2012-12-29 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その129
こんにちは京子です!
今回も京都検定の過去問を出題させていただきます
写真と解説付きですので
是非チャレンジしてみてくださいね
早速1問目です。
【問題】
藤原頼道が父道長の別荘であった宇治殿を寺としたのが始まりである寺院はどこか。
ア.鞍馬寺
イ.酬恩庵
ウ.平等院
エ.三室戸寺
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.平等院
末法到来の翌年にあたる1052年に
寺院としてスタートしたお寺です。
平等院と言えば、10円玉にも描かれている
こちらの鳳凰堂が有名で
お堂の前に阿字池(あじいけ)を配したその風景から
極楽浄土をイメージして作られたそうです。
※この事から浄土庭園の1つに数えられます。
鳳凰堂という名前は
江戸時代になってからの呼び名で
『鳳凰堂の建物の翼廊や尾廊が、羽を広げた鳳凰に見えるから』
と、一説では言われています
ちなみに
2012年の9月より鳳凰堂の修復工事が始まっており
お堂には足場などが組まれているようで
工事の終了は2014年3月31を予定しているとの事です
では2問目にいってみましょう
【問題】
現存する木造の塔として最も高い五重塔があるのは( )である。
ア.東寺(とうじ)
イ.仁和寺(にんなじ)
ウ.法観寺(ほうかんじ)
エ.海住山寺(かいじゅうせんじ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.東寺
現在で5代目となる東寺の五重塔は
1644年に徳川3代将軍『家光』より寄進されたもので
その高さは55メートルになります
塔の一階部分(初層・しょそう)は度々
特別公開もしているんですよ
※内部については東寺(教王護国寺) その2の記事をご覧下さい。
ちなみに
五重塔に関する問題はいくつかありますが
木造塔で
国内最高の高さを誇るのが『東寺・五重塔』
京都最古と言われるのが『醍醐寺・五重塔』です
セットで覚えておくと良いかもしれませんね。
【問題】
平安中期、三条小鍛治宗近(さんじょうこかじむねちか)は日頃信心していた稲荷の狐の化身である童子に助けられて名刀「小狐丸」を打ち上げた。謡曲『小鍛治』にもなったこの伝説ゆかりの場所が( )である。
ア.満足稲荷神社
イ.出世稲荷神社
ウ.合槌稲荷神社
エ.御辰稲荷神社
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.合槌稲荷神社(あいづちいなりじんじゃ)
この合槌稲荷神社のある場所は
京の七口の1つである粟田口(あわたぐち)と呼ばれる場所で
鎌倉時代までは
多くの刀匠(とうしょう)と呼ばれる、刀を作る人達が住んでいたそうです。
※粟田口に関しては粟田神社の記事をご覧下さい。
そんな刀匠の1人であった三条小鍛治宗近は
祇園祭の鉾のひとつである『長刀鉾(なぎなたほこ)』の
に取り付けられている長刀を作った事でも知られる人物です
謡曲『小鍛治』のストーリーは
「都を守る為の名刀を作りなさい。」という神のお告げを受けた
一条天皇が三条小鍛治宗近に依頼をする事から
始まるお話で
彼が童子と協力し名刀『小狐丸(こぎつねまる)』を作るんですね。
※詳しいお話の内容に関しては合槌稲荷神社の記事をご覧下さい。
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので選択肢ではありません。
ズバリでお答え下さい。
【問題】
広隆寺の十二神将(じゅうにしんしょう)立像(国宝)の作者と伝えられ、京仏師を代表する三条仏所の祖は誰か。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
長勢(ちょうせい)
十二神将とは
薬師如来を守護する12の武神の事です。
広隆寺にある十二神将立像は
平安時代中期の仏師である長勢(ちょうせい)の手によるもので
代表作の1つと言われています。
この他にも、広隆寺にある日光・月光菩薩立像(重要文化財)も
彼の手によるものなんですよ
ちなみに、三条仏所(さんじょうぶっしょ)とは
仏師の工房の呼び名で
京都には、この他にも七条仏所などがあったそうです
という事で本日も4問出題させていただきました。
皆さんは何問正解されましたか?
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