2013-08-23 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その209
京都検定の過去問を出題したいと思います
詳しい説明と写真付きなので
チャレンジしてみてくださいね。
では早速1問目です。
【問題】
鞍馬・貴船は、観光ポイントであり、自然観察の適地でもある。その昔、牛若丸も修行した鞍馬山には( )がある。
ア.瀬見の小川(せみのおがわ)
イ.木の根道(きのねみち)
ウ.半木の森(なからぎのもり)
エ.深泥池(みどろがいけ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
イ.木の根道
木の根道は
地面に木の根が露出した約1キロの道です。
鞍馬山にある鞍馬寺の本堂
本殿金堂(ほんでんこんどう)から
貴船神社へと抜ける道で
ハイキングコースとして人気なんだそうですよ
牛若丸こと
源義経(みなもとのよしつね)は
この場所で天狗を相手に修行をしたと言われています。
続いては2問目です。
【問題】
後白河上皇の勅願により建立され、千体の木造千手観音立像(重文)が安置されている寺院はどこか。
ア.智積院(ちしゃくいん)
イ.三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)
ウ.長講堂(ちょうこうどう)
エ.法住寺(ほうじゅうじ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
イ.三十三間堂
平清盛が寄進したお寺として有名で
正式名称を『蓮華王院(れんげおういん)』と言います。
日本一の大天狗と言われた
後白河上皇(第77代天皇)が
仕事と住まいを兼ね備えていた
『法住寺殿(ほうじゅうじどの)』の一画
に建てられたそうです。
堂内にある千手観音立像は
鎌倉時代を代表する仏師である
湛慶(たんけい)により作られたそうですよ
※詳しくは三十三間堂の記事をご覧ください。
3問目にいってみましょう。
【問題】
応仁の乱後、唯一神道を唱えて、神楽岡(かぐらおか)に全国の神々を合祀して大元宮を建立した人物は誰か。
ア.一条兼良(いちじょうかねよし)
イ.秦伊呂具(はたのいろぐ)
ウ.藤原山蔭(ふじわらのやまかげ)
エ.吉田兼倶(よしだかねとも)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
エ.吉田兼倶
京都大学のすぐ側にある神楽岡は
京都の鬼門に位置する場所です。
吉田兼倶は
卜部氏(うらべし・朝廷に仕える占い師)出身の人物で
主に出航の日や田植えの時期などに関わる吉凶を
占っていたと言われています
※彼の子孫には、三大随筆の1つ『徒然草』を書いたとして有名な吉田兼好(よしだけんこう)がいるんですよ。
そんな彼が吉田神道(よしだしんとう・唯一神道)を起こし
吉田神社を全神道の頂点に位置付けたと言われています。
ちなみに大元宮は吉田神社境内にあり
本殿は独特の形をした八角形の建物なんですよ
※詳しくは吉田神社の記事をご覧下さい。
では、最後の問題です。
1級からの出題になりますので
ズバリでお答え下さい!
【問題】
東福寺の歩廊橋のなかでも、方丈と開山堂を結んでかかる( )の一帯は、京都を代表する紅葉名所のひとつである。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
通天橋(つうてんきょう)
紅葉の名所として知られる東福寺は
『東大寺』規模の大きさと
『興福寺』の教えの素晴らしさを習って
『東』『福』の1文字ずつを取り
名付けられたと言われています。
※東福寺について詳しくは、東福寺 その1、東福寺 その2の記事をご覧ください。
通天橋は1380年
春屋妙葩(しゅんおくみょうは・南北朝時代の僧)により
架けられた橋で
入り口には彼の筆による
『通天橋』と書かれた額が飾られています
通天橋から見えるもみじは
光沢のある葉がとても美しく
通称『通天もみじ』と呼ばれているんですよ。
※正式名称をトウカエデ(唐楓)と言う中国産の楓なんだそうです。
という事で本日も4問出題させていただきました。
皆さんは何問正解されましたか?
Tweet
雑談掲示板 新着