2013-09-10 | |
テーマ:その他 |
関連:京のお菓子 その2 / 京のお菓子 その3 / 京のお菓子 その4 / 京のお菓子 その5 / 京のお菓子 その6 / 京のお菓子 その7 / 京のお菓子 その8 / 京のお菓子 その9 / |
京のお菓子 その1
今回ご紹介するのは・・・
京のお菓子です!
京都発祥のもので、宮中や神社仏閣ゆかりの
歴史あるお菓子をご紹介したいと思いますっ
ちなみに、現在でも食べる事の出来るものばかりですので
近くに行かれた際は、是非チェックしてみて下さいね
では早速いってみましょう!
・あぶり餅
どうですか、このとろっとした美味しそうな、お餅っ!
これは今宮神社の門前で売られている『あぶり餅』です
きな粉をまぶした、親指の大きさくらいのお餅を
竹串に差して、炭火で焼き上げたもので
白味噌のタレがかかっているのがポイントのお餅なんですよ
そして『あぶり餅』の名店と言われているのが
今宮神社の門前に道を隔てて建っている
『一和(いちわ)』と『かざりや』です。
どちらも老舗で、大変人気のお店なんですよ~。
※掲載している写真は『かざりや』のあぶり餅です。
ちなみに、地元の皆さんは
あぶり餅を食べ、無病息災を祈願するのが習わしのようです。
※あぶり餅に関しては今宮神社の記事を、やすらい祭に関してはやすらい祭 2012(今宮神社)の記事をご覧下さい。
・みたらし団子
あの甘い醤油ダレと香ばしい匂いがたまらない
『みたらし団子』の発祥は・・・なんと
下鴨神社だと言われているんです!
こちらが、その語源となった下鴨神社境内にある
『御手洗池(みたらしいけ)』です。
※御手洗池は穢れを祓う神聖な水として考えられています。
この池には、伝承があり
後醍醐天皇(ごだいごてんのう・第96代天皇)が
御手洗池の水をすくうと、最初に泡が1つ浮き上がり
続いて4つの泡が浮き上がった事があったそうです
『みたらし団子』はこの不思議な泡を
団子に見立てたものなんですね。
なので写真の通り、1個だけ他のと離れて刺してあるんです。
※この他にも諸説として、この団子の並びは『人の体を現している』と言われています。1つだけ離してあるのは『頭』を表現しているそうですよ。
その後、下鴨神社で行われる
『みたらし祭(御手洗池に足を付けて穢れを祓う神事)』では
氏子の人達がみたらし団子を作り
神前に供えたと言われているんですね~
※下鴨神社やみたらし団子について、詳しくは下鴨神社 その1を、みたらし祭についてはみたらし祭 2012(下鴨神社)の記事をご覧下さい。
現在でも下鴨神社そばにある
『加茂みたらし茶屋』が、伝統の味を提供しているんですよ~!
※写真もそのお店のものを使用しています。
・やきもち(葵餅)
粒餡がたっぷりと中に入った、とっても美味しい『やきもち』は
食べられていたと言われ
正式名称を『葵餅』と言います。
この事から上賀茂神社の名物お菓子として、大変有名なんですね
※葵祭については葵祭 2012(上賀茂神社・下鴨神社)の記事をご覧下さい。
今回ご紹介するやきもちは
上賀茂神社そばに店を構える『神馬堂(じんばどう)』のやきもちです。
創業は明治5年、130年以上の歴史を持つ老舗で
店内も風情があり
映画「男はつらいよ」のロケにも使われたそうです!
もちろん焼きたての美味しい
やきもちを提供してくださいますので
是非、店内で食べられる事をオススメしますっ
※やきもちについて詳しくは神馬堂の記事をご覧下さい。
・はなびら餅
京都のお正月を代表する和菓子が
こちらの『はなびら餅』です。
お餅の間にゴボウが挟まった独特の形をした和菓子で
中には、白あんに白味噌を加えた
『味噌あん(みそあん)』が入っています
今回ご紹介している『はなびら餅』は、大正6年創業の二條若狭屋(にじょうわかさや)のはなびら餅です。
はなびら餅はもともと、平安時代に宮中で食べられていた
おせち料理の1つで
新年に長寿を願う『歯固め儀式』で食されていたんですね~。
この行事は、餅の上に赤い菱餅を敷き
その上に猪肉(ししにく)や大根、鮎の塩漬け、瓜など
固いものを乗せ食べていました。
こうして、固いものを噛む事で
歯が丈夫で長生き出来るように祈願していたんですね
これが徐々に形を変えて
現在の『はなびら餅』になったと言われています。
※はなびら餅や『歯固め儀式』について詳しくは二條若狭屋の記事をご覧下さい。
という事で今回は
京のお菓子を、4つご紹介させて頂きました
場所はコチラ↓
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