メモ2020-01-02
テーマ:京都検定

京都検定過去問 その341

本日は京都検定の過去問をお届けします。

実力試しに挑戦してみてくださいね~

では、早速1問目です。


【問題】

城南宮

承久3年(1221)、城南宮の流鏑馬(やぶさめ)に事よせて畿内近国の武士を招集し、鎌倉幕府の倒幕のため北条義時追討の院宣を出した人物は誰か。

ア.順徳上皇(じゅんとくじょうこう)

イ.土御門上皇(つちみかどじょうこう)

ウ.後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)

エ.後白河上皇(ごしらかわじょうこう)


答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★


・・・


・・・


・・


では、答えですっ。


【答え】

ウ.後鳥羽上皇


後鳥羽上皇は、鎌倉時代の1221年(承久3年)

朝廷と幕府の力関係が肉薄する中

将軍不在を狙って権力を取り戻そう動きます


なんと、城南宮で流鏑馬をする、という名目で

西国の武将建を集め、城南宮で挙兵したんですね~


けれど、この挙兵は幕府に発覚し

すぐに鎮圧されてしまいました


以降、城南宮で流鏑馬が行なわれる事は

ありませんでしたけれど、2005年

約800年ぶりに倭式騎馬會(わしききばかい)により

城南宮での流鏑馬が復活


城南流鏑馬祭

それから毎年ではないですけれど

城南宮で流鏑馬(城南流鏑馬祭)が

行なわれています。


続いて2問目です。


【問題】

妙顕寺

三度も洛中から追放されながら、町衆の信望を得て京都に広く日蓮宗(法華宗)を布教し、妙顕寺(みょうけんじ)を開山した僧は誰か。

ア.日朗(にちろう)

イ.日像(にちぞう)

ウ.日隆(にちりゅう)

エ.日親(にっしん)


答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★


・・・


・・・


・・


では、答えですっ。


【答え】

イ.日像


日像は、鎌倉時代の僧で

日蓮宗を開いた日蓮(にちれん)の孫弟子です。

日蓮の遺命(いめい)を受けて

25歳の時、京都での布教を開始しました。


日像は、辻説法(つじせっぽう)によって

多くの信者を得るんですけれど

他宗の大寺院から迫害を受けてしまいます


大寺院の朝廷への強訴(ごうそ)によって

日像は京都を追放されてしまうんですね

※強訴とは、神仏の名を語り、強引に直訴する事。


しばらくして許され戻るんですけれど

そんな時はつかの間

再び迫害されて追放されてしまいます


日像は追放、赦免(しゃめん)を繰り返し

結局人生で3度の追放を経験する事になりました。


その後、後醍醐天皇(ごだいごてんのう:第96代天皇)

によって寺領を賜り、妙顕寺を創建します。


妙顕寺は、京都で一番最初の日蓮宗のお寺です。

もとは綾小路大宮にあったそうですけれど

度重なる迫害により移転を繰り返し

豊臣秀吉(とよとみひでよし)によって

現在地へと移されました


3問目にいってみましょう。


【問題】

相国寺

代表作に相国寺に残した現在御物の「動植綵絵(どうしょくさいえ)」や、金閣寺の「大書院障壁画」(重文)がある鶏を好んで描いた絵師は誰か。

ア.円山応挙(まるやまおうきょ)

イ.村松景文(まつむらけいぶん)

ウ.原在中(はらざいちゅう)

エ.伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)


答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★


・・・


・・・


・・


では、答えですっ。


【答え】

エ.伊藤若冲


伊藤若冲は江戸時代の天才絵師で

鮮やかで華やかな色使いが特徴的な事から

色彩の魔術師といわれたりします


そんな若冲は、幼いときから絵が好きで

狩野派に絵を学びました


その後、中国絵画を模写するようになりましたけれど

日本では見た事もないものばかり描いても

「彼らを越えられない!」と感じ

ある日、実物を写生する事を決意します。


その際に若冲が目をつけたのは

庭先にいた鶏なんですね。


若冲の代表作品である動植綵絵にも

多くの鶏が描かれています。


若冲について詳しくは、伊藤若冲ゆかりの地巡りの記事をご覧下さい。


では4問目の問題です。

最後の問題は選択肢ではありません。

ズバリでお答え下さい!


【問題】

上御霊神社

上御霊神社の神饌菓子である(   )は、平安時代に疫病が流行、悪霊退散のための御霊会が開かれた時、健康を祈る厄除けの煎餅としてふるまわれたのが起源といわれる。(   )の中に最も適当な語句を書きなさい。

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★


・・・


・・・


・・


では、答えですっ。


【答え】

唐板

唐板(からいた)


平安時代の863年(貞観5年)

京の都で疫病が流行った際に

原因と考えられた御霊を鎮める為

神泉苑(しんせんえん)で

御霊会(ごりょうえ)が行われました。


御霊会では神前に厄除けの煎餅として

唐板煎餅(からいたせんべい)

と名付けられた煎餅がお供えされたそうです。


これが唐板の起源なんですね


その後、廃れてなくなってしまった唐板煎餅を

水田玉雲堂の先祖が文献を元に復活させたんですね。


という事で本日も4問出題させていただきました!

みなさんは何問正解されましたか




1 ■ブログ、復活されたんですね。

京都検定を受検したことがきっかけで、
ここでは何度もお世話になりました。

久しぶりに訪問したら更新されているではありませんか。
驚きました。そして、本当に嬉しかったです。
お仕事がお忙しくて大変だとは思いますが、
これからもブログの更新を心から楽しみにしています。

エデンの戦士さん 2020-01-02 20:40:55


イベントカレンダー

祇園祭のイベント一覧

京都検定過去問

萩の名所巡り

京の茅の輪巡り

半夏生の名所巡り

一初の名所巡り

山吹の名所巡り

椿の名所巡り

桜の名所巡り

梅の名所巡り

雑談掲示板 新着