![]() | 2011-07-13 |
テーマ:祭り・イベント |
関連:祇園祭 2012 久世駒形稚児社参(八坂神社) / |
祇園祭 2011 久世駒形稚児社参(八坂神社)
午前中に、長刀鉾稚児の社参が終わった後
14時から再び八坂神社で

久世稚児の社参の儀が行われました♪
※午前中に行われた神事については『祇園祭 2011 社参の儀・長刀鉾稚児(八坂神社)』をご覧下さい。

さて、再び八坂神社にやって来た京子・・・
ばっちり南楼門から入場のシーンを撮影しようと思ったんですけれど
( ´Д`)・・・すでに本殿に久世稚児は入られたというコトで(汗)
粘り強く、本殿から久世稚児が出てくるまで
待っている事にしました。
ちなみに、久世稚児は後日行われる
祇園祭の『神幸祭』と『還幸祭』では
胸に木彫りの馬の首(頭)を付ける事から
久世駒形稚児(くぜこまがたちご)とも言われます。
※駒形の『駒』は馬という意味です。
そうこう説明しているうちに・・
久世稚児たちが本殿から出てきましたよ~っ!

こちらが、今年の久世稚児たち★
彼らはドコから来たのかと言いますと
京都市南区にあります綾戸國中神社(あやとくなかじんじゃ)っ!
実は、祇園祭は八坂神社のお祭りと言っていますけれど
綾戸国中神社のお祭でもあるんですね。
その理由は?と言いますと、綾戸国中神社の祭神である
素戔嗚尊(すさのおのみこと)が関係しています。
綾戸国中神社は、綾戸神社と国中神社が一つになった神社であり
国中神社に祀られていたのが、素戔嗚尊(スサノオノミコト)の荒御魂(あらみたま)だったのです!

本殿をバックに久世稚児をパシャリっ。

ちなみに次回会えるのは17日の神幸祭の時ですね。
荒御魂?
素戔嗚尊の荒御魂(あらみたま)をご紹介させていただきました。
神様の霊魂の種類のひとつで
荒々しい勇猛な魂の事です。
※逆に『和御魂』は穏やかな心を持つ魂という意味です。
つまり、この和御魂と荒御魂が合わさることで
素戔嗚尊がひとつになれるというワケですね♪
素戔嗚尊は八坂神社と切っても切り離せない関係ですから
彼の和御魂はとても大事なモノだという事が分かっていただけると思います。
※素戔嗚尊と八坂神社の関係についても悪王子社の記事をご覧下さい。
さて!本殿で無事に神事を終わらせ
一団は八坂神社を後にします。
そんな久世稚児は
17日の祇園祭・神幸祭では
八坂神社の境内の中にまで
なんと騎乗の状態のまま乗りつけちゃうんですねっ(汗)
どうしてそんな事出来ちゃうの?
・・・と言いますと
先ほども説明した通り
駒型は綾戸国中神社の御神体であり、
それを首に下げた状態の久世稚児は、『神様そのもの』になります。
だから、そこまで出来るというワケなのですね~♪
そんな久世稚児の社参の儀が行われた八坂神社の場所はコチラ↓
大きな地図で見る
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・祇園祭 2011 還幸祭(八坂神社)
・祇園祭 2011 花傘巡行(八坂神社)
・祇園祭 2011 神幸祭(八坂神社)
・祇園祭 2011 山鉾巡行(八坂神社)
・祇園祭 2011 あばれ観音・南観音山(八坂神社)
・山鉾一覧
・祇園祭 2011 長刀鉾稚児社参(八坂神社)
・祇園祭 2011 お迎え提灯・神輿洗い(八坂神社)
・祇園祭 2011 吉符入・長刀鉾稚児舞披露(八坂神社)
・祇園祭 2011 くじ取り式(八坂神社)
・祇園祭 2011 吉符入・お千度の儀(八坂神社)
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関連:祇園祭 2010 長刀鉾稚児社参(八坂神社) / |
祇園祭 2011 長刀鉾稚児社参(八坂神社)
こんにちは京子です。
明日からいよいよ「宵々々山(よいよいよいやま)」ですね!?
祇園祭じゃなくて、宵々々山なの?京子ちゃん
と疑問に思うかも知れませんね
昨年もお伝えしましたけれど、もう一度解説させて頂きます。
17日に山鉾巡行が行われるのは、今まで幾度となく記事でご紹介してるのでもうご存知ですよね。
その前日(16日)を「宵山(よいやま)」と言い
15日は「宵々山(よいよいやま)」、14日を「宵々々山(よいよいよいやま)」
というんです。
なので、この時期になると
「宵山に行く~?」
「宵々々山の方がすいてない??」
「宵々っていつだっけ~?」
そんな会話が京都のあちこちで聞こえてきます♪
ちなみに、この期間14~16日は夕方頃から
京都市内中心部のメインストリート界隈の道路が全部歩行者天国になり
夜店が登場するんです
冷たくひやしたおいしそうなきゅうりを売っている夜店もあるので、
注意が必要です
※きゅうりについての説明はこちらへどうぞ♪
また、宵々々山から宵山にかけての3日間は観光客に加え、地元の人も大勢
八坂神社から市内中心部にかけて立ち並ぶ山鉾を見て回る人も一番多い3日間なんですよ。
宵山の日だけでも約50万人が訪れるというので驚きの人数ですよね
そんなわけで今日は、鉾稚児と久世稚児が
それぞれ八坂神社を参拝して

