2015-09-19 | |
テーマ:カフェ・スイーツ |
水田玉雲堂(唐板)
今回ご紹介するのは
京都市上京区にある
水田玉雲堂(みずたぎょくうんどう)の
唐板(からいた)です!
水田玉雲堂は
上御霊神社(かみごりょうじんじゃ)の向かいにある
創業500年以上という老舗中の老舗のお店で
商品メニューはなんと唐板のみ
水田玉雲堂
唐板だけで500年以上という事ですから
どれだけ愛されてきた
煎餅なのかがわかりますよね
さて、そんな唐板のルーツは
実は平安時代にまで遡る事が出来るんです。
平安時代の863年(貞観5年)
京の都で疫病が流行った際に
その原因と考えられていた御霊を鎮める為
神泉苑(しんせんえん)で
御霊会(ごりょうえ)が行われました
御霊会(ごりょうえ)では
神前に厄除けの煎餅として
『唐板煎餅(からいたせんべい)』
と名付けられた煎餅がお供えされ
庶民にも広く授与されたというんですね~
そうです!
このお供えされた唐板煎餅が
唐板の起源とされているんですよ。
けれどその唐板煎餅が
1467年(応仁元年)に起こった
応仁の乱(おうにんのらん)によって
廃れてしまったそうです
応仁の乱が落ち着いた1477年(文明9年)
上御霊神社の境内に茶店を出した
水田玉雲堂の先祖の方が
廃れて無くなってしまった唐板煎餅の話を聞き
古い文献から唐板の作り方を調べ
その製法を会得して
復活させたのが現在の唐板というワケです!
水田玉雲堂の入り口
その後、水田玉雲堂の唐板は
厄病よけの煎餅として知られるようになり
上御霊神社の名物となったそうですよ!
現在、境内にお店はありませんけれど
第2次世界大戦の始まる前
昭和15、6年前まではあったそうです
さて、唐板の原材料を見ると
小麦粉、上白糖、塩、卵のみで
余分なものが入っていないのも嬉しい所
それらを混ぜ合わせて
短冊状に切ったものを銅版で焼くんですね~
実際に唐板を食べてみると・・・
パリパリとした食感で歯ざわりが良く
ほのかな甘みが素朴な感じで
美味しいんですね♪
4、5枚を一気に食べてしましました
という事で今回は上御霊神社の
門前菓子として知られる
水田玉雲堂の唐板をご紹介しました~
上御霊神社を訪れた際には
是非とも水田玉雲堂に立ち寄ってみて下さいね
そんな唐板を作っている
水田玉雲堂の場所はコチラ↓
Tweet1 ■パリパリとした食感
ポテチのような薄くパリパリとした食感。
時には花びらのようで、また時には人の顔のような模様の焼き色。
とても個性的で忘れられない京菓子です。
また食べたくなりました。
りゅうせいさん 2015-09-21 10:17:10
2 ■Re:パリパリとした食感
>りゅうせいさん
美味しいですよね~♪一枚一枚が薄いので、あっという間に食べすぎちゃって・・・私も食べたくなってきちゃいました(笑)
京子 2015-09-26 06:54:55
3 ■唐板が復活
2018年2月1日から休まれていたお店が復活しました。あの唐板が、また味わえます。
匿名さん 2018-02-09 09:05:21
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