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テーマ:祭り・イベント |
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時代祭 2011(前編)
こんにちは京子です~っ
さて、本日は
鞍馬の火祭の余韻もさえ切らぬうちに
雨天順延で今日10月23日に行われたお祭りに行ってきました。
それは、京都三大祭のひとつである

時代祭(じだいまつり)です
※写真は時代祭に登場する『羽柴秀吉』です。
ちなみに京都三大祭とは・・・
では、時代祭とは一体なにと申しますと
こちらは平安神宮のお祭りで
平安京へと遷都された794年から明治維新までの時代を振り返り
それぞれの時代装束に身を包んだ2000人の大パレードが行われるのです
少しだけどの時代が出てくるのか
ちょこっと動画を先取りしちゃいましょう♪
その名の通り時代をフューチャーした祭りなのですね~
それでは早速、時代祭をレポートしたいと思います。
まずは、朝8時に京子が向かったのは平安神宮。
そこで目にしたのは普段は掲げられていない旗っ。
描かれている「青龍」「朱雀」「白虎」「玄武」は
京都の東西南北を守る四神ですよね。
大極殿では神幸祭で神輿に桓武天皇・孝明天皇の神霊が移されます。
そうなんです。
平安神宮は1895年、平安遷都1100年を記念して建てられた神社で、
祭神がこの桓武天皇と孝明天皇なんですね。
平安遷都をした桓武天皇と、平安京最後の孝明天皇のお二人というワケです
いざ出発です
さて、この神輿がどこに行くのかと言うと・・・
京都御苑なのです♪
お二人の天皇が自分たちの住んでいた家に帰るって感じですね
こちらは第121代、孝明天皇
こうして平安神宮から御苑へ向かう際に
第50代、桓武天皇
現在の京の街も見てもらうという目的もあるそうです。
それでは引き続きっ
時代祭 (中編)2011をご覧下さいっ
『時代祭』の関連イベント
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時代祭 2011(中編)
さて、軽くお腹を満たしてから御苑に到着してみると

建礼門前には既に神輿がセットされていました
※建礼門は天皇だけが通る事の出来る門なんですよ。
そうこうしていると、時代祭の開始の合図が聞こえてきました
お待たせしましたっ
いよいよここから時代祭のメインイベントが始まります
冒頭でもお伝えした通り、
それぞれの時代装束に身を包んだ2000人の大パレードが
この御苑内を行幸していくんですね。
まずは
毎年お約束となっている
京都市会議長の乗った宮廷馬車が先頭を走り
いよいよ時代祭りの始まり始まり~っ

どんな時代を追ってパレードが行われるか、簡単にご説明しますと
明治維新時代から始まり
江戸時代⇒安土桃山(戦国)時代⇒室町時代
吉野時代(南北朝時代)⇒鎌倉時代⇒藤原(平安)時代⇒延暦時代
といった順となっています
ちなみに、去年も時代祭に参加した京子は
写真を撮りまくっていましたので
時代祭 (中編)2010、時代祭 (後編) 2010と併せてご覧下さいな
さぁ、まずスタートは明治維新時代です。
そして、幕末へと向かいます。

桂小五郎
※桂小五郎(木戸孝允)に関して詳しくは木戸孝允旧邸の記事をご覧くださいね。

西郷吉之助(西郷隆盛)

去年は大河ドラマにもなった坂本龍馬
皆さんご存知「組合せ角に桔梗」の家紋ですね
やっぱり去年に引き続き、幕末を代表するモテ男たちは人気があるみたいです
そして江戸時代。
こちらは、当時の上洛の様子を再現しています。
列も一番長いもので徳川幕府の歴史の長さを表しているかのようですね。
もちろん、男性だけではなく
皇女和宮(かずのみや)のお姿もありました~っ
公武合体の政策の一環として、江戸幕府第14代将軍徳川家茂(とくがわいえもち)の正室へと降嫁した皇女。
※和宮について詳しくは粟田神社の記事をご覧下さい。

この他にも、遊女として有名な吉野太夫(よしのだゆう)の姿もっ。
吉野太夫は遊女の中でも教養が高く
彼女と同席出来る事が当時の男性のステータスのだったんですよね。
※詳しくは常照寺の記事をご覧下さい。
さぁ、そして安土桃山時代っ!
羽柴秀吉(はしばひでよし)や
秀吉は牛車に乗っている設定みたいです
織田信長に加えて

