午前中に、長刀鉾稚児の社参が終わった後
14時から再び八坂神社で
久世稚児の社参の儀が行われました♪
※午前中に行われた神事については『祇園祭 2011 社参の儀・長刀鉾稚児(八坂神社)』をご覧下さい。
さて、再び八坂神社にやって来た京子・・・
ばっちり南楼門から入場のシーンを撮影しようと思ったんですけれど
( ´Д`)・・・すでに本殿に久世稚児は入られたというコトで(汗)
粘り強く、本殿から久世稚児が出てくるまで
待っている事にしました。
ちなみに、久世稚児は後日行われる
祇園祭の『神幸祭』と『還幸祭』では
胸に木彫りの馬の首(頭)を付ける事から
久世駒形稚児(くぜこまがたちご)とも言われます。
※駒形の『駒』は馬という意味です。
そうこう説明しているうちに・・
久世稚児たちが本殿から出てきましたよ~っ!
こちらが、今年の久世稚児たち★
彼らはドコから来たのかと言いますと
京都市南区にあります綾戸國中神社(あやとくなかじんじゃ)っ!
実は、祇園祭は八坂神社のお祭りと言っていますけれど
綾戸国中神社のお祭でもあるんですね。
その理由は?と言いますと、綾戸国中神社の祭神である
素戔嗚尊(すさのおのみこと)が関係しています。
綾戸国中神社は、綾戸神社と国中神社が一つになった神社であり
国中神社に祀られていたのが、素戔嗚尊(スサノオノミコト)の荒御魂(あらみたま)だったのです!
本殿をバックに久世稚児をパシャリっ。
ちなみに次回会えるのは17日の神幸祭の時ですね。
荒御魂?
素戔嗚尊の荒御魂(あらみたま)をご紹介させていただきました。
神様の霊魂の種類のひとつで
荒々しい勇猛な魂の事です。
※逆に『和御魂』は穏やかな心を持つ魂という意味です。
つまり、この和御魂と荒御魂が合わさることで
素戔嗚尊がひとつになれるというワケですね♪
素戔嗚尊は八坂神社と切っても切り離せない関係ですから
彼の和御魂はとても大事なモノだという事が分かっていただけると思います。
※素戔嗚尊と八坂神社の関係についても悪王子社の記事をご覧下さい。
さて!本殿で無事に神事を終わらせ
一団は八坂神社を後にします。
そんな久世稚児は
17日の祇園祭・神幸祭では
八坂神社の境内の中にまで
なんと騎乗の状態のまま乗りつけちゃうんですねっ(汗)
どうしてそんな事出来ちゃうの?
・・・と言いますと
先ほども説明した通り
駒型は綾戸国中神社の御神体であり、
それを首に下げた状態の久世稚児は、『神様そのもの』になります。
だから、そこまで出来るというワケなのですね~♪
そんな久世稚児の社参の儀が行われた八坂神社の場所はコチラ↓
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