こんにちは京子です!
今回ご紹介するのは・・・
京の世界遺産巡りです!
という事で
京都にある17箇所の世界遺産(文化遺産)を
ご紹介したいと思います。
・宇治上神社(うじがみじんじゃ)
![宇治上神社](2010/08/24/01/2010-08-24-1.jpg)
京都府宇治市宇治山田59
お茶や源氏物語で有名な
宇治エリアにある神社です。
![宇治上神社・本殿](2010/08/24/01/2010-08-24-10.jpg)
境内に建つ本殿は
1060年の創建と言われ、現存する神社建築の中では
日本最古と言われています。
かつては宇治神社とニ社一体であったそうで
宇治上神社を離宮上社(かみしゃ・本宮)
宇治神社を離宮下社(しもしゃ・若宮)と呼んでいました
・延暦寺(えんりゃくじ)
![延暦寺](2010/08/26/01/2010-08-26-12.jpg)
滋賀県大津市坂本本町4220
比叡山一帯を境内とする巨大な寺院で
天台宗の祖・最澄(さいちょう)によって開山されました
以後、多くの名僧を輩出した事で知られ
浄土宗の開祖・法然(ほうねん)
臨済宗の開祖・栄西(えいさい)
浄土真宗の開祖・親鸞(しんらん)
曹洞宗の開祖・道元(どうげん)
日蓮宗の開祖・日蓮(にちれん)
などが延暦寺で修行を積んだと言われています。
広大な境内は東塔(とうどう)・西塔(さいとう)・横川(よかわ)
と呼ばれる3つのエリアで構成され
![根本中堂](2010/08/26/01/2010-08-26-6.jpg)
東塔の根本中堂(こんぽんちゅうどう)は国宝に指定されています。
※延暦寺に関しては、延暦寺(東塔)、延暦寺(西塔)、延暦寺(横川)の記事をご覧下さい。
・上賀茂神社(かみがもじんじゃ)
![上賀茂神社](2012/04/03/02/2012-04-03-6.jpg)
京都府京都市北区上賀茂本山339
豪族・賀茂氏の氏神である
賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)を祀る神社です。
下鴨神社と供に賀茂社と呼ばれ
京都3大祭の1つ葵祭(あおいまつり)が行なわれる事でも有名です
かつては賀茂祭と呼ばれ
源氏物語や枕草子などにも、その名が登場します。
歴史的価値の高い社殿も多く
本殿と権殿(ごんでん)は国宝に指定されています
※上賀茂神社については上賀茂神社 その1、上賀茂神社 その2、上賀茂神社 その3を、葵祭に関しては葵祭 2012(上賀茂神社・下鴨神社)の記事をご覧下さい。
・高山寺(こうざんじ)
![高山寺](2010/06/24/01/2010-06-24-6.jpg)
京都府京都市右京区梅ヶ畑栂尾町8
鎌倉時代初期の僧・明恵(みょうえ)を開山とし
建てられたお寺です。
彼は高山寺のある栂尾(とがのお)の地で
日本初の茶園を作った事で知られ
現在でも5月中旬に茶摘みが行われています。
![鳥獣人物戯画](2010/06/24/01/2010-06-24-8.jpg)
この他に多数の文化財がある事でも知られ
兎や蛙などを擬人化した
鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)や
石水院(せきすいいん)などが有名です。
・清水寺(きよみずでら)
![清水寺](2012/04/15/03/2012-04-15-1.jpg)
京都府京都市東山区清水1-294
『清水の舞台』で有名な清水寺は
京都の中でも屈指の観光スポットと言われ、数多くの観光客が訪れるお寺です。
西国三十三箇所観音霊場の第16番札所としても知られ
本尊である十一面千手観音菩薩は
『清水型観音』と呼ばれる独特の姿をしています
※十一面千手観音菩薩は通常非公開です。
起源は古く、778年に建てられた草庵が起源とされ
征夷大将軍の坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)らによって
その後、お堂が建てられました。
・金閣寺(きんかくじ)
![金閣寺](2010/03/30/01/2010-03-30-3.jpg)
京都府京都市北区金閣寺町1
北山文化を代表するお寺で
金色に輝く舎利殿から金閣寺と呼ばれています。
正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ)と言い
創建した室町幕府初代将軍・足利尊氏の法名に由来するものです。
