本日は京都検定の過去問をお届けします。
写真と解説付きですので
ぜひ挑戦してみて下さいね
では早速1問目です。
【問題】
平安京は、「四神相応之地(しじんそうおうのち)」に造られたといわれるが、南方を守護する神獣は何か。
ア.玄武
イ.青竜
ウ.朱雀
エ.白虎
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
ウ.朱雀
朱雀は
昭和初期まで存在していた
巨椋池(おぐらいけ)
とされていたんですよ
※四神相応之地について詳しくは、明王院不動寺の記事をご覧下さい。
選択肢の『ア.玄武』は
北を守護し
船岡山とされています。
ちなみに船岡山には織田信長・信忠父子を祀っている
建勲神社(たけいさおじんじゃ)があるんですよ
選択肢の『イ.青竜』は
東を守護し
鴨川なんだそうです。
選択肢の『エ.白虎』は
西を守護し
山陰道(さんいんどう)と言われています。
続いて2問目にいってみましょう。
【問題】
聚楽第(じゅらくだい・じゅらくてい)や御土居堀などの建設を行い、京都全体の都市改造を進めたのは誰か。
ア.織田信長(おだのぶなが)
イ.明智光秀(あけちみつひで)
ウ.豊臣秀吉(とよとみひでよし)
エ.松永久秀(まつながひさひで)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
ウ.豊臣秀吉
豊臣秀吉は
戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した
武将であり天下人ですよね。
聚楽第はそんな彼の
政庁を兼ねた邸宅だったと言われています。
ちなみに秀吉は
子安観世音や石仏不動明王
鳴虎図などの色々な物を
聚楽第に持ち帰っているんですよ
※石仏不動明王については明王院不動寺の記事を、鳴虎図については報恩寺の記事をご覧下さい。
御土居堀は
京都を外敵などから守る為に造られた
土塁で、総延長は約22.5キロもあったそうです。
続きましては3問目です。
【問題】
今年(平成25年)開創一千年紀を迎える勝林院(しょうりんいん)が、来迎院(らいごういん)とともに中心的な役割を担ったのは何の道場か。
ア.念仏(ねんぶつ)
イ.御詠歌(ごえいか)
ウ.声明(しょうみょう)
エ.祈祷(きとう)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
ウ.声明
声明とは
お経に節やリズムをつけた
声楽(仏教音楽)の事なんですよ。
平安時代初期に活躍した僧
『円仁(えんにん)』が
唐から声明を持ち帰ったと言われています
その後、勝林院や来迎院の前身となる
天台声明(天台宗の声明)の道場を
創建したそうですよ。
※声明に関して詳しくは実光院 その1や勝林院の記事をご覧下さい。
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので選択肢ではありません。
ズバリでお答え下さいね。
【問題】
相国寺塔頭の慈照院には、ある動物が千利休の孫に化けて、上手なお点前をみせたという伝説が伝わる。この動物は何と呼ばれたか。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
宗旦狐(そうたんぎつね)
宗旦狐は
千利休の孫である
『千宗旦(せんのそうたん)』に化け
茶席に現れと言われています。
相国寺には、そんな宗旦狐が住んでいたとされ
現在は宗旦稲荷という社が建てられ
祀られています。
※宗旦狐について詳しくは、相国寺の記事をご覧下さい。
ちなみに相国寺は
世界遺産として有名な
※金閣寺や銀閣寺について詳しくは、金閣寺(鹿苑寺)、銀閣寺(慈照寺)の記事をご覧ください。
という事で今回も4問出題させていただきました!
皆さんは何問正解されましたか?