こちらは織田家の本来の家紋と織田が平家ゆかりあることを称した揚羽蝶の紋ですね。

今年で430回忌を迎えた織田信長ですね。

柴田勝家
滝川一益などなど
戦国の有名人のパレードが続きます。
さて、次は室町時代へ突入です

足利将軍
足利家の歴代将軍は度々取り上げさせていただいています。
初代将軍である足利尊氏。
※彼については天龍寺の記事をご覧下さい。
金閣寺を建てた事で知られる3代目の足利義満
※彼については相国寺の記事をご覧下さい。
プライドの高かった4代目の足利義持
※彼については退蔵院の記事をご覧下さい。
別名「くじ引き将軍」で知られる6代目の足利義教
※彼について詳しくは本法寺の記事をご覧下さい。
東山文化を生んだ8代将軍の足利義政
※彼について詳しくは金閣寺(鹿苑寺)の記事をご覧下さい。
などなど、もうかなり書きまくちゃってますね
この他にも足利氏一門の有力守護(三管領)のひとつ
細川氏などもいらっしゃいました。

細川氏
ちなみに、細川勝元は応仁の乱で戦った事でも有名ですよね。
そして今年の室町時代は一味違います
まずはコチラをご覧下さい。
ちょっと異国情緒溢れる衣装の方が登場しているのがわかりますか
実はこの行列、今年新調されたばかりの「南蛮衣装」をまとった行列なんですね
しかも!
海外の衣装が時代祭の行列に登場するのは、117年の歴史でも初めての試みなんだとか
歴史的瞬間に立ち会ってしまいました

傘の上にひらりと舞い降りたような姿が綺麗ですね
という事で、パレードの途中ですけれど
続きはいよいよ
時代祭 (後編)2011でお楽しみ下さいっ
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時代祭 2011(後編)
そしていよいよ後半戦
吉野(南北朝)時代へと移っていきます。
後醍醐天皇の勅使を受け、足利氏討伐に向かった楠正成を筆頭に

楠正成と言えば、7回生まれ変わって逆賊(足利軍)を滅ぼそうという高い志を持っていた人ですよね。

大原女
京都市北部の大原という地名に住んでいた行商(大原女)が
炭や薪を京の都に売りに来ていたんですよね

桂女
鮎や飴を都に売りにくる女性の行商で、桂も京都市西部の地名のひとつなんです
などの行商の女性に加え
秀吉の側室である淀君や、
義経の愛妾だった静御前といった女性達の行列が続きます。
淀君は、上七軒と呼ばれるかつて北野天満宮がされた時に残っていた材料を使い、
7件の茶店が立てられた事から始まった花街の上七軒歌舞会が務められていました

静御前
静御前と義経のエピソードは、神泉苑 その1、神泉苑 その2をご覧下さい。
そして、鎌倉時代へと移ります。
ここでは、みなさん弓矢を手にしていますね。

鎌倉時代の流鏑馬「射手武士」です。
当時は、弓矢が主流だった時代なんです。

武器や鎧ひとつ取っても時代の移り変わりを感じる事が出来ますよね
そして、藤原(平安)時代です。

平安時代はいわば藤原氏の時代と言っても過言ではないですね。
そういえば京子のサイトでも
藤原氏の祖である中臣鎌足や、
そして、末法思想の中、平等院を建てた藤原頼通など
数々の人物を書かせていただきましたね

藤原時代に突入すると、藤原氏の最盛期の文武両様の姿を表した一団が登場。蛮絵と呼ばれる刺繍が施されています。
是非気になった方はサイト内で検索してみて下さい~
もちろん、平安時代に活躍した女性陣も登場します。

巴御前
一騎当千で美女?それとも鬼神?かもしれない巴御前は、法住寺でご紹介してます。

小野小町
通称、小町寺とまで言われている小町が晩年過ごしたお寺は、補陀洛寺をご覧下さい。
清少納言、紫式部まで
早々たるメンバーが京子の目の前を通り過ぎていくじゃありませんかー
京子も女性としては少しでもあやかりたい一心でございます
次に、延暦時代です。

延暦武官行進列
本来の対象である「坂上田村麻呂」を模したものが登場します。
彼が清水寺を建てた事は、みなさんご存知でしたか
※詳しくは清水寺の記事をご覧になってみてください。

延暦文官参朝列
この行列の三位は全行列中最高位と位置づけられているんですって

迦陵頻伽(かりょうびんが)
上半身が人で、下半身が鳥の仏教における想像上の生物を表しています

胡蝶
そして、そして!本日の主役っ
神行列の鳳輦(ほうれん)です。
これは2つありまして、この中に、平安神宮からおこし頂いた
孝明天皇と桓武天皇の神霊が乗っているんですね。
西本殿に鎮座している、第121代孝明天皇
東本殿に鎮座している、第50代桓武天皇

白川女
平安時代には、白川の地には大きな花畑が広がっていたそうで
白川女たちは、そこで花を摘み京の都に売り歩く行商を行っていました。
最後は、丹波の弓の名手たちが時代祭の最後尾を守り、
これにて御苑のパレードは終了です
一団は市内を迂回しつつ、平安神宮へと再び帰って行きました。
読んで頂いた皆さんもありがとうございました
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