今回は京都検定の過去問を

出題させていただきます


写真と解説付きですので

是非、皆さんもチャレンジしてみて下さいね


では早速1問目です!


【問題】

『古今和歌集』仮名序に「近きその名聞こえたる人」として紀貫之が挙げた六歌仙のうち唯一の女性歌人は誰か。

ア.小野小町(おののこまち)

イ.紫式部(むらさきしきぶ)

ウ.清少納言(せいしょうなごん)

エ.藤原孝標女(ふじわらのかたしめのむすめ)

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

・・・

・・・

・・

では、答えですっ。

【答え】

ア.小野小町

古今和歌集は、平安時代前期の歌を中心に

編集された和歌集です。

この和歌集の序文(じょぶん・前書き)を

選者である紀貫之が書いています

その中に、近代の高名な6人の歌人を挙げていて

そこに小野小町の名前が記されています。


「花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせし間に」

長い雨で、桜の花は空しく色あせてしまった。

私も物思いにふけっている間に、美しかった頃を過ぎてしまったわ。

・・という彼女の歌は

百人一首にも収録されているので、皆さんご存知ですよね?


小町は絶世の美女と言われ

彼女に恋をした深草少将(ふかくさしょうしょう)との

エピソードである『百夜通い』は

能などでも演じられる程、有名なお話です

※百夜通いについて詳しくは欣浄寺の記事をご覧下さい。


はねず踊り

余生を過ごしたと言われる隨心院(ずいしんいん)では

2人のエピソードを元に作られた童歌

はねず踊りが毎年、奉納されています。

※はねず踊りについて詳しくははねず踊り 2013(隨心院)の記事をご覧下さい。


では2問目です。


【問題】

鎌倉末期から南北朝時代にかけて流行した茶寄合(ちゃよりあい・闘茶会)で、本茶とされたのはどこの茶か。

ア.宇治(うじ)

イ.和束(わづ)

ウ.大原(おおはら)

エ.栂尾(とがのお)

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

・・・

・・・

・・

では、答えですっ。

【答え】

エ.栂尾

茶寄合とは鎌倉時代後期に流行った一種のゲーム(利き茶)です

本茶(栂尾で栽培されたお茶)と

非茶(その他の地域で栽培されたお茶)を飲み比べ

どちらが本茶か当てるというものです。


高山寺

京都市北西の山間地域に位置する栂尾は

日本で初めて茶が作られた場所であり

世界遺産・高山寺が建っている事でも知られています


栂尾でお茶が栽培されるようになったのは

高山寺の明恵上人が

栄西(えいさい・中国から日本にお茶を持ち帰った僧)から

贈られた茶の実を育てた事が起源だと言われています


続いて3問目です。


【問題】

北野天満宮東門の門前に形成された北野上七軒(かみしちけん)は、京都市の(   )に指定されている。

ア.伝統的建造物群保存地区(でんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく)

イ.歴史的風土特別保存地区(れきしてきふうどとくべつほぞんちく)

ウ.界わい景観整備地区(かいわいけいかんせいびちく)

エ.歴史的景観保全修景地区(れきしてきけいかんほぜんしゅうけいちく)

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

・・・

・・・

・・

では、答えですっ。

【答え】

ウ.界わい景観整備地区

上七軒は京都の花街の1つで

数々のお茶屋さんが並ぶエリアです。

すぐ近くには『上七軒歌舞練場(かみしちけんかぶれんじょう)』もあり

舞妓さんや芸子さんを見る事が出来る

スポットの1つとして知られています

※上七軒という名前の由来は、室町時代に北野天満宮が再建された際、残った材木を使って7軒の茶店が建てられた事から、そう呼ばれるようになったそうです。


ずいき祭

北野天満宮で行なわれる『ずいき祭』では、神輿が上七軒を通ります。


上七軒が『界わい景観整備地区』に指定されたのは2001年の事で

このエリアに関しては、建物の建替えなどに

制限が加えられますが

修理や補修に要する費用の一部を補助する制度などがあるんですよ。


では最後の問題です。

1級からの出題になりますので選択肢ではありません。

ズバリでお答え下さい!


【問題】

足利義満が延命を祈願して康暦元年(1379)に創建した宝幢寺(ほうどうじ)の開山塔所(たっしょ)であり、同寺院名が使われている駅は何か。

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

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・・・

・・

では、答えですっ。

【答え】

鹿王院(ろくおういん)

通称『嵐電(らんでん)』で知られる

京福電気鉄道(けいふくでんきてつどう)の駅の1つになります


鹿王院

駅からすぐの場所に建つのが、こちらの鹿王院です


前身となった宝幢寺の開山は

春屋妙葩(しゅんおくみょうは)というお坊さんで

義満が師と仰いだ僧です。

そして、この春屋妙葩の塔所(墓所)として建てられたのが

現在の鹿王院というワケなんですね。


という事で本日も4問出題させていただきました!

皆さんは何問正解されましたか?

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