世界中から観光客が訪れる事でも知られ
金閣(舎利殿)を取り囲むように広がる
鏡湖池が金閣を写し出すこのショットはあまりにも有名ですよね。
・銀閣寺(ぎんかくじ)
![銀閣寺](2010/05/21/01/2010-05-21-6.jpg)
京都府京都市左京区銀閣寺町2
正式名称を慈照寺(じしょうじ)と言い
室町幕府8代将軍・足利義政によって創建されたお寺です
東山文化の象徴とも言われるお寺で
東求堂内にある茶室・同仁斎の間取り(四畳半)は
以後の日本家屋のスタイルにもなりました。
ちなみに銀閣と呼ばれる観音殿には
元から銀箔は貼られておらず
「錦鏡池(きんきょうち・銀閣の前に広がる池)に太陽の光が反射して
観音殿をキラキラと輝かせたから」と言う理由から
銀閣と呼ばれたと言われています。
※詳しくは銀閣寺(慈照寺)の記事をご覧下さい。
・西芳寺(さいほうじ)
京都府京都市西京区松尾神ケ谷町56
通称・苔寺として知られる西芳寺は
約120種類の苔で覆われた庭園で有名なお寺です。
その広大な庭は約30,000㎡にも及ぶそうです
創建は奈良時代と言われ
その後室町時代初期に
夢窓疎石(むそうそせき・臨済宗の僧)により再建されました
ちなみに足利義政は
西芳寺の建物や庭の手本として
銀閣寺を創建したと言われているんですよ。
1977年から拝観には事前にハガキの申し込みが必要となりました
・下鴨神社(しもがもじんじゃ)
![下鴨神社](2012/06/06/01/2012-06-06-7.jpg)
京都府京都市左京区下鴨泉川町59
上賀茂神社と同様に、賀茂氏の氏神である
賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)や
玉依姫命(たまよりひめのみこと)を祀る神社です。
国の史跡にも指定されている『糺の森(ただすのもり)』は
東京ドームの3倍もの大きさを誇ります
毎年5月3日には、この糺の森にて
流鏑馬神事(やぶさめしんじ)が行なわれ
毎年多くの観覧者が訪れます。
この他、境内には『みたらし団子』の由来ともなった
みたらし池などがあります。
※下鴨神社については、下鴨神社 その1、下鴨神社 その2、下鴨神社 その3を、流鏑馬神事に関しては、流鏑馬神事 2011(下鴨神社)の記事をご覧下さい。
・醍醐寺(だいごじ)
![醍醐寺](2011/04/14/01/2011-04-14-9.jpg)
京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
豊臣秀吉が行った『醍醐の花見』で知られるお寺です。
境内に建つ国宝・五重塔は951年に建てられたもので
京都最古の木造建築と言われています。
![五大力尊仁王会](2012/02/23/01/2012-02-23-2.jpg)
毎年2月には1000年以上の歴史を持つ
五大力尊仁王会(ごだいりきそんにんのうえ)が行なわれ
中でも
紅白の巨大な鏡餅を持上げ、耐久時間を競う
餅上げ力奉納(もちあげちからほうのう)は人気のイベントです。
※醍醐寺については、醍醐寺 その1、醍醐寺 その2を、五大力尊仁王会に関しては五大力尊仁王会 2012(醍醐寺)の記事をご覧下さい。
・天龍寺(てんりゅうじ)
![天龍寺](2012/08/03/01/2012-08-03-7.jpg)
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
1339年、足利尊氏が後醍醐天皇を弔う為に建てたお寺です。
約1,000㎡の大きさを持つ放生池(ほうじょういけ)が広がる
庭園は国の史跡・特別名勝、第1号に指定されました
寺院の建設費は
元との貿易にて賄ったそうで
その際に使われていた天龍寺船(てんりゅうじぶね)から
寺院の名前が取られたと言われています
創建後は
室町幕府3代目将軍・足利義満によって制定された
京都五山(臨済宗の主な5つの寺院をランク付けしたもの)の
一位に位置づけられ
当時の幕府と密接な関係を持っていました。
・東寺(とうじ)
![東寺](2010/08/31/01/2010-08-31-1.jpg)
京都府京都市南区九条町1
平安時代の高僧・空海(くうかい)ゆかりのお寺で
真言宗の総本山とされています。
境内に建つ五重塔は
江戸幕府3代将軍・徳川家光により寄進されたもので
国内最大の木造塔として知られています。
360年もの間、変わらぬ姿を維持し
耐久性にも優れる塔は、当時の建築技術の高さが伺えます。
