2011-01-26 | |
テーマ:神社 |
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上賀茂神社 その3
こんにちは京子です
昨日に引き続き、上賀茂神社をご紹介したいと思います
さて、上賀茂神社の境内を流れ・・・
こちらの見事な橋は、玉橋(たまばし)です。
迫力ある反りっ
普段はロープが張ってあり、通る事は出来ません。
神事の時にのみ、神官が使うそうですよ
橋の向こうに見えるのは、竜宮城を彷彿とさせる「楼門」です。
(・∀・)ノ朱塗りの伽藍がとっても綺麗ですね~っ!
この楼門をくぐり抜け
ここから更に奥に
本殿と権殿(ごんでん)があるんですね、どちらも国宝です
「本殿」が非常の場合や、立て替える時など、神様を「権殿」に移すそうで調度品まで本殿に準じて作られているという事です。
奈良(楢)の小川は
御物忌川(おものいがわ)と、明神川(みょうじんがわ)の2本が合流するんですね。
その合流する手前であり、「御物忌川」沿いに建っているのがコチラっ。
縁結びのご利益がある片岡社(かたおかのやしろ)と呼ばれる、上賀茂神社の摂社です
あの紫式部も何度もお参りに来た
という・・・この片岡社。
※現在は改装中との事で概観はシートで覆われていました。
紫式部がお参りに来ていた事は
「新古今和歌集」にも、その参拝の様子が歌として残されているんですけど
・・・でも、どうして、縁結びなのか
その理由は・・・
この片岡社は日本神話に出てくる神である
玉依姫命(たまよりひめのみこと)を祀ったものなんです。
ある日、奈良(楢)の小川から流れてきた1本の矢「丹塗矢」を玉依姫は手にしたら
なんとびっくり
賀茂別雷命を授かった!と言われている事から古くから縁結びや、子宝の神様として信仰されているというワケです。
※上賀茂神社の祭神が賀茂別雷命(かもわけいかずちじんじゃ)になります。
立て砂の奥にあったのが丹塗矢ではないでしょうか?
って事で
(・∀・)ノ縁結びのご利益があると聞いて、京子もばっちりお参りしておきました~★
そして、こちらが片岡社に沢山掛けられてあった
絵馬ですっ
これ、形をよーく見てみると・・・
ハート
いえいえ、これは双葉葵をかたどったものだそうです。
双葉葵は、賀茂神社(つまり上賀茂神社、下鴨神社)の神紋ですよね。
それをかたどった絵馬なんですよね~、独特の形がとってもキュート♪
片岡社の先には紫式部の和歌の歌碑もありますよっ。
「ほととぎす声まつほどは片岡のもりのしずくに立ちやぬれまし」と書かれているんですね
ホトトギスは将来の結婚相手って意味だそうで
ホトトギスの声を待つ間ぐらいは片岡の森の雫に濡れていましょう
・・・と直訳する事が出来ると思います。
実際、紫式部はこの片岡社に何度も参拝していたらしく、この和歌のように紫式部が雫に濡れて待っているという事ではなく声がかかるその日まで何度でも参拝をするという気持ちの表れではないでしょうか
つまり乙女心ですね~っ。
では、今度は楼門前で御物忌川と、明神川が合流し出来る
奈良(楢)の小川を中心にいっていましょーっ。
こちらは岩上(がんじょう)です。
京都三大祭のひとつ、賀茂神社のお祭りである「葵祭」。この時、宮司がこの岩の上に座り神が宿を宮司に宿し、宮司の体を通して神の意思(返祝詞・かえりのりと)を告げるんですね。
そして、どんどん奈良(楢)の小川を下流に沿って歩くと・・丁度、「一の鳥居」の方向(つまり出口付近)へと進む事になるんですね
そして、その奈良(楢)の小川の先には
渉渓園(しょうけいえん)と呼ばれるエリアがあります
ここで毎年4月に行われる祭事が「賀茂曲水の宴」なんですよね。
平安時代の貴族衣装を身にまとった姿で、川に杯を流しながら和歌を詠む宴です。なんとも貴族の遊びって感じがしますよね~。
※同様の祭りは城南宮でも行われていますよ~。
渉渓園すぐ側には、北神饌所(きたしんせんじょ)と呼ばれる社殿もあります。
ここで、その昔、食事などを作っていたそうです。
他にも能舞台として、今でも利用されているそうです。
こちらは校倉(あぜくら)です。倉庫に使われているようですね♪
さて、上賀茂神社を出た奈良(楢)の小川ですけど
こう呼ばれているのは境内だけで、外へ出るとまたまた明神川と名前が戻ります。
そして、この明神川沿いに立つのが
「社家(しゃか)」です。
神官たちが以前住んでいた家々です
代々特定神社の神職を世襲してきた家々が並んでいるんですね~。
ちなみに、ここの出身なのが
北大路魯山人(きたおおじ ろさんじん)という人で
神職には就けなかったそうなんですけど、晩年まで、画家・陶芸家・書道家・料理家・美食家などの様々な顔を持っていた人で
なんと、あの・・・
「美味しんぼ」に出てくる「海原雄山」のモデルにもなったそうですよ~
そんな上賀茂神社の場所はコチラ↓
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