2016-02-01 | |
テーマ:京都検定対策問題 |
京都検定対策問題 その156
本日は京都検定対策問題をお届けします。
実力試しに挑戦してみてくださいね~♪
では、早速1問目です。
【問題】
毎年2月3日の節分の日に「鬼のお加持」が行われているのは次のどこか。
ア.鞍馬寺(くらまでら)
イ.千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)
ウ.壬生寺(みぶでら)
エ.廬山寺(ろざんじ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.廬山寺
廬山寺は、天台宗中興の祖と言われる
僧・良源(りょうげん)を開基とするお寺で
源氏物語(げんじものがたり)の作者
『紫式部(むらさきしきぶ)』の
邸宅があった場所としても知られています
そんな廬山寺では毎年節分の日に
『鬼のお加持(おにのおかじ)』が
行われているんですね~
鬼の持っている剣と松明で
体の悪い部分を突いてもらい
痛みを癒してくれたりするんですよ~
ちなみにお加持をしてくれる鬼は
すでに邪気を祓われた鬼なので
怖がらないで下さいね
※詳しくは追儺式鬼法楽 2012(廬山寺)の記事をご覧下さい。
続いて2問目です。
【問題】
烏帽子(えぼし)に水干(すいかん)姿で懸想文(けそうぶみ)売る懸想文売りで知られる神社はどこか。
ア.岩屋神社(いわやじんじゃ)
イ.須賀神社(すがじんじゃ)
ウ.伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)
エ.吉田神社(よしだじんじゃ)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.須賀神社
須賀神社は、平安時代
鳥羽上皇(とばじょうこう:第74代天皇)の皇后であられた
美福門院(びふくもんいん)が建てた
歓喜光院(かんきこういん)の鎮守社として
1142年(康治元年)に創祀されました
岡崎神社の東天王社(ひがしてんのうしゃ)と相対して
西天王社(にしてんのうしゃ)と呼ばれていたんですね
その須賀神社では、毎年2月2日と3日に境内で
『懸想文』が売られている事で知られています
懸想文とは、現代で言うラブレターの事で
懸想文を鏡台やタンスの引き出しに
入れておくと着物が増え、美人になり
良縁を呼ぶんだそうですよ
懸想文売りは、烏帽子に水干姿という
独特の衣装で、梅の木の枝に
懸想文を挿して売っているんですね
※詳しくは、追難招福豆まき祭り・節分祭 2013(須賀神社)でご覧下さい。
3問目にいってみましょう。
【問題】
節分の日に宝珠尊融通御守(ほうじゅそんゆうずうおまもり)を授与しているのはどこか。
ア.北野天満宮(きたのてんまんぐう)
イ.護王神社(ごおうじんじゃ)
ウ.平野神社(ひらのじんじゃ)
エ.福勝寺(ふくしょうじ)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.福勝寺
福勝寺は、通称
『ひょうたん寺』と呼ばれる
真言宗のお寺です
ひょうたん寺と呼ばれる理由は
福勝寺が節分の日だけに
授与している宝珠尊融通御守に
あるんですね~
なんでも弘法大師(こうぼうだいし)空海(くうかい)が
中国より持ち帰った様々な願いを叶えると言われる
如意宝珠(にょいほうじゅ)に由来しているそうで
この宝珠を2つ並べると瓢箪に見える事から
瓢箪の御守を授与しているというワケです
ちなみに宝珠尊融通御守は
大変ご利益があると噂が噂を呼んで
今ではかなり遠方から
この宝珠尊融通御守を
もらいにくる人がいる程なんですよ
※詳しくは、福勝寺の記事をご覧下さい。
【問題】
平安神宮では毎年、節分に合わせて宮中の追儺式が再現されている。その追儺式で登場する4つの黄金の目を持つ者を何というか。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
方相氏(ほうそうし)
方相氏は、中国から伝わった
4つの黄金の目を持った鬼を払う者で
その目は人間には見えない
悪しき心を見抜くといわれています!
手には楯と矛(ほこ)を持ち
鬼を払う為に大勢の供を連れて
やってくるんですね~
けれどどういうわけか
本来は鬼を追うはずの方相氏が
9世紀頃から追われる立場になっていきます
鬼を追い払う役目だったものが
鬼として追われるようになるのですけれど
これが『節分の鬼』の
始まりともいわれているんですね
という事で本日も4問出題させていただきました!
みなさんは何問正解されましたか?
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