2013-04-26 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その168
今回は京都検定の過去問を出題させていただきます。
写真と解説付きですので
是非、問題に挑戦してみて下さいね
では早速1問目です。
【問題】
清水寺は、崖の上に立つ高さ13mの「清水の( )」が有名である。
ア.回廊
イ.舞台
ウ.階段
エ.塔
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.舞台
『清水の舞台から飛び降りる』という、ことわざでも
有名なこちらの舞台は
毎日、多くの観光客で賑わっています。
ちなみに、この清水の舞台において
義経(牛若丸)と弁慶が戦ったという伝承も残されており
舞台のすぐ側には
弁慶にまつわる錫杖(しゃくじょう・鉄の杖)や
鉄下駄も置かれているんですよ
清水の舞台造りは
78本の柱を、釘を使わずに組み合わせたもので
建築技術に関しても、高い評価を受けています
では2問目です!
【問題】
嵐山の大堰川(おおいがわ)にかかる( )は、周辺の風景と調和するよう、欄干部分は現在も木造としている。
ア.直違橋(すじがいばし)
イ.観月橋(かんげつばし)
ウ.荒神橋(こうじんばし)
エ.渡月橋(とげつきょう)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.渡月橋(とげつきょう)
観光地として有名な嵐山にある全長155メートルの橋で
見た目も大変、風情のあるものとなっています
近くにある
この渡月橋を度々、神輿や牛車が通ります。
法輪寺の『十三まいり』では
知恵を授かりにを訪れた後
渡月橋を一度も振り返る事なく渡る習わしがあり
振り返ってしまうと
ご利益がなくなってしまうと言われています。
では引き続き3問目です!
【問題】
古くから鎮火の神として崇敬され、3歳までの子供が詣ると一生火難を逃れると伝えられる神社はどこか。
ア.由岐神社(ゆきじんじゃ)
イ.熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)
ウ.愛宕神社(あたごじんじゃ)
エ.護王神社(ごおうじんじゃ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.愛宕神社
愛宕山(あたごさん・標高924メートル)山頂にある神社で
全国に約900社ある愛宕神社の総本社とされています。
祭神として祀っている迦遇槌命(かぐつちのみこと)が
鎮火の神として崇敬を受けている事から
火除けのご利益がある神社されています
※神話(古事記)において迦遇槌命は、素戔嗚尊(すさのおのみこと)と伊邪那岐(いざなぎのみこと)の間に生まれた数々の神様の中の1人です。その誕生の際に、自らの炎で母親の伊邪那岐を焼き殺した事から『火を司る神様』と言われ、彼を祀る事により、火除けのご利益があると言われています。
3歳までの子供が愛宕神社に参拝する事を
『愛宕の三つ参り』と言い、これを行えば
一生火事に遭わないと言われているんですよ。
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので、選択肢ではありません。
ズバリでお答え下さい!
【問題】
親鸞(しんらん)が著した( )は、浄土真宗の教義の体系を示した書物で、東本願寺には「坂東本(ばんどうぼん)」と呼ばれる自筆本が伝わっており、国宝に指定されている。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
教行信証(きょうぎょうしんしょう)
親鸞は、鎌倉時代の僧であり
浄土真宗の開祖として知られています。
問題にある東本願寺は
彼の死後、建てられた廟堂(びょうどう・霊を祀る建物)を
起源とするお寺です。
※親鸞については六角堂(頂法寺) その2を、東本願寺については東本願寺(真宗本廟)の記事をご覧下さい。
教行信証は、浄土真宗の教えについて書かれた書物です。
中でも坂東本は、彼の直筆によるもので
60歳を過ぎた頃から、書き始めたと言われています
※この書物を『坂東本』と呼ぶようになったのは、茨木県にある坂東報恩寺より伝わったものだからだそうです。
坂東本は6巻からなる書物で
1952年に国宝の指定を受けました。
という事で本日も4問出題させていただきました
皆さんは何問正解されましたか?
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