2014-07-27 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その318
今回も京都検定の過去問を出題します!
是非チャレンジしてみてくださいね
では早速1問目です。
【問題】
京ことばで通りを「上がる」とは、( )という意味である。
ア.東へ行く
イ.西へ行く
ウ.南へ行く
エ.北へ行く
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
エ.北へ行く
京都では北へ行く事を『上がる』と言い
南へ行く事を『下がる』と言うんですね。
平安京の北端に位置していた
御所へ向かう事を
上ル(あがる)
離れる事を
下ル(さがる)と言っていた事に
由来するそうです
ちなみに東へ行く事は
『東入ル(ひがしいる)』や
『東に入る』と言い
匂天神社の住所なんですけれど『東入』と書かれていますよね。
西へ行く事を
『西入ル(にしいる)』や
『西に入る』と言うんですよ。
では2問目にいってみましょう!!
【問題】
日本に三碗しかない国宝の曜変天目茶碗(ようへんてんもくじゃわん)や茶室密庵席(みったんせき)がある大徳寺の塔頭はどこか。
ア.高桐院(こうとういん)
イ.聚光院(じゅっこういん)
ウ.芳春院(ほうしゅんいん)
エ.龍光院(りゅうこういん)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
エ.龍光院
龍光院は
黒田長政(くろだながまさ)が
父・黒田孝高(くろだよしたか・如水)の菩提を弔う為に
建てたお寺なんですよ。
開祖は大徳寺156世
江月宗玩(こうげつそうがん)で
特別公開なども行われていない非公開のお寺です
名前の由来は
黒田孝高の法号
『龍光院殿如水円清大居士』から
取られた言われています。
※黒田孝高について詳しくは、黒田如水邸跡の記事をご覧ください。
続いては3問目です。
【問題】
次の記述について、誤っているものを(ア)~(エ)から選びなさい。
鞍馬の火祭について
(ア) 10月22日に行われる貴船神社の例祭である。
(イ) 広隆寺の牛祭、今宮神社のやすらい祭とともに京都三大奇祭の一つである。
(ウ) 「神事にまいらっしゃれ」の神事触れで門口の篝に火が入る。
(エ) 町内巡行の際、曳き綱を握ると安産のご利益があるといわれ、女性も参加する。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
(ア)
鞍馬山(鞍馬寺がある山)の麓にある
由岐神社(ゆきじんじゃ)の
例祭なんですよ
毎年10月22日に行われ
御所に祀っていた由岐明神を
鞍馬の地に鎮座する際
かがり火を焚いて
出迎えた事を起源とする祭です。
鞍馬の火祭・チョッペンの儀
足をVの字型に大開脚し
神輿の先端に突き出た2本の棒にぶら下がりながら
石段を降りていく
『チョッペンの儀』が有名なんですよ!
※鞍馬の火祭に関して詳しくは、鞍馬の火祭 2013(由岐神社)の記事をご覧ください。
最後は1級からの出題となるので
選択問題ではありません。
ズバリでお答え下さい!
【問題】
自らは茶道での仕官を拒んで佐野に終始したが、三人の息子には仕官を勧めるなどして三千家の基礎を築いたのは誰か。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
千宗旦(せんのそうたん)
千宗旦は
わび茶を大成させた事で有名な
千利休の孫なんですよ
※千利休について詳しくは、千利休ゆかりの地巡りの記事をご覧ください。
相国寺の宗旦稲荷
相国寺境内にある宗旦稲荷には
宗旦に化けてお茶を振舞った狐の伝説が
残されているんですよ。
※詳しくは、相国寺の記事をご覧ください。
ちなみに三千家をご紹介しますと
四男の
仙叟宗室(せんそうそうしつ・千宗室)が裏千家を
三男の
江岑宗左(こうしんそうさ・千宗左)が表千家を
次男の
一翁宗守(いちおうそうしゅ・千宗守)が武者小路千家を
それぞれ興したんですね~
という事で本日も4問出題させていただきました!
みなさんは何問正解されましたか?
Tweet
雑談掲示板 新着