こんにちは京子です。
さて、本日ご紹介するお寺は・・・
松ヶ崎大黒天(まつがさきだいこくてん)です
※正式名称は妙円寺(みょうえんじ)と言い、日蓮宗のお寺になります。
『松ヶ崎』とはこのあたりの地名であり
松ヶ崎東山のすぐ麓にこちらのお寺は建っているんですね~
※松ヶ崎東山は『京都五山の送り火』の『法』の字が灯される事でも知られています。
そして、こちらでは七福神の一人として有名な
『大黒天』を祀っている事から
松ヶ崎大黒天と呼ばれるようになりました
ちなみに松ヶ崎大黒天は
七福神が祀られている寺院を巡りご利益を授かる
『都七福神めぐり』で第一番札所になっていまして
その他の寺院はと言いますと・・・
『ゑびす神』恵美須神社
『毘沙門天』東寺(教王護国寺)
『弁財天』六波羅蜜寺
『福禄寿神』赤山禅院
『寿老神』革堂(行願寺)
『布袋尊』萬福寺
になりますよ~
さて、鳥居をくぐり進んでいくと
狛犬が見えて来ました
狛犬の口元はもちろん・・
『阿・吽』の形をしていますね~。
そして、こま札もチェック。
1616年、日英(にちえい)というお坊さんが隠居所として建立し
日蓮宗の守護神でもある『大黒天』を祀った事に始まります
当時は、この松ヶ崎一帯の住人すべてが法華経信者だったと言われています。
※日蓮宗では、お釈迦さまの説かれた教えの中でも「法華経」こそが、世の中を救う絶対最高の教えで尊いものだと考えてられていたそうです。詳しくは妙蓮寺の記事をご覧下さい。
絵馬堂です。全面ガラス張りで中ではおそばも食べられますよ、それも200円
手前に写っているのは日蓮宗の開祖である『日蓮聖人』立像です。
奥には近年建てられた本堂があります。
実は1969年に、信者の方による献火が元で
お堂が焼ける火事に見舞われました
しかし、大黒天だけは無事に焼けずに残った事から
『火中の大黒さま』とも呼ばれています。
大黒天堂です。この奥に、お話にもありました大黒天が祀られているそうです。
普段は見る事が出来ませんけれど
二ヶ月に一度の甲子(きのえね)祭の時に、ご開帳となるそうですよ。
大黒天堂前にあった『なで大黒』です。
左手には大きな袋を抱え、右手に打ち出の小槌を持ち
米俵の上に乗っている神様です。
五穀豊穣・飲食の神とされ
飲食業を営む方などに信仰されているんですよね
大黒天は元々、インドの神様でしたけれど
後に日本神話の『因幡の白兎』で有名な
大国主命(オオクニヌシノミコト)と同一視されるようになったと言われているんですよ
※大国主命に関しては大国主社の記事をご覧下さい。
という事で、大黒天が有名で
都七福神めぐりの第一番札所にもなっている
松ヶ崎大黒天(妙円寺)の場所はコチラ↓
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