2013-02-05 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その136
こんにちは京子です!
今回も京都検定の過去問を出題したいと思います
写真と解説付きですので
是非チャレンジしてみて下さいね。
では早速1問目です。
【問題】
平清盛坐像(重文)や念仏を唱える空也上人立像(重文)があり、お盆には祖先の精霊を迎える万灯会が行われる寺院はどこか。
ア.六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)
イ.浄教寺(じょうきょうじ)
ウ.平等寺(びょうどうじ)
エ.長楽寺(ちょうらくじ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.六波羅蜜寺
毎年8月8日~10日までの3日間、六波羅蜜寺では
境内にたくさんの灯明(とうみょう)を立て
ご先祖様をお迎えしています。
境内では『迎い鐘』を撞く事も出来ますよっ
※詳しくは六波羅蜜寺萬燈会(六波羅蜜寺)の記事をご覧下さい。
そして、問題にもあるように
六波羅蜜寺の見所の1つとも言えるのが
寺宝の数々ですよね。
口から6つの阿弥陀を出した姿が印象的な『空也上人立像』や
経巻を手にし、腰を落ち着けた姿の『平清盛坐像』は
境内の宝物館にて拝見する事が出来ます
是非、足を運んだ際は
ご覧になられる事をオススメします。
続いて2問目です!
【問題】
後白河上皇が、熊野三山を参拝する「熊野詣(くまのもうで)」を京都でできるように創建した神社で、現在の東大路通に面しているのはどこか。
ア.新熊野神社(いまくまのじんじゃ)
イ.新日吉神社(いまひえじんじゃ)
ウ.熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.新熊野神社
熊野詣は
紀伊半島南部、和歌山と三重の県境にある
『熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社』という
熊野三山を参拝するものですが
当時、膨大な時間とお金がかかっていたんですね
こうした事から熊野の神を京都に勧請し
神社を建て、参拝したと言われています
その1つが新熊野神社であり、この他にも
同様の目的で
ちなみに、これら3つの神社の総称を
『京都3熊野』と言います。
熊野詣や、それぞれの神社に関して
詳しくは京都3熊野の記事をご覧下さい。
では、3問目にいってみましょう!
【問題】
六地蔵めぐりの寺院の一つである( )には、洛北の地にあった深泥池地蔵(みどろがいけじぞう)が安置されている。
ア.地蔵寺(じぞうじ)
イ.上善寺(じょうぜんじ)
ウ.浄禅寺(じょうぜんじ)
エ.大善寺(だいぜんじ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.上善寺
境内にある、こちらの地蔵堂に
深泥池地蔵が安置されています。
問題にもある『六地蔵めぐり』とは
8月22日~23日の期間中に
6つの街道(かつての都の出入り口)に
祀られた地蔵菩薩を巡礼し
家内安全、無病息災などのご利益を得る行事です。
↓以下がその寺院となっています。
・大善寺(奈良街道)
・浄禅寺(西国街道)
・地蔵寺(丹波街道)
・源光寺(周山街道)
・上善寺(若狭街道)
・徳林庵(東海道)
ちなみに
上善寺では盂蘭盆会供養や六地蔵めぐりの期間に合わせ
毎年、六斎念仏の奉納が行われています。
※詳しくは盂蘭盆会供養 2012(上善寺)の記事をご覧下さい。
では最後の問題です!
1級からの出題になりますので、選択肢ではありません。
ズバリでお答え下さいっ。
【問題】
明治2年(1869)、現在の京都御苑内にあった私邸に私塾立命館を開設し、のちに内閣総理大臣にもなった人物は誰か。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
西園寺公望(さいおんじきんもち)
藤原氏の流れを汲む『西園寺家』は
西園寺公経(さいおんじきんつね)を祖とする
鎌倉時代から続く公家の1つです。
御苑内にあった私邸の跡には
現在『白雲神社』が建っています。
1869年に開校された『私塾立命館』の塾生には
家臣だけではなく
地方からも多くの若者が集まったと言われています
わずか1年弱で閉鎖となりますが
心残りであった西園寺公望は
主従関係にあった
中川小十郎(なかがわこじゅうろう)が設立した
京都法政学校(現在の立命館大学)に
書籍を寄付するなど、様々な形で支援したと言われています。
こうした事から『立命館』の名を受け継ぐ形で
京都法政学校から、立命館大学へと名前が改められたと
言われています
という事で今回も4問出題させていただきました!
皆さんは何問正解されましたか?
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