![]() | 2012-03-03 |
テーマ:祭り・イベント |
京の流しびな(下鴨神社)
こんにちは京子です
本日は3月3日は『ひな祭り』ですよね♪
京都でも様々なイベントがありますけれど
今回ご紹介するのは
世界遺産・下鴨神社で行われた・・・
『京の流しびな』です!
朝の9時に下鴨神社に到着した京子。
まず早速ゲットしたのは
桟俵(さんだわら)に乗った『ひな人形』です
『京の流しびな』では、桟俵のひな人形を川に流すんですね♪
え?ひな人形を川に流す?
飾るんじゃなくて?
と思われる方もいらっしゃるでしょうけれど
これは平安時代から続く
ひな祭りの原点とも言えるものなのです。
当時、貴族の女性や子供たちの間で行われていたのが
『ひなあそび(人形を使った遊び)』です。
厄払いの一種であり
ひな人形に、自身の1年の汚れや穢れを移し川に流しました。
※特に女の子の災厄を払うために行われていたようです。
現在伝わる『ひな祭り』とは
こうした『ひなあそび』の風習と
『桃(上巳・じょうし)の節句』が結びついたものです
人形を飾ったひな祭りへと発展したのは
江戸時代になってからと言われています。
橋殿(はしどの)には7段飾りの雛壇も飾られていましたよ♪
という事で、下鴨神社では毎年
古来の風習に基づいた『京の流しびな』が
行われているんですね~
そして、こちらが本日の舞台となる
『御手洗社(みたらししゃ)』です。
この前には『みたらし川(池)』が流れています。
今回は、この川を使って『流しびな』が行われます。
ちなみに、下鴨神社の梅(光琳の梅の木)も綺麗に咲いていました。今が見ごろです♪
11時から祭典が始まります!
まずは、お祓いなどを済ませた後
宮司さんの祝詞(のりと)が行われます。
そして、次にいよいよ登場するのが
本日の主役である
束帯姿のお内裏様と、十二単に身を包んだお雛様です。
2人、仲むつまじく一緒にひな人形を流します。
流すと同時にたくさんのシャッターがきられました。
以後、宮川町の舞妓さんや子供達など
招待された方々が順に川へとひな人形を流します。
その中には
京都タワーのマスコットキャラクター『たわわちゃん』の
姿もありましたよ~
上手に流していましたね
そして最後に
園児たちによる『うれしいひなまつり』の合唱が行われ
無事終了
この後12時より、参拝者も自由にみたらし川で
流しびなを行う事が出来ます。
みたらし川に浮かぶ桟俵に乗ったひな人形。本来、今年購入した桟俵は一年間、家で飾ったのち流すそうです。
という事で平安時代から続く『流しびな』が行われた
下鴨神社の場所はコチラ↓
![]() | 2012-03-03 |
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ひいなまつり(市比賣神社)
こんにちは京子です
さて、本日3月3日は『ひな祭り』です。
京都では様々なイベントが行われていますけれど
今回、ご紹介するのは
市比賣神社のイベントである・・・
(・∀・)ノひいなまつりです♪
最大の見所はなんと言っても
実際に人間が平安装束に身を包み再現される
豪華な『ひと雛(びな)』です
今回は市比賣神社のすぐ近く(徒歩2分)の距離にある
『ひとまち交流館』で行われたレポートをお届けします。
さて、昼の1時に
ひとまち交流館へ向かった京子。
この会館を使って、『ひと雛』以外にも
楽しめるものが、たくさんなんです~っ。
まずは、昔のゲームが体験出来るコーナー♪
『投扇興(とうせんきょう)』
江戸時代のお茶屋遊びです。今で言うダーツ?でしょうか。
距離にして1メートル程先の的である『蝶』目掛けて扇子を飛ばし落とします
蝶を倒した型によって点数が決まるんですね。型の名前は源氏物語のタイトルが使われていました。
ちなみに『蝶』の乗ってる台座に扇子を当ててしまうとマイナスになる、ちょっぴり厳しいゲームです。
