メモ2016-02-26
テーマ:カフェ・スイーツ

鶴寿庵(壬生の郷)

今回ご紹介するのは

京都市中京区にある鶴寿庵(かくじゅあん)の


壬生の郷(みぶのさと)


壬生の郷(みぶのさと)です!


鶴寿庵は、新選組(しんせんぐみ)の

一番最初の屯所(とんしょ・駐在所や宿の役割)となった

京都市指定有形文化財の新選組壬生屯所旧跡

八木邸(やぎてい)敷地内にある和菓子屋店です


鶴寿庵(かくじゅあん)

鶴寿庵(かくじゅあん)


ご存知新選組は1863年(文久3年)
清川八郎(きよかわはちろう)が中心となって
上洛する将軍の警護を目的に
全国から腕に自信のある浪士達を集め
京都に上洛した200名以上からなる
『浪士組(ろうしぐみ)』を前身とする
京都の治安維持などをした剣客集団です

※新選組の字は新撰組と書かれているものもあり、文書でも、どちらも使用例があります。当サイトでは以下、新選組で統一しますね。


八木邸(やぎてい)

八木邸(やぎてい)


新選組の事をあまりご存じない方は

ただの人斬り集団のように思っておられる方も

いると思うんですけれど、一言で言うならば

現代でいう警察のようなものなんですよ

※新選組について詳しくは、新選組ゆかりの地巡りの記事をご覧下さい。


さて、新選組の屯所となった八木邸には
古くから八木家の末裔の方によって
営まれてきた和菓子屋『鶴寿庵』が
あるんですね~


鶴寿庵の暖簾 「御菓子司 京都鶴屋 鶴壽庵」と書かれています

鶴寿庵の暖簾 「御菓子司 京都鶴屋 鶴壽庵」と書かれています。


今回はその鶴寿庵の代表銘菓である

壬生の郷をご紹介したいと思います!


壬生の郷の箱

壬生の郷の箱


壬生の郷は、写真からも分かりますように

小豆の中に黄色い丸いものがあります!


壬生の郷

壬生の郷


これは、壬生狂言が行われる時期に

このあたり一面、菜の花が咲き乱れていたと

いう事にちなんで、当時を偲びつつ

和菓子で表現しているんですね~


ちなみに菜の花を表す黄色は
鶏卵素麺(らんけいそうめん)なんです


鶏卵素麺は、16世紀、南蛮菓子(なんばんがし)と共に

日本に伝わったもので、海外では

『エンゼル・ヘアー(天使の髪)』

とも呼ばれているんですね~


産みたての卵黄と糖蜜だけで作った

非常にシンプルなものなんですけれど

関西でここだけしか出していないそうですよ


そしてその菜の花の周りの小豆は

大納言小豆(だいなごんあずき)なんですね


壬生の郷をカットしました

壬生の郷をカットしました。


実際に壬生の郷を食べてみると・・・


ギュッと詰まった小豆が
これでもかと口の中いっぱいに広がって
とっても美味しいんです


そして・・・

何やら違う甘味を感じ見てみると、

中から黄色い鶏卵素麺がふわっと出てきましたよ


壬生の郷の鶏卵素麺

壬生の郷の鶏卵素麺


この鶏卵素麺も小豆とはまた違った濃厚な甘さで、

一切れで満足感がありました~


ということで今回は新選組ゆかりの

八木邸の敷地内にある

鶴寿庵の代表銘菓、壬生の郷をご紹介しました


鶴寿庵の場所はコチラ↓



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