メモ2016-03-04
テーマ:カフェ・スイーツ

亀屋重久(衣笠)

今回ご紹介するのは

京都市右京区にある

亀屋重久(かめやしげひさ)の代表銘菓


衣笠(きぬがさ)


衣笠(きぬがさ)です!


亀屋重久は、妙心寺
(みょうしんじ)の北門前にある
創業1802年(享和2年)の200年以上続く
京都の老舗和菓子屋です


亀屋重久(かめやしげひさ)

亀屋重久(かめやしげひさ)


古くから仁和寺(にんなじ)や

妙心寺の塔頭寺院、神護寺(じんごじ)等の

御用達なんだそうですよ


亀屋重久の暖簾

亀屋重久の暖簾


今回は、亀屋重久の代表銘菓である

衣笠をご紹介したいと思います


衣笠は、かつて宇多天皇
(うだてんのう:第59代天皇)が
真夏に雪景色が見たいと仰せになられた際に
山に白絹をうち掛けて
雪山に見立てたという故事にちなみ
作られたという和菓子なんですね


店内の様子

店内の様子


ちなみにその時、白絹を掛けられた山は

絹かけ山や衣笠山(きぬがさやま)と呼ばれ

現在でも地名として残っています


衣笠の外側は、落雁(らくがん)といって
蒸して乾燥させた米の粉に
砂糖や水飴を加えて練り
ホイロで乾燥させたものです


衣笠の入った箱

衣笠の入った箱


そして、衣笠の内側は

小豆のこし餡が使われています


衣笠の見た目は
白と緑の2色からなるんですけれど
これは白が雪、緑が松を
表しているというんですね~♪
なんとも見た目が美しい和菓子です


4つ入りの衣笠

4つ入りの衣笠


そんな衣笠は、1928年(昭和3年)

昭和天皇(しょうわてんのう:第124代天皇)の

御大典(ごたいてん)の際に

献上されたお菓子でもあるそうです

※御大典とは、天皇の即位の礼(そくいのれい)と、その後に行う初めての新嘗祭(にいなめさい)である大嘗祭(だいじょうさい)の一連の儀式の事。御大礼(ごたいれい)とも。


また、1999年(平成11年)には

今上天皇皇后両陛下が仁和寺

行幸啓(ぎょうこうけい)の際

衣笠を茶菓として

お召し上がりになったそうですよ

※行幸啓とは、天皇皇后両陛下が、お出ましになる事。


衣笠

衣笠


その衣笠を実際に食べてみると・・・


まず一口

外側の落雁がザラッ、ふわっと

口いっぱいに広がるんですね


思ったよりも外側が厚めなんですけれど
上品な甘さが飽きさせないんです!


そして真ん中から顔を出した小豆のこし餡は

とってもなめらかな食感で、これまた上品!

外側とのバランスが上手く取れていて

とってもおいしかったですよ~


という事で今回は亀屋重久の

代表銘菓である衣笠をご紹介しました


妙心寺北門前にある和菓子屋さんですので

お近くに来られた際には是非

お立ち寄り下さいね~


亀屋重久の場所はコチラ↓



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