2011-02-04 | |
テーマ:神社 |
関連:鞍馬の火祭 2011(由岐神社) / 鞍馬の火祭(由岐神社) / お火焚祭(由岐神社) / 鞍馬の火祭 2013(由岐神社) / |
由岐神社
こんにちは、京子です
さて、本日は京都三大奇祭の1つである
「鞍馬の火祭」が行われる事で有名な神社っ
由岐神社(ゆきじんじゃ)です~
では、早速・・・
こま札チェックしてみましょーっ
まずは・・
「この由岐神社が作られたきっかけは?」と、言いますと
時は940年天変地異が続く都を鎮める為に
当時の天皇である、朱雀天皇の命令によって
御所(京都御所)内に祀られていた祭神を
この地、つまり鞍馬ですね。
そこに移して作られた事が始まりなんですね~
なるほど★
じゃぁ、いったい・・・
その天変地異って何だったの
と、言いますと
まずひとつが
938年に都を襲った大地震だったんですね~!
一説によると、マグニチュード7前後の大地震が
その年に2回(4月と8月)、都を襲ったそうなんですね。
今でも、そんな大規模の地震が起こったら
・・・もうどうなるかはお分かりですよね
それが科学も進歩していないこの時代。
そりゃみなさん
( ´Д`)一体これから日の本は
どうなるんじゃぁーー
・・と思われた事でしょう。
そして、大地震以外に、もうひとつ!
宮中を不安におとしいれた出来事というのが・・・
935年から始まったと言われている
「平将門の乱」だったんですね。
関東では、武士である平将門(たいらのまさかど)が「新皇(しんのう)」と名乗り独立政権を作り、彼自らが「新しい天皇!」になろうとしていたんです。
将門は、相模や伊豆などの
関東一連の独立を促します。
そして、勢いにのって・・・いよいよ
朝廷VS平将門
という図式が出来上がったというワケなんです。
つまり、将門は朝敵となります
これに慌てふためいたのが京の都にいる公家の人たち
どうにかして、将門をしとめようと必死だったと言われています。
※結果的には940年に、藤原秀郷・平貞盛らにより平将門は討伐されました。
と、・・・そういった都が不安定な時代に
朱雀天皇の命令で由岐神社が作られたのです
つまり分かりやすく言うと
「神様、都を、朝廷をお守り下さい。」
という思いが由岐神社に込められていたのだと思います
ちなみに、こちらの由岐神社はドコにあるの~?と言いますと
京都市の北部エリアである鞍馬。
源義経が幼少を過ごした鞍馬は山深く、山菜が豊富に取れるのです。
鞍馬周辺には、納涼床で有名な貴船なんかもありますよ~
貴船と言えば、貴船神社があるところです
そして、この由岐神社は
同じ、鞍馬にある「鞍馬寺」の山門をくぐったすぐの所にあります。
さ~て
前置きが長くなっちゃいましたけど
鳥居を潜って中へ入っていきましょー♪
まず、境内の長い階段を駆け上がると・・・
拝殿があります。
実はこれ、ちょっと変わった拝殿でして
舞台造りの拝殿の中心を、ずどーんと石段が通っているのですっ。
こういったスタイルの拝殿を
割拝殿(わりはいでん)と言うんですね。
豊臣秀吉の息子である秀頼によってこちらの割拝殿は再建されたそうで、当時の貴重な桃山建築のひとつであり、重要文化財に指定されていますよ~。
さて、さらに階段は続くんですけれど
その階段の途中
登って行く右手にどどーんと立っているのが
大杉!!
先ほどの割拝殿が再建された時に植えられたとも伝わっていて
樹齢は、なんと・・・約800年っ。ちなみに、高さは53メートルとの事です。
幹もとっても太いんですよね~
こちらの大杉は
由岐神社の末社である「大杉社」の御神木とされています。
そして、階段を更に登っていくと
到着~!
こちらが本殿っ。
そして、左右に狛犬がいるのがお分かりですか
さてここで、京子は現在までにちょっと変わった狛犬に
出会ってきましたけれど
例えば・・・
松風天満宮の京都で最も恐ろしい面構えの狛犬や
宗忠神社の逆立ちを決めたアクロバティック狛犬!
他にも、護王神社の狛犬ならぬ狛猪っ。
同じく、狛犬ならる大豊神社の狛鼠などいますね。
そんな由岐神社の狛犬は・・・
子供を抱いているんですね~っ。
子を抱いてる狛犬は非常に珍しいもので、
子孫繁栄・安産の神様として古くより信仰されているとの事です
ちなみに由岐神社は、以前は「靫(ゆき)神社」とも書いたそうで
この靫っていうのは何かと言いますと
肩や腰に掛け携帯する矢を収める容器なんですね。
天皇のご病気や、国の非常時には神前に靫(ゆき、うつぼ、ゆぎとも読みます)を奉納し平穏を祈願していた事から、そう呼ばれるようになったそうです。
絵馬には先ほどの大杉が描かれていましたよっ。
さて、最後に
こちらの由岐神社は冒頭でも言いましたように
京都三大奇祭の一つである「鞍馬の火祭」を
毎年、10月22日に行っているんですね
ちなみにその日は、ちょうど平安神宮の時代祭と同じ日なんです。
なので、
京子はまだ鞍馬の火祭に
参加した事はないんですけど
このあたり一体が全て
松明の火で埋め尽くされるそうで
「神事にまいらっしゃれ」の合図で始まり「サイレイ、サイリョウ」と繰り返して囃しながら、手に松明を持ち練り歩くお祭りなんですね~!
京子もいつか、鞍馬の火祭に是非参加してみたいと思います。
そんな鞍馬の火祭が行われる由岐神社の場所はコチラ↓
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