メモ2014-07-22
テーマ:祭り・イベント

祇園祭 鷹山(八坂神社)

今回ご紹介するのは

京都市中京区の三条通室町西入ルにある

鷹山

鷹山(たかやま)です!


鷹山は1467年(応仁元年)以前からあったようで

1788年(天明8年)に起きた天明の大火の後は

一時的に舁山(かきやま)に改めたそうですけれど

1798年(寛政10年)再び曳山に戻ったそうですよ

※ちなみに舁山とは舁初(かきぞめ・人が担いで移動させる山)を行う山の事です。


別名、『太郎山』『樽負山』『鷹つかひ山』等

色々な呼ばれ方をしていたそうです。


提灯

そんな鷹山は現在

巡行には参加していない

休み山の1つなんですね~

※もう1つの休み山『布袋山』について詳しくは、祇園祭 布袋山八坂神社)の記事をご覧ください。


実は1826年(文政9年)に発生した大きな夕立で

懸装品が大破してしまい

翌年から巡行に参加しなくなったんだそうです。


懸装品を大破させるほどの夕立って

一体・・・


さらに1864年(元治元年)には禁門の変で

御神体の一部(首や手等13点)を残して

全て焼失してしまったんだそうです


そんな鷹山

江戸時代後期まで巡行していた際には


大船鉾

7月20日に行われた大船鉾の曳き初めの様子です。


後祭(あとまつり)の大船鉾(おおふねほこ)の前を行く くじ取らずの大変大きな山だったそうですよ~。


そして今年2014年3月は

190年ぶりに囃子方を復活させて

鷹山復活の気運がかなり高まってきているんです


最期の巡行を行ってから

2026年でちょうど200年となるようで

その年までには山を復興させるといった

大きな目標を掲げられているそうです。


ちなみに鷹山

今日(7月22日)と明日(23日)の

午後17時からの居祭(いまつり)で

見る事が出来ますよ~


御神体


こちらの三体の人形は

鷹山の御神体なんですけれど

それぞれが表情豊かでしばらく見入っちゃいました


御神体について左からご説明しますと

鷹匠

こちらは、鷹狩りの行装の『鷹匠(たかじょう)』です。


一説には源頼朝(みなもとのよりとも)とも

言われているそうなんですけれど

在原行平(ありわらのゆきひら)の説が有力みたいですよ。

ちなみに行平は、在原業平(ありわらのなりひら)のお兄さんです。

※在原業平と言えば平安京のプレイボーイとして有名ですよね。彼について詳しくは、十輪寺の記事をご覧ください。


886年、光孝天皇(こうこうてんのう・第58代天皇)の

芹川野(せりかわの)への行幸の際

行平がお供した時の鷹匠の姿を模したものと言われています


続いて真ん中は

樽(たる)を背負い粽(ちまき)を持った従者

樽負

『樽負(たるおい)』です。


こちらは粽を食べているんですけれど

樽負は、からくり人形だという事が

2008年(平成20年)の調査でわかったそうですよ


巡行の際には、粽を口元に運びながら

移動していたようです。


ユニークな発想ですよね~


犬飼

最後の右が、犬を引く従者『犬飼(いぬかい)』です。


鷹の見送り

こちらは鷹の『見送り』です。

※見送りとは、山鉾の後ろにつけるタペストリーの事です。


昭和時代の染色家で京都出身の

皆川月華(みながわげっか)が寄贈したんだそうですよ。


それぞれの人形の前には

粽が奉納されていました


非売品の粽

ちなみに鷹山は一般の人には

粽の販売は行っていないそうです。


いよいよ明日は

後祭の宵山で

明後日は150年振りに

船鉾が巡行します


お天気にも恵まれそうなので

お時間のある方は見に来られてみてはいかがでしょうか?


そんな鷹山の場所はコチラ↓


より大きな地図で 鷹山 を表示

1 ■鷹山

鷹山のご紹介ありがとうございます。今年(2015年)は鷹山の粽・おみくじ・手拭いなどを少数ですが、一般の方にも販売させていただきます。(鷹山保存会)

morimoriさん 2015-05-27 19:01:37

2 ■Re:鷹山

>>morimoriさん
コメントありがとうございます♪
今年は粽等が売られるという情報をいち早くお教え頂きありがとうございます(*^o^*)/

今から祇園祭を楽しみにしています♪

京子 2015-05-30 05:05:06


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