これが以外と難しくて
京子もやってみましたが
・・・4投してひとつもあたりませんでした(泣)
そして、次にご紹介するのは
『双六(すごろく)』です。
現在放送中の「平清盛」でも度々登場しますよね。
平安時代、庶民の間でも流行ったゲームです
白と黒の駒に分かれて戦います。
筒の中にサイコロを2つ入れ振って出た数だけ駒を進めるんですね。
全部を相手の陣地に送れば勝ちというようなルールでした。
『貝合わせ』
これも平安時代から伝わる遊びで、今で言う神経衰弱でしょうか。
2つの貝殻を併せ、形がぴったりと合えば正解。
左右の固まりから1つずつ取り、当てるんですね。
貝の裏側には、イラストが書かれています。対のものは絵が一緒になっています。
この他にも『ひな茶(抹茶・和菓子)』の接待もあり
ひと雛が始まる前から存分に楽しめるイベントです
茶碗にもお内裏様とお雛様のイラストが描かれていました。
そして、いよいよお昼2時から
『ひと雛』の始まりですっ。
まずは、今回の主役でもあるお内裏様とお雛様の
着物の着付け実演からスタート♪
着物一枚一枚に対して、細かい解説なども加わり
とても勉強になります。お内裏様が着ているのは
正装着である束帯(そくたい)と呼ばれるものです。
そして、次は女性です。
ちなみに十二単衣の重さは約20キロ!!
女性は特に着る枚数が多いので
時間も30分ほどかかっていましたよ~
入場の際に頂いた『桃挿華簪守り(ももかざしまもり)』です。古来より桃は邪気を払う霊樹とされていました。
こうして、約1時間におよぶ着付けが終わり
お内裏様とお雛様はステージの右手に組まれた
雛壇に上がられます
そして、三人官女と五人囃子が入場し
豪華な人間による雛壇の完成します★
この後、『天児ノ儀(あまがつ)』が行われます
ひな祭りの起源は
平安時代、ひな人形に自身の1年の汚れや穢れを移し川に流した
事が始まりと言われています。
天児ノ儀では、人型に組まれた『天児』と呼ばれる人形に
息を吹きかけて
穢れを移し災いを祓います。。
この後、五人囃子の雅楽演奏に併せ
三人官女による「官女の舞」が奉納され無事終了。
こうして見事な人間ひな壇を見る事が出来ました♪
ちなみに、お気付きの方もいらしゃると思いますけど
京都の雛壇は
・お内裏様(男雛)が向かって右手
・お雛様(女雛)が向かって左手
と、いうように逆の並びになっています。
これは明治期まで
地位の高い人が左側(つまり向かって右手)に立つのが一般的であった為です。
※現在は西洋式に乗っ取り、地位の高い人が右側(向かって左手)に立ちます。
こういった理由から、京都では古式に習い
向かって右手に男雛を配置しているというワケです
古都ならではですよね~♪
その後、市比賣神社にも立ち寄りましたけれど
境内は女性の方が9割っ。
ちなみに、市比賣神社は
祭神(五神)が全て女性の神様である事から
女性の守り神として「女人厄除」などのご利益がある事で有名です。
※市比賣神社について詳しくは『市比賣神社』の記事をご覧下さい。
境内には
桃の木や、双六、小倉百人一首などと一緒に
素敵な雛壇が展示されていましたよ。
ちなみに、手前にあるのが天児人形(あまがつにんぎょう)ですね
先ほども説明した通り、自身の1年の汚れや穢れを移す為の人形です。
市比賣神社では、参拝者も天児祓いをする事が可能です。
人型の紙に氏名を記入し、願い事を書きます。
そして、天児と紙の人型に息を吹きかけます
最後に紙の人型を木箱に納め
天児を戻し一礼すればOK。
もちろん、京子もバッチリしちゃいました
という事で、京都の『ひな祭り』を堪能した
京子でした~!!
市比賣神社の場所はコチラ↓
ひとまち交流館の場所はコチラ↓
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