2013-06-07 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その185
今回も京都検定の過去問をお届けしたいと思います。
写真と解説付きですので
是非、挑戦してみて下さいね
まずは1問目です!
【問題】
国の名勝に指定されている「月の庭」で有名な清水寺の塔頭はどれか。
ア.両足院(りょうそくいん)
イ.天得院(てんとくいん)
ウ.退蔵院(たいぞういん)
エ.成就院(じょうじゅいん)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.成就院
清水寺は観光客にも人気のスポットで
釘を使わずに78本の柱を使って組み合わされた
『清水の舞台造り』が有名ですよね。
成就院は『願阿上人(がんあしょうにん・室町時代)』が
応仁の乱により消失した清水寺を再興する際に
住房(じゅうぼう・日常生活の部屋)としていた所が起源のお寺です
※通常非公開ですが春と秋に特別公開されています。
幕末には西郷隆盛(さいごうたかもり)らが集い、密談をしていたとも言われているんですよ
通称『月の庭』と呼ばれる成就院庭園は
池泉回遊式庭園で
池に写る月の美しさから、その名で呼ばれるようになったそうです。
続きまして2問目です!
【問題】
京都北方を守護し、左手を額にかざす珍しいポーズで有名な毘沙門天立像(びしゃもんてんりゅうぞう)(国宝)は( )にある。
ア.延暦寺(えんりゃくじ)
イ.鞍馬寺(くらまでら)
ウ.赤山禅院(せきざんぜんいん)
エ.常照皇寺(じょうしょうこうじ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.鞍馬寺
鞍馬寺は京都の北、鞍馬山にあるお寺で
牛若丸(うしわかまる・源義経の幼名)が
修行を行っていた場所として有名です。
※詳しくは、鞍馬寺 その1、鞍馬寺 その2の記事をご覧ください。
毘沙門天立像(平安時代)は高さが約1.8メートルあり
一木造(いちぼくづくり)という
1本の木から造り出す技法が用いられています
※毘沙門天立像は、霊宝殿にて拝観する事が出来ます。
左手を額にかざして眺める姿から
京都を見守る毘沙門天と言われています。
3問目に行ってみましょう!
【問題】
第19番礼所の革堂は、開祖( )が賀茂の神木で千手観音像を刻み祀ったことに始まるとされる。
ア.良源(りょうげん)
イ.円仁(えんにん)
ウ.行円(ぎょうえん)
エ.円珍(えんちん)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.行円
行円は平安時代中期の僧です。
元々、狩人だった彼は
ある日、子を身ごもっていた母鹿を射止めてしまい
悔やみ仏の道へ進みます。
その後、彼は鹿の皮にお経を書き
それを身に付けて布教をしていた事から
『革聖(かわのひじり)』と呼ばれるようになりました
そんな彼が建てた事から
革堂と呼ばれるになったと言われています。
ちなみに、正式名称は行願時(ぎょうがんじ・正式名称)と言います。
※詳しくは、革堂(行願寺)の記事をご覧ください。
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので、選択問題ではありません。
スバリでお答えください!!
【問題】
大文字山を借景とした池泉回遊式庭園が広がる( )は、日本画家の橋本関雪(はしもとかんせつ)が造営したものであり、庭園や茶室、同画伯の作品などを公開している。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
白沙村荘(はくさそんそう)
白沙村荘は明治時代の画家である橋本関雪が
半生を費やして造り上げた庭園と言われています。
約1万㎡もある庭園には
大小様々な石仏や燈籠など
約180点が配置されているそうです
付近には橋本関雪が寄贈した事からその名が付いた
『関雪桜(かんせつざくら)』が
哲学の道沿いに植えられているんですよ
※詳しくは、哲学の道の記事をご覧ください。
という事で今回も4問出題させて頂きました。
皆さんは何問正解されましたか?
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