2016-01-12 | |
テーマ:その他 |
関連:京のお菓子 その1 / 京のお菓子 その2 / 京のお菓子 その3 / 京のお菓子 その4 / 京のお菓子 その5 / 京のお菓子 その6 / 京のお菓子 その7 / 京のお菓子 その9 / |
京のお菓子 その8
京都発祥のもので宮中や神社仏閣ゆかりの
歴史あるお菓子をご紹介したいと思います
もちろん現在でも
食べられるものばかりですよ~
では早速いってみましょう
・夷川五色豆(えびすがわごしきまめ)
カラフルな色がとってもかわいい
こちらの夷川五色豆は
約130年以上続く老舗和菓子屋の
豆政(まめまさ)のお菓子です
豆政
初代の角田政吉が考案した
『五色砂糖掛豆』をベースに
宮中の5つの節会
『宮中五節会(きゅうちゅうごせちえ)』で
使われていた五彩色をイメージして
現在の形になったといわれているんですよ♪
そんな夷川五色豆は、大正天皇
(たいしょうてんのう:第123代天皇)の
献上菓子となった事でも知られています
※夷川五色豆について詳しくは、豆政(夷川五色豆)の記事をご覧下さい。
・御所車(ごしょぐるま)
御所車という一風変わった名前は
牛車(ぎっしゃ)の車輪を図案化した
御所車を模した押紋菓子
という事からなんですね
北野天満宮(きたのてんまんぐう)の
御用達菓子として知られる
老松(おいまつ)の代表銘菓で
白雪糕(はくせつこう)という
セイロで蒸した砂糖や水飴を混ぜたものに
丹波大納言のつぶ餡を包んだ生菓子なんですね♪
老松
ちなみに老松という名前は
北野天満宮の境内末社で
菅原道真(すがわらのみちざね)の師である
島田忠臣(しまだのただおみ)をお祀りする
老松社にちなんで名付けられたといわれています
※御所車について詳しくは、老松(御所車)の記事をご覧下さい。
・祇園豆平糖(ぎおんまめへいとう)
こちらの棒状になった琥珀色(こはくいろ)の飴は
祇園豆平糖といって
約200年続く祇園の老舗和菓子店
するがや祇園下里の名物菓子です
場所が祇園の花街という事もあって
舞妓さんや芸妓さん
そして南座に出演する役者さんに
ご好評の飴なんだそうですよ
するがや祇園下里(するがやぎおんしもさと)
ちなみにするがや祇園下里の建物も
もともとはお茶屋さんとして
利用されていたもので
約100年前の1895年(明治28年)に建てられ
1993年(平成5年)には
京都市の有形文化財に
登録されたんですね~
2階には、間口いっぱいに開かれた窓に
張り出された手すり
そして軒下から暖簾を吊るすという
当時の面影をそのまま残しています!
訪れた際には、当時の風情残る建物にも
注目してみてください♪
※祇園豆平糖について詳しくは、するがや祇園下里(祇園豆平糖)の記事をご覧下さい。
・京観世(きょうかんぜ)
本日最期にご紹介するのは
江戸時代1803年(享和3年)に創業された
『鶴屋』に始まる鶴屋吉信の代表銘菓
京観世です
鶴屋吉信(つるやよしのぶ)
その名前は、本店の近くにある
能楽で知られる観世家(かんぜけ)の屋敷内に
鎮守社として、お祀りされていた
観世稲荷社(かんぜいなりしゃ)の
『観世水(かんぜすい)』から
取られたといわれているんですね
観世井には不思議な伝承がありまして・・・
ある時、空全体が突然暗くなったかと思うと
突然に龍が現れ、なんと!その龍は
そのまま井戸の中に入ったというんですね
それ以降、どういうワケか
井戸の水面が常にゆれ動いて
波紋を描くようになったといわれています
実は、その不思議な井戸の
波紋を模した和菓子が
鶴屋吉信の京観世なんですね
外側に村雨(むらさめ)のそぼろ餡
内側に大納言(だいなごん)のつぶ餡
の2種類の餡で渦巻状に作られた
羊羹(ようかん)なんですよ
※京観世について詳しくは、鶴屋吉信(京観世)の記事をご覧下さい。
という事で今回は
京のお菓子を、4つご紹介させて頂きました
場所はコチラ↓
Tweet雑談掲示板 新着