2013-04-20 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その166
今回も京都検定の中から
過去問をお届けしたいと思います。
気軽にチャレンジしてみて下さいね
それでは1問目にいってみましょう。
【問題】
丸い白餅に紅の菱餅と味噌餡を置き、甘煮のゴボウをはさんだ正月を代表する伝統菓子はどれか。
ア.あぶり餅
イ.はなびら餅
ウ.栗餅
エ.鎌餅
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.はなびら餅
はなびら餅は正式名称を『御菱葩(おんひしはなびら)』と言い
もともとは宮中で食べられていた、おせちに由来しています
裏千家(茶道流派の1つ)が
初釜(はつがま・新春の茶道の稽古始にあたる日)で使った事をきっかけに
全国各地の和菓子店で正月の季節菓子として広まりました。
※詳しくは、二條若狭屋の記事をご覧ください。
2問目にいってみましょう。
【問題】
2月の初午(はつうま)の日に伏見稲荷大社にお参りし、食べると縁起が良いと伝えられるのはどれか。
ア.赤貝ととり貝のてっぱい
イ.畑菜の辛子和え
ウ.棒鱈とえびいもの炊き合わせ
エ.あらめと揚げの炊き物
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
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では、答えですっ。
【答え】
イ.畑菜の辛子和え
初午とは
2月最初の午の日(日付を干支に当てはめた日)の事です。
この日に伏見稲荷の祭神を
秦伊呂具(はたのいろぐ・秦氏の棟梁)が祀った事から
初午の日には『初午大祭』が行われています
畑菜という名前は秦伊呂具から付けられたとも言われる
京都の伝統的野菜なんですよ。
そして辛子はキツネの好物であるという事から
初午の日に畑菜の辛子和えを食べると縁起が良いとされています。
続いて3問目です。
【問題】
11月23日、東福寺の塔頭正覚庵(しょうがくあん)で火中に投じて供養するものはどれか。
ア.針
イ.櫛
ウ.人形
エ.筆
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.筆
正覚庵は通称『筆の寺』とも呼ばれ
伊達政依(だてまさより・伊達宗家4代目当主)が
1290年に創建したと言われています。
11月23日に行われる『筆供養』では
筆を使って作られた筆みこしが
東福寺境内を練り歩いたり
護摩の火で奉納された筆を焚き上げる
法要が行われるんですよ
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので選択肢ではありません
ズバリでお答え下さい!
【問題】
東大寺と興福寺から一字ずつを取って東福寺を造営し、鎌倉幕府と親密な関係を結んで権勢をふるった公卿(くぎょう)は誰か。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
九条道家(くじょうみちいえ)
九条道家は源頼朝の姪を母に持つ
鎌倉時代の公卿(国政を担う職位であり高官)です。
子供には鎌倉幕府4代将軍・頼経(よりつね・息子)や
5代将軍・頼嗣(よりつぐ・孫)がいるんですよ
東福寺はそんな彼の発願より
東大寺からは規模の大きさを
興福寺からは教えの素晴らしさを習って
『東』『福』の1文字ずつを取り名付けられたお寺です。
※東福寺について詳しくは、東福寺 その1、東福寺 その2の記事をご覧ください。
という事で本日も4問出題させていただきました。
皆さんは何問正解されましたか?
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