2013-01-22 | |
テーマ:その他 |
京都3大奇祭
こんにちは京子です!
今回ご紹介するのは・・
京都3大奇祭(きょうとさんだいきさい)です。
京都では、大変多くの祭が行われていますが
その中でも『奇祭』と位置付けられる
3つの祭を紹介しますね
『やすいらい祭』今宮神社
・4月第2日曜日に開催
子鬼や大鬼に扮した少年達が
お囃子や踊りによって疫病を花笠(風流笠)に集め
疫社(えやみしゃ・現在は今宮神社の摂社)へと送り込む祭です。
起源は
春になると流行する疫病を退散させる為に
平安時代より始められました
この祭りの主役は、なんと言っても子供達っ
小学校の低学年・高学年は『小鬼』
そして、中学生や高校生は『大鬼』となって
お囃子や踊りを繰り返しながら、町内を練り歩きます。
こちらが疫病を集める為の花笠です。
ちなみに、この笠の下に入ると
その年は病気をしないと言われていて
多くの見物客が、花笠の下へと入るんですよ~っ
当サイトでは、過去に『やすいらい祭』を
じっくりレポートしていますので
是非、下記リンクをご覧下さい
『太秦(うずまさ)の牛祭』広隆寺
・10月10日に開催。※現在のところ、2003年を最後に行われていません。
五穀豊穣や悪疫退散の祈願を目的として
行われる祭です。
なんといっても特徴的なのが
奇妙な風貌をした『魔多羅神(またらしん)』です
この神様が牛祭の主役なんですね。
魔多羅神は白装束姿で、顔は
大きな耳や三角の鼻が特徴的な、白い面をかぶっています。
この神様が牛に乗り
計4匹の赤鬼・青鬼で構成された『四天王』を従えて
広隆寺の周辺や境内を練り歩きます。
※行列は西門から出発し、三条通を東へ移動します。その後、東門から再び境内へと入ります。
クライマックスでは、境内の薬師堂前にて
摩多羅神が約1時間にも及ぶ、とても長い祭文を
独特の拍子で読み上げ
更に、4匹の鬼が唱和します。
その際に、観客からは摩多羅神や鬼に向けて
罵声が飛び交うという・・なんとも、変わった祭なんですよ
江戸時代にヒットした京都のガイドブック
『都名所図会(みやこめいしょずえ)』にも
当時から、奇祭として取り上げられていたみたいですよっ
起源は
1012年に、天台宗の僧である『源信(げんしん)』が
魔多羅神を守護神として
厄除け祈願を行った事が、始まりと言われています。
※魔多羅神とは、天台宗の僧『円仁(えんにん)』が、唐より持ち帰った神様です。
ちなみに
明治までは
神仏分離令に伴い
現在は広隆寺から東に200メートル程の場所に離され
神社が無人となった為に
以後、牛祭は広隆寺で行われるようになったそうです
現在は、牛の調達が困難という理由で
数年に一度の割合でしか行われておらず
希少価値のある祭としても知られています。
※近年では1995年、2000年、2003年に行われたそうです。
『鞍馬(くらま)の火祭』由岐神社
・10月22日開催
鞍馬の街中が、500本の松明の火で包まれる
とてもスケールの大きな火祭です。
男の子から順に、大人の男性まで
大小様々な松明を持ち
「サイレヤ、サイリョウ」の掛け声のもと
神輿と供に
鞍馬街道(鞍馬寺の前を通る道)を約1km程、練り歩きます。
※当日は周囲一帯に交通規制がかかり、車も入る事が出来ません。
見所の1つである『チョッペンの儀』では
鞍馬寺の仁王門前の石段に集結した
松明が照らす中
神輿の担ぎ棒の先(チョッペン)にぶら下がった若者が
足をVの字型に大開脚させ
担がれながら石段を降りて行くんですよ
※この役は一生に一度しか出来ず、鞍馬での成人式の名残りとも言われているそうです。
鞍馬の火祭に関しても
当サイトでは詳しくレポートしていますので
是非、下記リンクをご覧下さいっ
という事で今回は、京都3大奇祭をご紹介しました。
それぞれの場所はコチラ↓
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