2012-10-31 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その106
こんにちは京子です
今回も京都検定の過去問をお届けします。
写真と解説付きで出題していますので
是非、問題にチャレンジしてみて下さいね。
【問題】
祇園祭の注連縄(しめなわ)切りは、現在どこで行われているか。
ア.四条烏丸(しじょうからすま)
イ.四条堺町(しじょうさかいまち)
ウ.四条麩屋町(しじょうふやちょう)
エ.四条寺町(しじょうてらまち)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.四条麩屋町
山鉾が巡行する7月17日に
四条通と麩屋町通がちょうど交わる場所で
注連縄切りが行われます
この注連縄が張られた先は
神域となっている事を意味していて
長刀鉾に乗る稚児が
この縄を切り、結界を解く事によって
後ろに続く山鉾が
巡行を行えるようになるんですね
※山鉾巡行の様子は祇園祭 2012 山鉾巡行(四条堺町・四条麩屋町・新町御池)をご覧下さい。
では、2問目にいってみましょう!
【問題】
鉾と同じように車をつけた曳山はどれか。
ア.岩戸山(いわとやま)
イ.芦刈山(あしかりやま)
ウ.太子山(たいしやま)
エ.鯉山(こいやま)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.岩戸山
車というのは、大きな車輪の事です。
通常、鉾と呼ばれるものにしか車は
付いていないのですが
江戸時代中期に岩戸山に、車(おおきな車輪)が
付けられたそうです
この他にも
車輪が付いており
人が大勢、乗り込めるようになっているんですよ
※岩戸山については祇園祭 岩戸山(八坂神社)の記事をご覧下さい。
続いて3問目です。
【問題】
平安時代の漆工芸品として貴重な「宝相華迦陵頻伽蒔絵冊子箱 (ほうそうげかりょうびんがまきえさっしはこ)」(国宝)は( )に伝えられている。
ア.上品蓮台寺
イ.仁和寺
ウ.泉涌寺
エ.智積院
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.仁和寺
宝相華迦陵頻伽蒔絵冊子箱は
縦37センチ×横24.4センチ×高さ8.3センチの箱で
平安時代の高僧で知られる空海が
唐に渡り書いた『三十帖冊子(さんじゅうじょうさっし・お経が書かれた冊子本)』を
納める為に制作されたものです。
漆塗りされ、金や銀の粉末を使って
きめ細かな模様が描かれています
具体的にどんなものが描かれているのかというと
名前にもあるように
牡丹や蓮などの模様(宝相華・ほうそうげ)や
迦陵頻伽(かりょうびんが・極楽浄土に住むという想像上の鳥)が
描かれているんですね
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので選択肢ではありません。
ズバリでお答え下さい。
【問題】
上品蓮台寺や醍醐寺に伝わる( )は、釈迦の伝記を絵解きした経典で、奈良時代の絵画を今に伝え、国宝に指定されている。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
絵因果経(えいんがきょう)
下半分にはお経が書かれ、上には挿絵が入っています。
この絵を『過去現在因果経(かこげんざいいんがきょう)』と言い
釈迦の修行場面から
悟りを開くまでを描いているんですね
奈良時代の数少ない資料の1つであり、現在も色あせず
鮮やかな状態で保存されている
大変貴重なものなんだそうですよ。
という事で、今回も4問出題させていただきました
皆さんは何問正解されましたか?
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