2013-03-25 | |
テーマ:神社 |
関連:神幸祭(六請神社) / |
六請神社
こんにちは京子です!
今回ご紹介する神社は・・・
六請神社(ろくしょうじんじゃ)です
京都市の北西に位置する
衣笠(きぬがさ)と呼ばれるエリアにある神社です
起源は古く、延暦年間(782~806)に
衣笠山のふもとに建立されたようで
当時は衣笠御霊(きぬがさごりょう)や
衣笠岳御霊(きぬがさおかごりょう)などと
呼ばれていました
衣笠一帯は、かつて埋葬地だった事から
この地に眠る霊を鎮める為に建立されたと
言われています。
ちなみに『六請』というのは
この御霊に勧請された六柱(六請神)を指す言葉で
天照大神(あまてらすおおみかみ)らが祀られています
こちらが拝殿になります。
室町時代になると
室町幕府3代将軍・足利義満(あしかがよしみつ)によって
等持院(とうじいん・足利家の菩提寺)の境内に勧請されました
※足利義満については足利義満ゆかりの地巡りにて詳しく解説しています。
その後、明治期には神仏分離令により
等持院の東側に改めて建立されました。
以後も衣笠の産土神として崇敬を受け
ちなみに、先ほども説明した通り
埋葬地であった事から
六地蔵(死後、6つの世界『六道』にいるお地蔵さん)の信仰と
習合したと考えられ
現在も六柱(伊勢・石清水・賀茂・松尾・稻荷・春日の六座大神)が
祀られているようです。
※伊勢大神とは『天照大神』の事ですから、創建当時と祭神は変わっていないようです。
こちらは拝殿の右手にある
末社『力石大明神(ちからいしだいみょうじん)』です。
中には注連縄がかけられた大きな石が祀られ
かつては、この大きな石を持ち上げて
祈願成就を行なっていたそうですよ
氏子に出産を控えた人がいたり
受験を控えている人がいれば
この石を持ち上げていたのかもしれないですね~。
現在は持ち上げたりする事もないようで
代わりに、小さな石に
名前と願い事を書いて奉納すれば
ご利益を授かる事が出来るそうですよ
そして、無事に祈願が成就すれば
祈願成就とお礼を書いて奉納して下さいとの事でした。
という事で
今回は六請神社をご紹介させていただきました!
場所はコチラ↓
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