メモ2015-09-23
テーマ:京都検定対策問題

京都検定対策問題 その118

本日は京都検定対策問題をお届けします。

実力試しに挑戦してみてくださいね~♪

では、早速1問目です。


【問題】

蹴鞠の宗家である飛鳥井家(あすかいけ)の屋敷跡にある神社はどこか。


ア.上賀茂神社(かみがもじんじゃ)

イ.下鴨神社(しもがもじんじゃ)

ウ.白峯神宮(しらみねじんぐう)

エ.藤森神社(ふじのもりじんじゃ)


答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★


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では、答えですっ。


【答え】

白峯神宮

ウ.白峯神宮


白峯神宮は、和歌や蹴鞠の宗家であった

飛鳥井家』の屋敷跡に

明治天皇(めいじてんのう:第122代天皇)によって

建てられた神社で

崇徳天皇(すとくてんのう:第75代天皇)や

淳仁天皇(じゅんにんてんのう:第47代天皇)の他

飛鳥井家の邸宅内にお祀りされていた

鞠の守護神である

『精大明神(せいだいみょうじん)』

お祀りされています


その事から現在では
蹴鞠だけでなくサッカー等
スポーツ全般にいたる守護神と
されているんですね


春季例大祭・淳仁天皇祭での蹴鞠奉納

春季例大祭・淳仁天皇祭での蹴鞠奉納


毎年4月14日の

春季例大祭・淳仁天皇祭

7月7日の精大明神例祭「七夕祭」では

飛鳥井流』を受け継ぐ

蹴鞠保存会(しゅうきくほぞんかい)の方が中心となって

蹴鞠の奉納がされているんですよ


続いて2問目です。


【問題】

祇園祭

祇園祭は、京の都に疫病が流行った際に行われた御霊会(ごりょうえ)に始まるとされているが、その御霊会はどこで行われたか。


ア.鴨川(かもがわ)

イ.神泉苑(しんせんえん)

ウ.京都御所(きょうとごしょ)

エ.八坂神社(やさかじんじゃ)


答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★


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では、答えですっ。


【答え】

神泉苑

イ.神泉苑


神泉苑は、平安京の大内裏の南に造営された

禁苑であったといわれ

平安時代、貴族がたびたび

舟遊びや遊宴(ゆうえん)を行ったり

日本で最初の花見が開かれた場所としても

知られているんですね


そんな神泉苑
869年(貞観11年)に行われた御霊会は
京の都に疫病が流行り
これを牛頭天王(ごずてんのう)の祟りや
怨霊の仕業と考え、鎮める為に
行ったといわれています


当時の日本の国の数である

『66本の鉾(ほこ)』を作り

祗園社(八坂神社)からの神輿と共に

町を練り歩き疫病退散させたそうですよ


ちなみにこの66本の鉾が
後の山鉾になるんですね~


御霊会は、疫病が流行った時だけ

行っていたみたいなんですけれど

970年(天禄元年6月14日)以降

毎年行われるようになりました


3問目にいってみましょう。


【問題】

日本の製油発祥地として知られる八幡宮はどこか。


ア.金攫八幡宮(きんかくはちまんぐう)

イ.御所八幡宮(ごしょはちまんぐう)

ウ.篠村八幡宮(しのむらはちまんぐう)

エ.離宮八幡宮(りきゅうはちまんぐう)


答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★


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では、答えですっ。


【答え】

離宮八幡宮の本殿

エ.離宮八幡宮


離宮八幡宮は、京都府の

大山崎町(おおやまざきちょう)にある神社です。


平安時代、離宮八幡宮の神官が
荏胡麻(えごま)と呼ばれる植物から
油を絞りとる道具『長木(ながき)』を考え
荏胡麻油の製油を始めたといわれ
その事から日本の製油発祥地と
されているんですね


始めの内は、石清水八幡宮

(いわしみずはちまんぐう)の灯火に用いられる等

神社仏閣の燈明用油として

奉納されていたそうですけれど

徐々に都の官舎や公家、そして一般の人々の

燈油(灯油)まで生産量を拡大していき

全国に広まっていきました


室町時代には、油と言えば
山崎産と言われるくらいに普及し
後に大山崎油座
(おおやまざきあぶらざ)として
油の製造や販売の独占権を得て
大いに栄えたそうですよ。


離宮八幡宮の油祖

油商人は、この旗印を掲げて商いを行ったそうです。


つまり全国の油商人は

離宮八幡宮の許状無しには

油を扱えなかったというワケですね


では4問目の問題です。

最後の問題は選択肢ではありません。

ズバリでお答え下さい!


【問題】

もともと東山観音寺(ひがしやまかんのんじ)と称していた西国三十三ヶ所観音霊場にも数えられる寺院はどこか。


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シンキングタイム★


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では、答えですっ。


【答え】

今熊野観音寺

今熊野観音寺(いまくまのかんのんじ)


今熊野観音寺は、平安時代の初めに

弘法大師(こうぼうたいし)空海(くうかい)によって

建立されたお寺で、もともとは

東山観音寺(ひがしやまかんのんじ)と

称していたそうです


1160年(永暦元年)に後白河上皇
(ごしらかわじょうこう・第77代天皇)が
新熊野神社(いまくまのじんじゃ)を
創建した際に、改めて
新那智山の山号を与えられ
今熊野観音寺となったんですね


そんな新熊野神社

観音菩薩を安置する33の寺院を巡る

西国三十三ヶ所観音霊場の

第15番に数えられています


絵馬

絵馬にも「西国十五番いまくまの観音」と書かれています。


ちなみに西国三十三ヶ所観音霊場の

京都版とも言うべき洛陽三十三所観音霊場は

後白河上皇が定めたもので

一時中断していたんですけれど

2005年(平成17年)に復活したそうですよ


という事で本日も4問出題させていただきました!

みなさんは何問正解されましたか?



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