2013-05-11 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その173
今回も京都検定の過去問をお届けします。
写真と解説付きですので
是非チャレンジしてみて下さいね
では早速1問目です。
【問題】
京都の大念仏狂言のうち、セリフが入るのはどれか。
ア.ゑんま堂大念仏狂言
イ.壬生大念仏狂言
ウ.嵯峨大念仏狂言
エ.神泉苑大念仏狂言
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.ゑんま堂大念仏狂言
大念仏狂言は円覚(えんかく・鎌倉時代の僧)が
仏教の教えを説く為に始めた宗教劇です。
ゑんま堂大念仏狂言は
引接寺(いんじょうじ)で行われる狂言で
鎌倉時代に住職であった定覚(じょうかく)が
始めたと言われています
※他の狂言は無言劇なのに対して唯一セリフのある事が特徴なんですよ。
京都3大念仏狂言の1つにも数えられ
京都市無形民俗文化財に指定されています。
※詳しくは、千本ゑんま堂大念佛狂言 2012(千本ゑんま堂)の記事をご覧ください。
続きまして2問目です!
【問題】
毎年11月8日に祇園で催される「かにかくに祭」は、誰をしのぶ行事か。
ア.与謝野晶子(よさのあきこ)
イ.大田垣蓮月(おおたがきれんげつ)
ウ.吉井勇(よしいいさむ)
エ.長田幹彦(ながたみきひこ)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.吉井勇
吉井勇は大正から昭和初期にかけて
歌人や脚本家として活躍した人です。
『かにかくに』とは『とにかく』という意味で
祇園にある白川南通りの川沿いには
彼の呼んだ石碑『かにかくに碑』が建っています
※石碑には「かにかくに 祇園はこひし寝るときも枕のしたを水のながるる」と書かれています。
石碑前で、かにかくに祭は催され
舞妓や芸子らによる献花が行われます。
※詳しくは、かにかくに祭の記事をご覧ください。
それでは3問目です。
【問題】
金閣寺前から仁和寺門前を通り福王子神社付近で周山街道に合流する道は、何と呼ばれているか。
ア.哲学の道
イ.千代の古道
ウ.維新の道
エ.きぬかけの路
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.きぬかけの路(きぬかけのみち)
きぬかけの路は
衣笠山(きぬがさやま・京都市北西)の麓にある約2.5kmの路です。
正式には『市道衣笠宇多野線』と言い
現在の愛称である『きぬかけの路』と呼ばれるまでは
『観光道路』と呼ばれていたそうです。
付近には
※詳しくは、金閣寺(鹿苑寺)の記事をご覧下さい。
※詳しくは、龍安寺 その1、龍安寺 その2の記事をご覧下さい。
※詳しくは、等持院の記事をご覧下さい。
※詳しくは、仁和寺 その1、仁和寺 その2の記事をご覧下さい。
などの名所が多数、存在しているんですよ。
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので、選択問題ではありません。
ズバリでお答え下さいね。
【問題】
大徳寺の塔頭孤篷庵(こほうあん)の茶室( )(重文)は、十二畳からなる書院風の茶室で、庇下(ひさし)の中敷居の上に明障子(あかりしょうじ)を入れ、下方を吹き放ちにした縁先(えんさき)で有名である。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
忘筌席(ぼうせんせき)
孤篷庵は江戸時代の大名であり作庭家だった
『小堀遠州(こぼりえんしゅう)』が晩年に建てたお寺と言われています。
忘筌席は12畳の茶室で
西にある縁側が見どころの1つです。
※通常は非公開です。
座って庭を眺めると、ちょうど目線の上半分に障子が
そして下半分には庭が見えるという作りになっています。
つまり縁側を障子で締め切って
お庭が見えるように下半分の障子を切り取った形をしているんですよ
という事で本日も4問出題させていただきました
皆さんは何問正解されましたか?
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