「社参の儀(しゃさんのぎ)」が行われます。
鉾稚児こと長刀鉾稚児と久世稚児の違いは、
長刀鉾稚児は、神の使いとなり、
久世稚児は、神の化身となるんです。
白馬に乗り、以前ご紹介した四条通りを八坂神社へ向かって
真っ直ぐ東へと向かいます
その後、八坂神社本殿にて稚児が神の使いとなる儀式
「社参の儀」が行われるんです。
久世稚児の説明は後でまた詳しくご紹介するとして、
まずは長刀鉾稚児を見ていきましょう
梅雨が明けただけあって、快晴の中
長刀鉾町のある四条通りに顔を出してみると
そこには白馬がいましたーっ。
そして、人!人!報道陣!!

白馬!
そうこうしていると稚児が抱えられてやってきました♪
稚児の衣装は平安装束の一つである
金色の綺麗な立烏帽子(たてえぼし)に水干(すいかん)姿で
今年もばっちり決まっています

そして、人の肩から馬の背中へと乗り移ります。
ちなみに、周りには稚児の他に禿は勿論のこと
裃姿の人も大勢いるんです。
まさに行列なんですけれど
それもそのはず、これは大名行列なんです。
この日、稚児は「社参の儀」の中で
「10万石」と「五位少将」の位を授かる「お位もらい」が行われるんです!
この「五位」という位は以前もご紹介した通り
源義経が壇ノ浦の戦いで勝利を収めてやっともらえた程のくらいなんだそうですよ。

私も場所の確保という勝利を収める為に、八坂神社へと先回りです
すると、そこ(影)の中には沢山の人が…
そうなりますよね
私も後ろからこっそりと日陰にお邪魔させて頂き一団の到着を待ちます。
事前に舞殿の所まで行って混み具合を観察してたので
写真をパシャリと抑え
ダッシュ
そして・・・!
いよいよ…!
あっ
あああっ

キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ !!!!!
門の前で白馬から下り、ご入場~
その後、手と口を清め本殿へ入場し先ほどご説明した「お位もらい」が行われます。
一連の儀式「社参の儀」が終わると長刀鉾稚児は神の使いとなるため
これから4日間
そうです、17日に行われる山鉾巡行の後の「お位返しの儀」が行われるまでの間
神の使いとなるので、地面に足をつけれないんですね。
ちなみに、足を付けられないと生活はどうするの?といいますと
強力(ごうりき)と呼ばれる稚児を肩に担ぐ人と一緒に移動をします
そして、母親を含め女性との接触は一切しないみたいです。
これは、女性が穢れ(けがれ)であると思われていて、それが慣習として残っているからなんですよね。
それにしても、稚児の髪型って独特ですよね
実はこの稚児の髪型にもしっかりと決まりがありまして
6月30日には「理髪の儀」というものもあるんです。
前からは見えませんが襟足を三角に剃り上げ「うろこ」と呼ばれる髪型になるんですね。
これは2人の禿も同じです。前髪をかわいく揃えているのもとってもお似合いです
※久世稚児はまた別の記事でアップしますね。
そんな社参の儀が行われた八坂神社の場所はコチラ↓
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・祇園祭 2011 あばれ観音・南観音山(八坂神社)
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