メモ2013-03-14
テーマ:ゆかりの地巡り
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千利休ゆかりの地巡り

こんにちは京子です!

今回ご紹介するのは・・・

千利休ゆかりの地巡りです


千利休は信長や秀吉に仕えた茶人で

現在まで続く

茶の流派『三千家(さんせんけ)』の

始祖であり『わび茶』を大成させた人物です。


では、彼の生涯を解説しながら

ゆかりの地をご紹介したいと思います


1522年、大阪・堺の商家に生まれた利休は

16歳の時に教養や品格を身に付ける目的で

茶の世界に飛び込みました。


その後、茶人『武野紹鴎(たけのじょうおう)』に弟子入りし

23歳で初めて茶会を開きます

ちなみに、師匠の影響もあり

利休は高価で艶やかな茶碗は使わず

質素で無駄を省いたシンプルな茶碗を好み、使ったんですね。

※後に利休は、自ら茶碗(楽茶碗・らくちゃわん)も作りました。


利休が大成させた事で知られる『わび茶』は

室町8代将軍・足利義政や

武野紹鴎の師と言われる村田珠光(むらたじゅこう)によって

誕生したものです。

質素な茶碗を使い、4畳半の『茶室』にて茶をもてなす事を

特徴とする茶の作法なんですよ。

※利休は更に狭い2畳の茶室なども作ったんですね~


堺において利休の名は広がり

織田信長に召抱えられるようになります。


信長の家臣達も『茶会』を開く事がステータスの1つとなり

その指南役とも言える利休は

注目される存在となったんですね

※信長が討たれた後は、秀吉に召抱えられ『茶頭(さどう・茶事を仕切るリーダー)』に抜擢されます。


・待庵(たいあん)

京都府乙訓郡大山崎町大山崎小字龍光56

利休が建てた茶室で唯一現存するのが

こちらの待庵です。

※妙喜庵と呼ばれるお寺の境内にあります。


国宝に指定されている茶室で

その広さはわずか2畳という狭さです。


北野天満宮(きたのてんまんぐう)

北野天満宮

京都府京都市上京区馬喰町


利休が取り仕切った茶会で、もっとも有名なのが

1587年に北野天満宮で開催された

『北野大茶湯(きたのおおちゃのゆ)』です。


北野大茶湯之址

設けられた茶席は800以上!

公家や武士が参加するのはもちろんの事

町民や百姓まで

身分に関係なく茶会に参加出来たと言われています。


しかし、秀吉と利休の関係はこの時をピークに

徐々に崩壊していきます。


秀吉は堺に対して重税を課したり

防御力を下げる為に、壕(堀)を埋め始めたのです。

※この壕は南北約3キロ、東西約1キロに及ぶものです。


大徳寺(三門・金毛閣)

大徳寺(三門・金毛閣)

京都府京都市北区紫野大徳寺町53

こうした中で秀吉は、京都にいる利休に対して

「堺にて自宅謹慎せよ」という命令を下します


その理由とは

秀吉がくぐった大徳寺・三門の2階部分(金毛閣)に

利休の木造が安置されていたからです。


つまり

秀吉を上から見下ろしている事は無礼に値する!

というワケなんです。

※この木造は利休自ら置いたものではなく、大徳寺側が利休に感謝し安置したものでした。


利休は周囲の人から

「秀吉に詫びれば許して貰える」と言われていたそうですが

秀吉に謝罪する事もなく

京都から堺へと帰ってしまいました。


詫びに来ると思っていた秀吉は

この利休の行動に腹を立て

「切腹せよ」という命令を下したそうです。


・一条戻り橋

一条戻り橋

京都府京都市上京区堀川下之町


利休は、これに逆らう事はせず

秀吉の使者に対して茶をもてなした後

切腹をしました。

※使者が持ち帰った利休の首は『一条戻り橋』に晒されたと言われています。享年69歳でした。


三千家

彼が大成した『わび茶』は、現在も受け継がれ

三千家である

・裏千家(うらせんけ)

・表千家(おもてせんけ)

・武者小路千家(むしゃのこうじせんけ)

が、京都のお茶の流派として残っているんですよ


そんな利休ゆかりの地はコチラ↓


より大きな地図で 千利休ゆかりの地巡り を表示



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