今回ご紹介するのは・・

呆け封じにご利益のある神社仏閣巡りです


まだそんなに衰えていないよ

と言う人もいるかも知れないんですけれど

物忘れだけでなく

記憶力を失わないためにも有効なんですよ。


つまり、いつまでも大事な思い出を忘れないよう

おじいちゃん、おばあちゃんだけでなく

疎遠になった親戚、知り合いなどに

お守りをあげてみてはいかがでしょうか


というわけで

今回は呆け封じにご利益のある神社仏閣を

まとめてみました~


お近くに行かれた際には

是非とも足を運んでみてくださいね~

では早速いってみましょう。


今熊野観音寺(いまくまのかんのんじ)

今熊野観音寺

場所:京都市東山区泉涌寺山内町32


今熊野観音寺

泉涌寺(せんにゅうじ)の塔頭寺院の1つで

平安時代の初め

弘法大師(こうぼうたいし)空海(くうかい)によって

建立されたと伝わっています。

※空海について詳しくは、東寺(教王護国寺)の記事をご覧ください。


もともとは東山観音寺(ひがしやまかんのんじ)と

称していたそうなんですけれど

1160年(永暦元年)に

後白河上皇(ごしらかわじょうこう・後白河天皇 第77代)が

熊野神社(いまくまのじんじゃ)を創建した際

改めて新那智山の山号を与えて

今熊野観音寺となったんだそうですよ


そんな今熊野観音寺

大師堂の前には


今熊野観音寺のぼけ封じ観音

ぼけ封じ観音が安置されていて

ぼけ封じ・近畿十楽観音霊場の第1番に

数えられているんですね。


ちなみに境内には

ぼけ封じのお守りが売られていました


千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)

千本釈迦堂

場所:京都市上京区五辻通六軒町西入溝前町1034


千本釈迦堂は正式名称を

報恩寺(だいほうおんじ)という

真言宗智山派のお寺です。


本尊に釈迦如来を祀っている事から

千本釈迦堂と呼ばれているんですね


1227年(安貞元年)に

奥州藤原氏の藤原秀衡(ふじわらひでひら)の孫である

義空(ぎくう)が

小さなお堂を建てて

一仏十弟子像を安置したのが

始まりといわれています。


ちなみに本堂は

創建当時のもので

京都市内最古の木造の本堂として

知られているんですよ


また、本堂を建てた

大工の棟梁の奥さんである

『おかめ』の悲しいエピソードも伝わっています。

※詳しくは、大報恩寺千本釈迦堂) その2をご覧ください。


そんな千本釈迦堂の本堂横には


大報恩寺(千本釈迦堂)の呆け封じの観音

呆け封じの観音が安置されていて

こちらは

ぼけ封じ・近畿十楽観音霊場の第2番に

数えられているんですね~。

ぼけ封じのお守りも売られていましたよ


■祥雲寺(しょううんじ)

場所:船井郡京丹波町大迫上ノ山36


祥雲寺は

通称・ぼけ封じ寺の天足さんと呼ばれる

京丹波町(きょうたんばちょう・京都市北西部)にある

曹洞宗のお寺です。


1654年(承応3年)に

山口県にあるお寺の住職だった

天足がこの地にお堂を建てて

村人の悩みを聞き

病苦を癒したと言われているんですよ


つまり天足さんとは

かつての住職の事だったんですね。


そんな祥雲寺の天足堂の両脇には

天足が植えたと伝わる

樹齢300年以上のヒノキが残っています


左横の木を安楽の霊木

右横の木を長寿の霊木

と呼ぶそうですよ。


ちなみに天足は

「私が死んだ後も

病気で苦しい者があれば言いなさい。必ず救います。」

と言い残して、このヒノキの下に

葬られたといわれています!!


きっと生き仏の様な人だったんですね


その事から参拝者はこの霊木に祈願をし

天足堂にお参りするそうです。


こちらでもぼけ封じ御守が売られています♪


■勝龍寺(しょうりゅうじ)

場所:長岡京市勝竜寺19-25


勝龍寺は真言三宝宗(しんごんさんぽうしゅう)のお寺で

弘法大師空海が創建したと伝わっています。


ちなみに勝龍寺という名前は

龍神に勝った事が由来なんだそうですよ


え!?龍神に

と思いますよね♪

一体、どういう事かと言いますと


962年に起こった大干ばつの際

村上天皇(むらかみてんのう・第62代天皇)は

当時の住職だった千観(せんかん)に

雨乞いの祈祷をするよう命じました。


千観は7日間かけて祈祷を行うと

見事雨を降らす事に成功するんですね


その際、村上天皇が

「龍神を呼んで雨を降らした事は

つまり龍神に勝ったという事です。

これからはお寺を勝龍寺と称しなさい。」

とおっしゃったそうですよ。


確かに雨の神様と言われる

龍神の重い腰を上げさせたのは

人間側の大勝利ですよね


そんな勝龍寺には

ぼけ封じ観音が安置されていて

今熊野観音寺千本釈迦堂に続き

ぼけ封じ・近畿十楽観音霊場の第3番に

数えられているんですよ~。


法輪寺(ほうりんじ)

法輪寺

場所:京都市西京区嵐山虚空蔵山町68-3


法輪寺

真言宗五智教団の京都本山で

713年(和銅6年)に

元明天皇(げんめいてんのう・第43代天皇)の勅願によって

行基(ぎょうき)が創建したお寺です。


本尊に虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を

安置している事から

『嵯峨の虚空蔵さん』と呼ばれて

親しまれているんですよ

※4月13日の『十三まいり』で有名ですよね。詳しくは、京の習わし その2の記事をご覧ください。


ちなみに9月9日の

重陽の節会(ちょうようのせちえ)の時だけに

限定で売られている『菜萸袋(ぐみぶくろ)』は

呆け封じのご利益がある事でも

知られているんですね。


菜萸袋

菜萸の葉を体につけて

高い所に上り菊酒を飲めば

災いを逃れるという

中国の故事によるものなんだそうで

日本でも平安時代に

宮中で菜萸袋を帳に吊るして

災厄を逃れる祈願をしたと伝わっています


という事で今回は

呆け封じにご利益のある神社仏閣を

ご紹介させて頂きました。


場所はコチラ↓

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