こんにちは京子です!
今回は京都検定の過去問をお届けします。
写真と解説付きですので、是非チャレンジしてみて下さいね
では早速1問目にいってみましょう~
【問題】
秦氏(はたし)が創祀したと伝えられ、現在では「商売繁盛の神様」として有名な神社はどこか。
ア.御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)
イ.白山神社(はくさんじんじゃ)
ウ.伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)
エ.大原野神社(おおはらのじんじゃ)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.伏見稲荷大社
全国にある稲荷社(3万以上)の総本社である伏見稲荷大社は
年が明けると、多くの参拝者が『商売繁盛』を祈願しに
初詣に訪れる事で知られています。
※三ヶ日の累計参拝者数は270万人以上だそうです。
『稲』という漢字からも分かるように
本来は五穀豊穣のご利益がある神社でしたが
室町時代以降、農民だけでなく、多くの商人が
商売繁盛を祈願するようになったと言われています
引き続いて2問目です。
【問題】
「鬼やらい」と称する節分の追儺式(ついなしき)で知られる神楽岡(かぐらおか)にある神社はどこか。
ア.吉田神社(よしだじんじゃ)
イ.須賀神社(すがじんじゃ)
ウ.熊野神社(くまのじんじゃ)
エ.御蔭神社(みかげじんじゃ)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.吉田神社
京都市の北東に位置する神楽岡にある吉田神社で
行なわれる『鬼やらい』は
怒り・悲しみ・苦しみを表現した
3匹の鬼達を追い払い、福徳招来を祈願する神事です。
※神楽岡は現在、吉田山とも呼ばれています
かつては
平安時代の宮中行事だったそうで
室町時代より
平安京の鬼門を守ると言われる
吉田神社で行うようになりました。
ちなみに、追儺式は
吉田神社にて3日間かけて行なわれる
『節分大祭』の2日のメインイベントであり
期間中、吉田神社には
延べ100万人もの参拝者が訪れるそうです
※追儺式について詳しくは、追儺式 2013(吉田神社)の記事をご覧下さい。
では3問目にいってみましょう!
【問題】
平安時代中期、市井で念仏を広め、六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)の前身である西光寺を開いた空也(くうや)の通称はどれか。
ア.阿弥陀聖(あみだひじり)
イ.皮聖(かわひじり)
ウ.町聖(まちひじり)
エ.弥勒聖(みろくひじり)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.阿弥陀聖
空也は万民救済という理念に基づき
それまでは貴族だけの信仰に留まっていた仏教の教えを
民衆に広く説いた僧として知られています。
一般庶民に「南無阿弥陀仏(あむあみだぶつ)」と唱えた事から
別名・阿弥陀聖と言われ
踊りながら念仏を唱える姿から
その念仏は踊念仏(おどりねんぶつ)と呼ばれました
空也が始めた踊念仏は
次第に多くの信者を集めましたが
これを危険と感じた鎌倉幕府に弾圧される事となります
以後、六波羅蜜寺では堂内に屏風(びょうぶ)を立て
外から見えないよう隠しながら念仏を唱えていたそうで
この事から「かくれ念仏」と呼ばれるようになりました。
※かくれ念仏について詳しくは、空也踊躍念仏(六波羅蜜寺)の記事をご覧下さい。
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので選択肢ではありません。
ズバリでお答え下さい。
【問題】
京の師走の風物詩、南座の顔見世(かおみせ)のまねき看板には、出演者の名前が墨書されている。その書体は何か。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
勘亭流(かんていりゅう)
南座とは江戸時代初期に建てられた
京都を代表する歌舞伎の劇場です
そこで行なわれる『顔見世』とは
毎年11月30日から12月26日まで行なわれる公演の事を指します
問題にもある『まねき看板』とは
以後1年間、南座に出演する役者の名前が書かれた看板の事で
顔見世公演に合わせて
南座の正面にズラリと並べられるんですよ。
この看板の書体である『勘亭流』は
別名、芝居文字とも言われ
中村座(江戸三座の1つ)の依頼がきっかけとなり
1779年に能書家(現在の書道家)の
岡崎屋勘六(おかざきやかんろく)によって考案されました。
という事で本日も4問出題させていただきました
皆さんは何問正解されましたか?