2013-10-08 | |
テーマ:その他 |
関連:京都で一番○○なもの その1 / 京都で一番○○なもの その2 / 京都で一番○○なもの その3 / 京都で一番○○なもの その5 / |
京都で一番○○なもの その4
今回、お届けするのは・・・
京都で一番○○なものです
例えば、京都で一番高い『建物』と言えば・・
京都タワー(131メートル)ですよねっ?
こんな感じで『京都で一番○○なもの』を
いくつか問題形式でご紹介したいと思います。
では早速いってみましょう~
Q.京都で一番『古い祭』は?
ちなみに、始まったのは
紀元前581年だと言われているんですよっ。
皆さんお分かりでしょうか?
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
A.御蔭祭(御蔭神社)
御蔭祭(みかげまつり)とは
京都3大祭の1つ『葵祭(あおいまつり)』に深く関係する祭です。
下鴨神社から比叡山のふもとに位置する
『御生山(みあれやま・御蔭山とも言う)』に建つ
御蔭神社(みかげじんじゃ)まで
祭神の玉依姫命(たまよりひめのみこと)と
その父にあたる賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の
『荒御霊(あらみたま)』をお迎えに上がり、下鴨神社にお連れする神事です。
※お連れした荒御霊は、同祭神を祀る下鴨神社の和御霊(にぎみたま)と一体になります。こうして、新たに甦った『玉依姫命』と『賀茂建角身命』は葵祭の日に備えます。
荒御霊は、御蔭神社の社にて御生木(みあれぎ・榊の若枝)に移し、神霊櫃(しんれいびつ)に入れて運びます。
下鴨神社への道中で、荒御霊を神馬(しんめ)に遷します。こうして一行が下鴨神社に到着すると、荒御霊(神馬)に対して東游(あずまあそび)が披露されます。
ここまで聞くと
じゃぁ葵祭もそんなに古くからやっているの!?
と思いますよね。
しかし、葵祭は欽明天皇(きんめいてんのう・540~571年)の時代に
始まったと言われていますので、御蔭祭の方が古いんですね
つまり、この神迎えの神事は葵祭の始まる前から行われていたとされ
後に葵祭の神事の1つに融合されていったようです
※御蔭祭は綏靖天皇(すいぜいてんのう・第2代天皇)の頃に始まったと言われています。
この事から『葵祭の源流』とも呼ばれているんですよ
御蔭祭について、詳しくは
御蔭祭 2012 後編(下鴨神社・御蔭神社)の記事をご覧下さい!
Q.京都で一番『長いアーケード商店街』は?
ヒントは京都市内にある商店街ですよ~!
アーケード商店街と言えば
新京極商店街(しんきょうごくしょうてんがい)や
寺町商店街(てらまちしょうてんがい)、錦市場(にしきいちば)
伏見の大手筋商店街(おおてすじしょうてんがい)などなど
ありますが・・・
さて、どこの商店街だと思いますか!?
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
A.三条会商店街
三条会商店街は、京都市中京区にある商店街で
長さは・・・なんと全長800メートルにもなりますっ!!
その名の通り、東西に走る『三条通り』にある商店街で
南北を走る『堀川通り(ほりかわどおり)』から
『千本通り(せんぼんどおり)』の間
800メートルがアーケードとなっていて
その中に250ものお店が並んでいます。
ちなみに、京都の様々な神輿を担いでいる
三条台若中(さんじょうだいわかじゅう)こと通称『三若(さんわか)』は
この地域の若者によって結成された集団で
江戸時代より神輿の渡御に奉仕しているそうですよ
写真は、祇園祭にて神輿を担いでいる三若の方々です。
※祇園祭の神輿渡御については祇園祭 2012 還幸祭(八坂神社)の記事をご覧下さい。
この他、当サイトでは三条会商店街にある
喫茶店『珈琲工房てらまち』や
御供社(ごくうしゃ)なども過去にご紹介していますので
よろしければご覧下さい。
※御供社については祇園祭 2012 オハケ清祓式(御供社)の記事をご覧下さい。
Q.京都で一番『遅く咲く桜』は?
これは、あるお寺に咲く桜です。
そのお寺と桜の名前は一体何でしょう?
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
A.仁和寺の御室桜
答えは仁和寺(にんなじ)に咲く御室桜(おむろざくら)で
一般的な京都の桜は
4月の上旬から中旬にかけて見ごろとなりますが
こちらの御室桜は
4月下旬でも十分に楽しむ事が出来る桜として知られています
開花時期以外にも、特徴的なのは、その『高さ』で
約2メートル程と大変低く
ちょうど人間の頭の高さくらいに綺麗な花が咲くんですよ
※仁和寺や御室桜については仁和寺 その1、仁和寺 その2の記事をご覧下さい。
Q.京都で一番『大きい石室』は?
石室とは古墳の中にある『石積みの墓室(ぼしつ)』の事を言い
ここに石棺(せっかん)つまり、石の棺(ひつぎ)が安置されているんですね。
では、みなさんも考えてみて下さい~。
一体何という古墳でしょうか?
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
A.蛇塚古墳(へびづかこふん)
こちらは古墳時代後期に作られた古墳で
京都の豪族の1つである秦氏一族の長が埋葬されていたと考えられています。
ちなみに石室部分は17.8メートルもの長さになるんですよ!
日本でも第4位の大きさを誇るそうですっ
古墳は、時代によって作り方や、埋葬されている人
埋葬品などが違いますが
こちらの蛇塚古墳は横穴式の石室を持つタイプで
一説には秦河勝が埋葬されていたのではないか?とも言われています。
現在は石室のみですが
元は全長約75メートルの前方後円墳だったそうですよ~
※詳しくは蛇塚古墳の記事をご覧下さい。
という事で、今回は京都で一番○○なものを
ご紹介させていただきました。
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