を清めて穢れを祓っていた風習が起源です。
平安時代、遣唐使により日本へ伝えられると
古くから日本にあった厄祓いと結びつき
天皇のお祓いをする様になりました。
人形(ひとがた・人の形をした紙)に自分の罪や穢れを移して 川に流してお祓いをしていたみたいです
これが宮中で行われていた『ひいな遊び(人形遊び)』と融合して
雛流しとなり庶民にまで広まったといわれています。
ちなみに遣唐使から伝わった事は他にもあって
『曲水の宴』もそうです
※曲水の宴について詳しくは、曲水の宴 2011(城南宮)、曲水の宴 2012(城南宮)の記事をご覧ください。
来年の春から小学1年生となる園児達(上賀茂幼稚園・上賀茂保育園)の安全を祈願したいという事で
実現した祭なんです。
※今年で8回目となります。
上賀茂神社では、この桟俵(さんだわら)と呼ばれる藁で編まれた物も流すんですよ。
それでは神事の様子をレポートしていきますね
14時頃、土舎(つちのや)でお祓いを済ませると
本殿へと移動し神事が行われます。
30分後、渉渓園へ移動すると
警察の方により交通安全の講習が開かれます。
子供達は信号機の色についてお勉強をしたり
『うれしいひな祭り』の歌を歌ったりして
楽しんでいましたよ
その後、いよいよ雛流しが始まります
まずは2人の巫女さんがお手本で
流し雛を流します。
※流し雛には、願い事が書かれていました。
続いて30人程の園児達が
2組ずつ流し雛を流します。
最後に巫女さんらが桟俵を流し
1時間程で神事は終了しました。
子供達は流れてくる流し雛を追っかけたり
眺めたりして楽しそうにはしゃいでいましたよ
雛流しの様子は動画でご覧ください。
大きな地図で見る
最寄の交通案内
雑談掲示板 新着