2012-12-28 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その128
こんにちは京子です。
本日は京都検定の過去問をお届けします。
写真と解説付きですので
チャレンジしてみて下さいね。
では早速いってみましょう
第1問目です。
【問題】
豊臣秀吉の供養のために正室の北政所(きたのまんどころ)が創建し、境内に国 の重要文化財に指定されている傘亭(かさてい)、時雨亭(しぐれてい)の茶室 をもつ寺院はどこか。
ア.高台寺(こうだいじ)
イ.両足院(りょうそくいん)
ウ.西芳寺(さいほうじ)
エ.芬陀院(ふんだいん)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.高台寺
高台寺は秀吉の妻・ねね(北政所)が
1606年に創建したお寺です。
そんな高台寺にある傘亭は
室内から天井を見上げると
傘を広げた様に骨組みがされている所から
その名前が付いたと言われています。
時雨亭は2階部分が茶室になっていて
傘亭とは土間廊下で繋がっています。
名前の由来は傘亭の対になる茶室という事で
時雨亭と名付けられたそうですよ
※高台寺について詳しくは、高台寺 その1、高台寺 その2の記事をご覧ください。
続きまして第2問目です。
【問題】
秋の紅葉が美しく、本尊の「みかえり阿弥陀」(重文)で知られる寺院はどこか。
ア.永観堂
イ.安楽寺
ウ.真如堂
エ.法然院
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.永観堂
正式名称を『聖衆来迎山 無量寿院 禅林寺(しょうじゅらいごうさん むりょう じゅいん ぜんりんじ)』と言い
855年に真紹(しんじょう・空海の弟子)が
藤原関雄(ふじわらのせきお・平安時代の文人)の山荘を買い取り
寺院としたのが始まりです。
永観堂という通称は
7代目住職である永観(ようかん)にちなんでいるんですよ
本尊の『みかえり阿弥陀』は
永観が50歳の頃
阿弥陀堂で行動(修行)を行っていると
突然、阿弥陀像が壇を下り永観を先導して
戸惑う永観に対し、振り返ったかと思うと
「・・・永観、遅し。」
と伝えたと言われています。
第3問目に行ってみましょう。
【問題】
待賢門院(たいけんもんいん)が再興した( )にある庭園には、夏に多数 の蓮の花が咲き、平安時代の姿を残す「青女の滝(せいじょのたき)」の滝石組 がある。
ア.法金剛院(ほうこんごういん)
イ.勝持寺(しょうじじ)
ウ.長楽寺(ちょうらくじ)
エ.妙蓮寺(みょうれんじ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.法金剛院
830年に建てられた清原夏野(きよはらのなつの・右大臣)の山荘を
没後寺に改めたのが起源と言われています。
蓮が多数咲く事から別名『蓮の寺』としても知られているんですよ
1133年に完成したと言われる青女の滝は
高さが約4メートルもあり
国内最古の人工の滝とも言われています
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので選択肢ではありません。
ズバリでお答え下さいね。
【問題】
本能寺には「本能寺切」(国宝)と呼ばれる書巻が伝来する。その筆者と伝えら れる三蹟(さんせき)の一人は誰か。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
藤原行成(ふじわらのゆきなり)
藤原行成は平安時代の能書家で
摂関政治を支え天皇と藤原道長(ふじわらのみちなが)から信頼が厚かったと言われています。
彼の手記である『権記(ごんき)』は
政治や儀式などが詳しく書かれていて
当時を知る重要な資料なんだそうですよ
ちなみに、三蹟(書道に優れた人)の残り2人は
小野道風(おののどうふう)、藤原佐理(ふじわらのすけまさ)です。
※小野道風について詳しくは、お火焚祭 2012(道風神社)の記事をご覧ください。
という事で本日も4問出題させていただきました。
皆さんは何問正解されましたか?
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