今回も京都検定の過去問を
お届けします
写真と解説付きで4問、出題していますので
チャレンジしてみて下さいね~
では早速1問目です。
【問題】
明治41年(1908)、第2代京都市長の西郷菊次郎が着手した京都の都市基盤整備のための「三大事業」は、第二疏水開削、道路拡築・伝記軌道施設、( )である。
ア.平安神宮造営
イ.京都市勧業館建設
ウ.上水道整備
エ.水力発電所建設
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.上水道整備
三大事業は
明治末期から大正にかけて行われた
大規模事業なんですよ。
西郷隆盛(さいごうたかもり)の子
西郷菊次郎(さいごうきくじろう)が
第一疎水だけでは足りなくなった
電力需要や水問題などを解決する為に
着手したと言われています
ちなみに琵琶湖疏水(第1、第2疏水の総称)事業に貢献したのが
田辺朔朗なんですよ♪
※田辺朔朗について詳しくは、田辺朔朗博士像の記事をご覧ください。
続いて2問目です。
【問題】
次の記述について、誤っているものを(ア)~(エ)から選びなさい。
「名水」と「社寺」の組み合わせ
(ウ)善気水(ぜんきすい)-法然院
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
(エ)
御香水は
御香宮神社の名水です。
現在、名水百選にも認定されているんですけれど
かつて清和天皇(せいわてんのう・第56代)は
香りが良く万病に効く水が沸いていた事を理由に
この水が流れ出ていたお宮を『御香宮』と名付けたそうですよ
ちなみに醍醐寺にある水は
醍醐水と言います!
醍醐寺が出来るきっかけとなった水で
開山である聖宝(しょうぽう)理源大師が
笠取山(かさとりやま・醍醐山)に沸く水を霊験により発見し
そこに観音様を安置した事が醍醐寺の始まりと言われているんですよ
引き続き3問目です。
【問題】
次の記述について、誤っているものを(ア)~(エ)から選びなさい。
「ご利益」と「社寺」の組み合わせ
(ア)子どもの虫封じ-白山神社
(イ)勝負事-出世稲荷神社
(エ)方除け-赤山禅院
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
(ア)
子どもの虫封じにご利益があるとされるのは
三宅八幡宮です。
遣隋使として有名な
小野妹子(おののいもこ)が
宇佐八幡を勧請したのが始まりで
通称『虫八幡』と呼ばれているんですよ
白山神社は
歯痛のご利益がある神社なんですね。
最後の女性天皇である
後桜町天皇(ごさくらまちてんのう・第117代)が
歯痛に困っていた時
女官のひとりが白山神社から持ち帰った
神箸と神塩を献上した所
痛みが取れたと言われています
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので選択問題ではありません。
ズバリでお答えください。
【問題】
貴船神社の水まつりでは、神事の後、献茶式や舞楽奉納、( )流の式庖丁が披露される。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
生間(いかま)
式庖丁とは
まな板に乗った食材に手を触れず
綺麗にさばいて料理を盛り付けるというものなんですよ。
※宮中の祝いの席で披露されたのが始まりと言われています。
生間流は
料理の神様と言われる
藤原山蔭(ふじわらのやまかげ)を創始者とする
四条流庖丁道(しじょうりゅうほうちょうどう)から
分かれた流派の1つだそうです
※生間流について詳しくは、生間流の式包丁が奉納される神事一覧をご覧ください。
ちなみに貴船神社の水まつりは
ご祭神である水神さま
『高おかみの神様(おかみという字は雨かんむりに口を三つ、その下に龍)』に感謝をし
1年間、水の恵みを頂けるようにお祈りをする祭礼なんですよ。
※詳しくは、水まつり 2012(貴船神社)の記事をご覧ください。
という事で本日も4問出題させていただきました。
皆さん何問正解されましたか?