本日は京都検定の過去問をお届けします。
3級~1級の問題を
出題しているので
気軽にチャレンジしてみて下さいね
では1問目にいってみましょう。
【問題】
今年(平成25年)は、世阿弥(ぜあみ)生誕650年にあたるといわれる。その流れをくむ観世流の京都におけるリーダー格は( )である。
ア.金剛永謹(こんごうひさのり)
イ.茂山千五郎(しげやませんごろう)
ウ.片山九郎右衛門(かたやまくろうえもん)
エ.宝生和英(ほうしょうかずふさ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.片山九郎右衛門(かたやまくろうえもん)
片山九郎右衛門は
片山家の当主が代々名乗る名前なんですね。
片山家は世阿弥の父
観阿弥(かんあみ)を祖とする
観世流を代々受け継いできた家柄です。
ちなみに観阿弥・世阿弥の親子は
能の祖として有名ですよね
幕府の庇護を受けるようになったと言われています。
※詳しくは、芸能・芸事にご利益のある神社仏閣巡りの記事をご覧ください。
続いては2問目です。
【問題】
法輪寺の「十三まいり」は、数え年13歳の子どもが( )を授かるためにお参りする行事である。
ア.智恵
イ.火難避け
ウ.健康
エ.良縁
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.智恵
十三まいりは
成人儀礼の1つで
数え年で13歳になると行う習わしです。
本尊である虚空蔵菩薩(こくうぼさつぞう)から
知恵を授かり渡月橋を渡って帰るんですよ
渡月橋
この時、橋の上で1度でも振り返ってしまうと
せっかく授かった智恵が逃げていくと
言われているんですね~
ちなみに法輪寺は
713年、僧・行基(ぎょうき)により創建されたお寺です。
※詳しくは、法輪寺・嵯峨の虚空蔵さんの記事をご覧ください。
3問目にいってみましょう。
【問題】
京都五山送り火で、松ヶ崎の山に灯されるのは( )である。
ア.大文字
イ.妙・法
ウ.船形
エ.鳥居形
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.妙・法
京都五山送り火は
8月16日に行われる
ご先祖様をお送りするイベントなんですね。
※五山の送り火について詳しくは、大文字 2010、大文字 2011の記事をご覧ください。
妙は松ヶ崎西山
法は松ヶ崎東山に
それぞれ灯されます
ちなみに京都五山送り火は
京都3大火祭の1つにも数えられています。
残りの2つは
清凉寺(せいりょうじ)の『お松明式』と
※それぞれについて詳しくは、お松明式 2013(清凉寺)、鞍馬の火祭 2013(由岐神社)の記事をご覧下さい。
最後は1級からの出題となるので
選択問題ではありません。
ズバリでお答え下さい!
【問題】
安永9年(1780)、秋里籬島(あきざとりとう)が著した京の名所・史跡などを図説した書物は誰か。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
都名所図会
秋里籬島は
江戸時代に活躍した
読本(よみほん・小説の一種)作者であり俳人です。
都名所図会がヒットした事から
日本各地を回って
『大和名所図会』『東海道名所図会』などを出版したそうです
名所図会ブームにもなったそうですよ~
ちなみに京都3大奇祭の1つで
広隆寺で行われていた
太秦(うずまさ)の牛祭は
当時から奇祭として
都名所図会の中で取り上げられていたみたいです。
という事で本日も4問出題させていただきました。
皆さんはいくつ正解されましたか?