2015-01-15 | |
テーマ:京都検定対策問題 |
京都検定対策問題 その36
本日は京都検定の対策となりそうな問題を作成してみました。
腕試しにチャレンジしてみて下さい。
早速、1問目です。
【問題】
東林院で毎年1月15日から31日まで振舞われるものは次のうちどれか。
ア.大根炊き
イ.小豆粥
ウ.ぜんざい
エ.七草粥
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
イ.小豆粥
年の初めに
小豆粥(桜粥や餅粥とも呼ばれます)を食べると
一年の邪気を払い
万病を取り除くといわれていて
精進料理『小豆粥(あずきがゆ)』を食べる
風習があるんですね
東林院では
毎年1月15日から31日まで
『小豆粥で初春を祝う会』が
行われています。
※小豆粥で初春を祝う会について詳しくは、小豆粥で初春を祝う会 2012(東林院)の記事をご覧ください。
続きまして、2問目にいってみましょう。
【問題】
三十三間堂で行われる『通し矢』の開会式では○○が行われる。○○に入るのは次のうちどれか。
ア.楊枝のお加持
イ.へちま加持
ウ.きうり加持
エ.鬼のお加持
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
ア.楊枝のお加持(やなぎのおかじ)
通し矢は
全国から集まった
晴れ着姿の新成人約1500人が
三十三間堂本堂の軒下の射場から
約60メートル離れた的に向かって矢を放つ
弓道の腕を競い合うものなんですね♪
ちなみに通し矢(大的全国大会)に
参加出来る新成人は
初段以上を有する者のみという事ですから
レベルが高いものとなっているんですよ
そんな通し矢が行われる日には
開会式に新成人をはじめとする参加者が並び
『楊枝のお加持(やなぎのおかじ)』が行われます。
平安時代から続く法要で
聖樹と呼ばれる楊枝(やなぎ)の枝(長さ40センチほどの棒)を使い
浄水を、選手たちに振り掛けるんですね
※楊枝のお加持について詳しくは、通し矢 2014(三十三間堂)の記事をご覧ください。
引き続き3問目です。
【問題】
小野篁が冥土へ通ったと伝わる『冥途通いの井戸』があるのは次のうちどれか。
ア.安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)
イ.六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)
ウ.六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)
エ.西福寺(さいふくじ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
ウ.六道珍皇寺
建仁寺の塔頭寺院で
通称『六道さん』として親しまれています。
ちなみに六道とは
仏教において『死』が訪れ
輪廻転生した際に行き着く6つの世界
○天道(てんどう)
○人間道(にんげんどう)
○修羅道(しゅらどう)
○畜生道(ちくしょうどう)
○餓鬼道(がきどう)
○地獄道 (じごくどう)
を表しているんですよ。
そして六道珍皇寺のある場所は
『鳥辺野(とりべの)』と呼ばれる
死骸を捨て風葬にした場所に続く道で
『六道の辻』とも呼ばれていたんです
つまり!この世とあの世の
分岐点と考えられていたんですね
そんな六道珍皇寺には
小野篁(おののたかむら)が冥土へ通ったと伝わる
『冥途通いの井戸』が
あるんですよ。
小野篁は
昼間は宮中に仕えて夜になると人間界から
井戸を使って冥土へ行き
閻魔大王の裁判補佐をしていたといわれています
では4問目の問題です。
最後の問題は選択肢ではありません。
ズバリでお答え下さい!
【問題】
吉田神社で節分3日間の日だけ特別に内院での参拝が出来る場所があるが、それはどこか。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
大元宮(だいげんぐう)
吉田神社にある大元宮は
吉田兼倶(よしだかねとも)が建立したもので
八角形の独特の形をした本殿となっています♪
そんな大元宮には
延喜式内社(えんぎしきないしゃ)全3132座の
全国の神様を祀られており
お参りすると全国の神社に
参拝したのと同じ効験(こうけん・効果)が
あるとされているんですよ
※延喜式内社とは、平安時代に藤原時平(ふじわらのときひら)らが中心となって作った(律令の)施行細則である『延喜式(約50巻)』の神名帳(じんみょうちょう・延喜式の第9、10巻)に記載されている神社の事です。
という事で本日も4問出題させていただきました。
皆さんは何問正解されましたか?
Tweet雑談掲示板 新着