毎月21日の『縁日』では
境内にたくさんの露店が並び、多くの参拝客が訪れ
その中でも年の終わりの縁日は『終い弘法』と言われ
年の瀬の風物詩にもなっています。
※東寺について詳しくは東寺、『終い弘法』については終い弘法 2011(東寺)の記事をご覧下さい。
・西本願寺(にしほんがんじ)
![西本願寺](2011/02/14/01/2011-02-14-3.jpg)
京都府京都市下京区堀川通り花屋町下ル
浄土真宗の開祖・親鸞の廟堂(びょうどう)を起源とするお寺です。
正式名称を本願寺と言い
現在の東本願寺は、こちらの西本願寺から分かれたお寺になります。
![唐門](2011/02/14/01/2011-02-14-7.jpg)
境内には様々な文化財があり、中でも
国宝・唐門は、かつて伏見城にあったもので
安土桃山時代を象徴する、絢爛豪華な装飾が特徴的な門です。
別名・日暮門(ひぐらしもん)とも呼ばれ
見事な門を眺めていたら
時間が経つのも忘れ、日が暮れてしまう事から
その名が付いたそうですよ。
・二条城(にじょうじょう)
![二条城](2012/03/30/01/2012-03-30-9.jpg)
京都府京都市中京区二条堀川西二条城541
1603年、徳川家康によって創建されたお城で
徳川15代将軍・徳川慶喜が
大政奉還をした場所としても知られています
二の丸御殿は部屋数33、延べ800畳余りの広さを誇ります。
部屋の1つである大広間には
大政奉還を再現するかのように
奥にいる将軍に向かって
頭を下げて座っている人形が並べられているんですよ。
![清流園](2010/07/08/01/2010-07-08-12.jpg)
この他にも明治、大正、昭和にそれぞれ作庭された
『二の丸庭園』『本丸庭園』『清流園』などの素敵な庭もあり
見所の1つとなっています
※二条城に関して、詳しくは二条城 その1、二条城 その2に記事をご覧下さい。
・仁和寺(にんなじ)
![仁和寺](2011/04/21/01/2011-04-21-11.jpg)
京都府京都市右京区御室大内33
888年、宇多天皇によって建立され
この時代の年号である『仁和』が名前が付けられたお寺です
その後、宇多天皇は天皇の座を譲位し出家すると
仁和寺に御室を作りました。
この事から別名・御室御所(おむろごしょ)とも呼ばれています
![御室桜](2011/04/21/01/2011-04-21-13.jpg)
桜の名所としても知られ
境内には約200本の御室桜(おむろざくら)が植えられています
木の高さは2メートルと低く
ちょうど頭の高さくらいで花が咲くのが特徴なんですよ。
※仁和寺については仁和寺 その1、仁和寺 その2の記事をご覧下さい。
・平等院(びょうどういん)
![平等院](2012/05/26/01/2012-05-26-7.jpg)
京都府宇治市宇治蓮華116
藤原道長の宇治殿を
息子の頼通が寺院として創建された事を起源とするお寺です。
鳳凰堂の前に広がる庭園は
極楽浄土をイメージして作られた事から浄土庭園と呼ばれています。
※この庭園は10円玉の硬貨に描かれている事でも知られています。
鳳凰堂の名前は、江戸時代になってからの呼び名で
「鳳凰堂の建物の翼廊や尾廊が、羽を広げた鳳凰に見えるから。」
と言われています。
ちなみに
2012年の9月より鳳凰堂の修復工事が始まっており
お堂には足場などが組まれているようです。
・龍安寺(りょうあんじ)
![龍安寺](2012/06/12/01/2012-06-12-5.jpg)
京都府京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13
応仁の乱で有名な武将・細川勝元(ほそかわかつもと)が
創建した寺院です。
季節になると綺麗な睡蓮が花開く鏡容池(きょうようち)や
『七・五・三の庭』と呼ばれる枯山水庭園が
大変有名なお寺です
一見、無造作に15個の石が配置されているように見えますが
実は、どの角度から見ても全てを見渡せる事が出来ない
設計となっているんですね
15という数字は完全を表す(十五夜)数と言われ
それが1つ足りない事から
『七・五・三の庭』は不完全さを表現していると言われています。
※龍安寺に関しては龍安寺 その1、龍安寺 その2の記事をご覧下さい。
という事で
17箇所の世界遺産をご紹介させていただきました。
場所はコチラ↓
より大きな地図で 京の世界遺産巡り を表示