こんにちは京子です。
明日からいよいよ「宵々々山(よいよいよいやま)」ですね!?
祇園祭じゃなくて、宵々々山なの?京子ちゃん
と疑問に思うかも知れませんね
昨年もお伝えしましたけれど、もう一度解説させて頂きます。
17日に山鉾巡行が行われるのは、今まで幾度となく記事でご紹介してるのでもうご存知ですよね。
その前日(16日)を「宵山(よいやま)」と言い
15日は「宵々山(よいよいやま)」、14日を「宵々々山(よいよいよいやま)」
というんです。
なので、この時期になると
「宵山に行く~?」
「宵々々山の方がすいてない??」
「宵々っていつだっけ~?」
そんな会話が京都のあちこちで聞こえてきます♪
ちなみに、この期間14~16日は夕方頃から
京都市内中心部のメインストリート界隈の道路が全部歩行者天国になり
夜店が登場するんです
冷たくひやしたおいしそうなきゅうりを売っている夜店もあるので、
注意が必要です
※きゅうりについての説明はこちらへどうぞ♪
また、宵々々山から宵山にかけての3日間は観光客に加え、地元の人も大勢
八坂神社から市内中心部にかけて立ち並ぶ山鉾を見て回る人も一番多い3日間なんですよ。
宵山の日だけでも約50万人が訪れるというので驚きの人数ですよね
そんなわけで今日は、鉾稚児と久世稚児が
それぞれ八坂神社を参拝して
「社参の儀(しゃさんのぎ)」が行われます。
鉾稚児こと長刀鉾稚児と久世稚児の違いは、
長刀鉾稚児は、神の使いとなり、
久世稚児は、神の化身となるんです。
白馬に乗り、以前ご紹介した四条通りを八坂神社へ向かって
真っ直ぐ東へと向かいます
その後、八坂神社本殿にて稚児が神の使いとなる儀式
「社参の儀」が行われるんです。
久世稚児の説明は後でまた詳しくご紹介するとして、
まずは長刀鉾稚児を見ていきましょう
梅雨が明けただけあって、快晴の中
長刀鉾町のある四条通りに顔を出してみると
そこには白馬がいましたーっ。
そして、人!人!報道陣!!
白馬!
そうこうしていると稚児が抱えられてやってきました♪
稚児の衣装は平安装束の一つである
金色の綺麗な立烏帽子(たてえぼし)に水干(すいかん)姿で
今年もばっちり決まっています
そして、人の肩から馬の背中へと乗り移ります。
ちなみに、周りには稚児の他に禿は勿論のこと
裃姿の人も大勢いるんです。
まさに行列なんですけれど
それもそのはず、これは大名行列なんです。
この日、稚児は「社参の儀」の中で
「10万石」と「五位少将」の位を授かる「お位もらい」が行われるんです!
この「五位」という位は以前もご紹介した通り
源義経が壇ノ浦の戦いで勝利を収めてやっともらえた程のくらいなんだそうですよ。
私も場所の確保という勝利を収める為に、八坂神社へと先回りです
すると、そこ(影)の中には沢山の人が…
そうなりますよね
私も後ろからこっそりと日陰にお邪魔させて頂き一団の到着を待ちます。
事前に舞殿の所まで行って混み具合を観察してたので
写真をパシャリと抑え
ダッシュ
そして・・・!
いよいよ…!
あっ
あああっ
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ !!!!!
門の前で白馬から下り、ご入場~
その後、手と口を清め本殿へ入場し先ほどご説明した「お位もらい」が行われます。
一連の儀式「社参の儀」が終わると長刀鉾稚児は神の使いとなるため
これから4日間
そうです、17日に行われる山鉾巡行の後の「お位返しの儀」が行われるまでの間
神の使いとなるので、地面に足をつけれないんですね。
ちなみに、足を付けられないと生活はどうするの?といいますと
強力(ごうりき)と呼ばれる稚児を肩に担ぐ人と一緒に移動をします
そして、母親を含め女性との接触は一切しないみたいです。
これは、女性が穢れ(けがれ)であると思われていて、それが慣習として残っているからなんですよね。
それにしても、稚児の髪型って独特ですよね
実はこの稚児の髪型にもしっかりと決まりがありまして
6月30日には「理髪の儀」というものもあるんです。
前からは見えませんが襟足を三角に剃り上げ「うろこ」と呼ばれる髪型になるんですね。
これは2人の禿も同じです。前髪をかわいく揃えているのもとってもお似合いです
※久世稚児はまた別の記事でアップしますね。
そんな社参の儀が行われた八坂神社の場所はコチラ↓
大きな地図で見る