2010-04-13 | |
テーマ:お寺 |
関連:仁和寺の御室桜(オムロザクラ) / 土砂加持法要(仁和寺) / |
仁和寺
今回ご紹介するのは
世界遺産にも登録されている
仁和寺(にんなじ)です。
仁和寺は、886年(仁和2年)に
光孝天皇(こうこうてんのう:第58代天皇)が
西山御願寺(にしやまごがんじ)というお寺を建てようと
発願したことに始まります
けれど翌年には、その光孝天皇が
崩御(ほうぎょ)してしまうんですね
このままではいけないということで
息子の宇多天皇(うだてんのう:第59代天皇)が
志を継いで888年(仁和4年)に完成させました
お寺の名前は、宇多天皇が命名したそうで
この時代の年号である「仁和」から取られました
仁和寺は、宇多天皇が天皇の座を
譲位(じょうい)して出家した際に
仁和寺の一角に「御室」を作って住んだことから
「御室御所(おむろごしょ)」とも呼ばれています。
※室とは宿坊を意味するそうです。
その後、宇多天皇は30年余りの間
修行に励まれたそうですよ。
ちなみに天皇が出家すると法皇となるんですが
日本で一番最初の法皇は、宇多天皇です
こちらは二王門(におうもん)です。
二王門の「二王」というのは
門の左右に鎮座している
2体の金剛力士像の事を指しているんですね。
二王門をくぐると仁和寺御殿へと入る事が出来ます
御殿は、幾つかのお堂があり
それぞれが渡り廊下で繋がれています。
そのお堂のひとつである、宸殿(しんでん)です。
もともとは御所からの移築された建物だったようですけれど
焼失し、現在は大正時代に建てられたものです。
こちらは、白書院(しろしょいん)です。
目の前には、白砂が敷き詰められた南庭(だんてい)が広がり
左近の桜、右近の橘が植えられています。
写真に写っているのは右近の橘ですね。
南庭の向こう側には勅使門が建っていました。
霊明殿(れいめいでん)です。
高さ、11センチの小さな薬師如来坐像を見る事が出来ます。
こちらは、もうひとつのお庭の北庭です。
向こう側には、五重塔が見えますね
では、そっち側へ行ってみましょう~。
御殿を出て、参道を奥へと進み中門をくぐります
門をくぐると左手には、約200本の
御室桜(おむろざくら)が広がっていました
御室桜は、高さが2~3メートル程と低くて
ちょうど人間の頭の高さくらいに
綺麗な花を咲かせています
こちらは観音堂です。
内部は通常非公開となっています。
中には千手観音菩薩などが安置されているそうです。
そして、参道を挟んで反対側には
重要文化財に指定されている五重塔があります。
各層の屋根の大きさが一緒なんだそうです
高さは、東寺の五重塔より低く、約36メートル。
経堂(きょうぞう)です。
経堂とは経典などを所蔵する建物です。
五重塔よりさらに奥に進むと
国宝に登録されている金堂(こんどう)があります。
ご本尊である阿弥陀三尊像が安置されています。
建物は御所にあった紫宸殿(ししんでん)を
移築したものだそうですよ
ということで、今回は
世界遺産仁和寺をご紹介しました
仁和寺の場所はコチラ↓
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