2013-10-18 | |
テーマ:その他 |
関連:京の習わし その1 / 京の習わし その2 / 京の習わし その3 / 京の習わし その4 / 京の習わし その5 / 京の習わし その6 / |
京の習わし その7
今回は、京都に伝わる
独特の『文化』や『習わし(風習)』を
ご紹介したいと思います!
皆さんはいくつご存知ですか?
では、さっそくご紹介したいと思います
・家を汚さない為の『犬矢来(いぬやらい)』
古くから残る京都の町屋には、建物の前に
このような犬矢来が置かれています
※この他にも、お茶屋さんにも置かれていたりします
初めて見た人は・・・
ん?何かのオブジェ?飾り?
と思われる方もいるかもしれませんが
これは家(壁)が汚れないようにガードしてくれる
ものなんですねっ。
かつては道路も舗装されていない所が多く
泥除けとして重宝されたんですね。
現在では、犬や猫のおしっこから家を守る為に置かれています。
この他にも、犬矢来を置く事によって
通行人を建物に近付けない(中の会話を聞かせない)目的もあると
一説では言われています。
・景観に溶け込む『お店の看板』
え!?・・なんで吉野家が白なの!?と
ビックリされる方も多いと思いますが
京都では、景観を損なわないように
派手な色を禁止する条例があるんですね
こちらは東京三菱UFJ銀行の看板ですけど
普通、バックは赤ですよね?で
この他にも、ローソンも青ではなく白だったり
マクドナルドも赤ではなく茶色だったりします。
初めて京都に来た人は
いつもと違う看板に少しびっくりするみたいですね
※詳しくは、何かが違う…京都の看板の記事をご覧下さい。
・神輿の先導役を務める『剣鉾(けんぼこ)』
祭の際、神輿の巡行に参加するこの剣鉾は
神輿行列の先頭を歩いて
順路をお祓いする役割があるとされています
普段は剣鉾を横にして(倒して)
大人2人で持ち運びますが
度々、鉾を立てて上下に揺らす『鉾差し』を行います。
※剣鉾の長さは6~7メートル、重さも数十キロあるそうで、鉾差しを行うには、技術に加えて腕力も必要なんですよ。
昔は京都の様々な祭で『鉾差し』が行われていたそうですが
現在では、電線が多くなった事もあり
『鉾差し』を行わない祭も増えているそうです
こうした場合は、剣鉾をただ横に寝かせて運んだり
車(台車)に乗せて運んだりするそうです
この他、神社に飾り付けておくだけの所も
増えているみたいですね
※『鉾差し』について詳しくは神幸祭 2012(須賀神社)の記事をご覧下さい。
・宮中の遊び『蹴鞠(けまり)』
蹴鞠は、538年の仏教伝来と共に伝わったと言われ
平安時代には宮中で大流行したそうです。
こうした事もあり、京都のいくつかの神社では
この蹴鞠が奉納されています
一見、勝負事のように見えますが
実は『いかに長くラリーが続くか』というところに重点が
おかれている雅な遊びなんですよっ
藤森神社で行われた蹴鞠の様子です。詳しくは紫陽花祭 2013 蹴鞠奉納(藤森神社)の記事をご覧下さい。
そんな蹴鞠の伝統・文化を継承しているのが
『蹴鞠保存会(しゅうきくほぞんかい)』の方々で
古式ゆかしい姿・作法で
宮中で行なわれていた蹴鞠を再現されています。
蹴鞠保存会の方々は京都だけに留まらず
大阪や奈良の神社にも度々、出張し蹴鞠の奉納を行っているそうですよ。
という事で、今回は京の習わしをご紹介させていただきました。
Tweet1 ■「剣鉾さん」の記事 懐かしく拝見しました。
居都市を離れてウン十年? 子どもの頃よく見に行った「剣鉾さん」のココーンという音色を思い出し懐かしく記事を拝見しました。
その頃も鉾は限られた処でしか差されなかったようですが 立てたまま巡行されて用で 横にすると古老が苦言を呈してました。時代祭の毛槍エイサー的な感じです。でも 剣鉾も台車に乗せるときに短く加工されてしまい昔の雰囲気が出なくなって残念ですね。
匿名さん 2013-10-19 11:44:31
2 ■Re:「剣鉾さん」の記事 懐かしく拝見しました。
ヾ( ̄0 ̄;ノ立てたままで巡行ですか!それはすごいですね。昔の人の方がやっぱり力持ちなイメージってあります。時代の流れで、祭りの姿そのものが変わっていくのは、確かに少し切ないですよね。
京子 2013-10-20 05:36:54
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