2012-06-12 | |
テーマ:花 |
関連:龍安寺 / |
龍安寺の睡蓮
こんにちは京子です!
今回ご紹介するのは
現在、睡蓮(すいれん)が見ごろの・・・
龍安寺(りょうあんじ)です!
世界遺産である龍安寺は
応仁の乱で有名な武将『細川勝元(ほそかわかつもと)』が
創建した寺院として知られています。
応仁の乱は
室町幕府次期将軍の後継者問題がきっかけになった乱ですよね。
※応仁の乱について詳しくは銀閣寺(慈照寺)で解説していますのでそちらをご覧下さい。
広大な敷地を持つ寺院で
およそ15万坪(東京ドーム10個分)50万平方メートルあります。
世界遺産に指定されている事もあり
修学旅行生や外国人の方も多く見かけます。
境内に入ると、まず目に飛び込んでくるのが
『鏡容池(きょうようち)』です
池の水面には睡蓮が綺麗な咲を咲かせています♪
睡蓮は日が昇り始めると花を咲かせ
午後になると徐々に花を閉じる事から
『睡眠をとる、蓮(はす)に似た花』と言われ
睡蓮の語源にもなっています。
是非、午前中に見に行かれる事をオススメします
睡蓮と蓮は咲く時期もほぼ同じで区別がつきにくく
混同される方もいると思いますが
睡蓮は水面近くに花を付け
円形の葉に切り込みが入っているのが特徴です。
夏の間、長く楽しめるお花なので
タイミングが合えば足を運んでみてはいかがでしょうか?
池に浮かぶ弁天島に建つ『大弁財尊天』です。
では堂内もご紹介します。
中国の漢詩が書かれた屏風です。龍安寺門前に暮らした
大正~昭和にかけての漢学者『寺西乾山』という方の筆によるものだそうです。
方丈へと向かう廊下に立てられています
そして龍安寺と言えば一番有名なのが
こちらの枯山水庭園です。
別名『七・五・三の庭』と言われ
苔の上には
合計15個の大小様々な石が並べられています
一見、無造作に配置されているように見えますが
この庭は「不完全さ」を表現していると言われ
どの角度から見ても15個全ての石を見る事は
不可能な配置になっているんですね。
15という数字は完全を表す(十五夜)数と言われ
それが1つ足りない事から
『七・五・三の庭』は不完全さを表現しているんですね
ちなみに7・5・3に分けられたのは
陰陽道において奇数は陽の数として
好まれた事が理由にあるそうです。
9は『苦』に由来しますが
1・3・5・7は
割り切れない縁起の良い数字として
今でも好まれていますよね
こちらは
家康の孫であり、水戸黄門で知られる『水戸光圀』寄進の
つくばい(茶室に入る前に手や口を洗う為の水を張っておく石)です。
中央部分を漢字の「口」に見立てて
その四方に散らばる漢字を組み合わせると
『吾唯知足(ワレタダタルヲシル)』と読む事が出来ます
これは
私は何事にも満足し不満の気持ちを抱かない
という意味なんだそうです
先ほどご紹介した『七・五・三の庭』の石に対して
「一度に14個しか見る事が出来ない事を不満に思わず
満足する事が大事だ」
という戒めの意味もあると
一説では言われているようです
納骨堂の近くにはパゴダ(仏塔)が建っていました
これは第二次世界大戦において
ビルマ戦線で亡くなった方を慰霊する為に
昭和45年に建てられそうです。
という事で
今回は現在『睡蓮』が見ごろの龍安寺を紹介させて
頂きました
場所はコチラ↓
最寄の交通案内
雑談掲示板 新着