今回は京都検定の過去問をお送りします。
気軽にチャレンジしてみてくださいね
では早速1問目!
【問題】
仁和寺(にんなじ)から龍安寺(りょうあんじ)、衣笠山(きぬがさやま)に沿って金閣寺へ続く道は、いわゆる観光道路として人気が高く、( )と呼ばれる。
ア.半木の道(なからぎのみち)
イ.きぬかけの路(きぬかけのみち)
ウ.千代の古道(ちよのこどう)
エ.さわらびの道(さわらびのみち)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.きぬかけの路
きぬかけの路は1963年に開通した
長さ約2.5キロの路です。
※正式名称は『市道衣笠宇多野線(しどうきぬがさうたのせん)』と言います。
別名、『観光道路』とも呼ばれていましたが
1991年に公募した中から
現在の名称に決まったそうです
ちなみに『きぬかけ』という
名前の由来になった衣笠山は
宇多天皇(うだてんのう・第59代天皇)が
夏に雪を見たいと言い出した時
山一面に白い布を被せて
雪景色のように見せた事にちなんでいるんですよ。
きぬかけの路は
衣笠山(京都市北西)の麓にあり
付近には
※詳しくは、金閣寺(鹿苑寺)の記事をご覧下さい。
※詳しくは、龍安寺 その1、龍安寺 その2の記事をご覧下さい。
※詳しくは、等持院の記事をご覧下さい。
※詳しくは、仁和寺 その1、仁和寺 その2の記事をご覧下さい。
など多くの観光スポットがあります。
続きまして2問目です。
【問題】
上賀茂神社の名物菓子で、つぶあんを餅で包んで、両面を香ばしく焼いたものを( )という。
ア.長五郎餅(ちょうごろうもち)
イ.鳩餅(はともち)
ウ.やきもち(やきもち)
エ.鎌餅鎌餅(かまもち)
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.やきもち
上賀茂神社は賀茂氏の氏神である
『賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)』を祀り
世界遺産として有名な神社ですよね。
※上賀茂神社について詳しくは、上賀茂神社 その1、上賀茂神社 その2、上賀茂神社 その3の記事をご覧ください。
やきもちは正式名称を
『葵餅』と言い
上賀茂神社の神紋である
双葉葵(ふたばあおい)にちなんでいるんですよ
上賀茂神社のすぐ近くにある
『神馬堂(じんばどう・1872年創業)』では
やきもち(一種類)のみを取り扱っていて
門前の名店として知られています。
※詳しくは、神馬堂の記事をご覧ください。
続いて3問目にいってみましょう。
【問題】
下鴨神社本殿の建築様式は、( )である。
ア.春日造(かすがづくり)
イ.祇園造(ぎおんづくり)
ウ.権現造(ごんげんづくり)
エ.流造(ながれづくり)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.流造
流造は
屋根を横から見た時に
片方(正面部分)だけが
長く伸びている造りの事を言います
下鴨神社だけでなく
全国の神社で最も多い
建築様式と言われ
宇治上神社の流造は
現存する最古の神社建築と言われています。
※詳しくは、宇治上神社の記事をご覧ください。
ちなみに下鴨神社は
京都3大祭である
『葵祭(あおいまつり)』を行う神社として
知られていますよね
※下鴨神社について詳しくは、下鴨神社 その2、下鴨神社 その3の記事をご覧ください。葵祭について詳しくは、葵祭 2012(上賀茂神社・下鴨神社)の記事をご覧下さい。
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので選択肢ではありません!
ズバリでお答え下さい。
【問題】
室町時代初期、物まね主体の能を歌舞主体の幽玄能(ゆうげんのう)へと洗練させ、能楽の理論書『風姿花伝(ふうしかでん)』を著したのは誰か。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
世阿弥(ぜあみ)
世阿弥は室町時代初期に活躍した
猿楽師(さるがくし)です。
※猿楽とは能の元となった芸能です。
父である観阿弥(かんあみ)と共に
能の祖と言われ
現在も観世流(かんぜりゅう・能の流派の1つ)の方により
受け継がれています
彼が父と共に新熊野神社(いまくまのじんじゃ)で披露した猿楽を
足利義満(あしかがよしみつ・室町幕府第3代将軍)はとても気に入り
幕府の庇護を受けたと言われています。
風姿花伝は全7編ある理論書で
観阿弥の教えなどが記されているそうですよ
※ちなみに幽玄能とは、美しい少年が舞台に出てくるような優美な能の事です。
という事で本日も4問出題させて頂きました。
皆さんは何問正解されましたか?