メモ2015-04-08
テーマ:祭り・イベント
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花まつり(壬生寺)

今回ご紹介するのは

京都市中京区にある

壬生寺(みぶでら)で行われた


花まつり


花まつり(はなまつり)です!


壬生寺花まつり

釈迦(しゃか)が生まれた日の4月8日に行われる

灌仏会(かんぶつえ)という仏教行事で

釈迦の誕生をお祝いするものなんですよ


壬生寺

壬生寺


釈迦の誕生を祝うものですから
当然、京都だけでなく
全国のお寺でも行われています!

※場所によっては5月8日に行われている所もあります。


呼び方も様々で

降誕会(ごうたんえ)や仏生会(ぶっしょうえ)

花会式(はなえしき)、浴仏会(よくぶつえ)

龍華会(りゅうげえ)等の別名があります


花まつりの看板


さて、そんな花まつりなんですけれど

当日は花で飾られた造り物の

ある動物が登場するんですね~


おそらく釈迦と聞いて思い浮かぶのは

皆さん一緒だと思うんですけれど・・・


白象


そう、白象です!


でもどうして白象なのか

知ってますか~?


これは釈迦の母である
摩耶夫人(まやふじん)が
白い象が体に入ってくる夢を見て
懐妊されたという事に
ちなんでいるんですね


摩耶夫人が出産の為、実家に戻る途中

ルンビニの花園で休んでいた際に

脇の下から釈迦が

誕生したといわれています


その後は皆さんご存知の通り

釈迦は産まれて間もなく7歩歩き
右手で天を、左手で地を指して
「天上天下唯我独尊!」
と発したんですね~


ちなみに白象には色々な花で飾った

花御堂(はなみどう)が乗せられています。


花御堂(はなみどう)


とっても華やかで綺麗ですよね


これはルンビニの花園を

表しているともいわれているんですよ


花御堂の真ん中には
釈迦の誕生の様子を表した
誕生仏の像を安置して
周りを甘茶で満たしています。


そして灌仏会では

この花御堂の誕生仏の像に

柄杓で甘茶をかけてお祝いをします

※正式には、五種の香水「五香水」を用いるそうです。


どうして甘茶をかけるのかと言いますと・・・


実は釈迦が生まれた時
釈迦の誕生を喜んだ龍が
甘露の雨(香水)を降り注いだといわれ
しかも!この甘露の雨は
甘露水(かんろすい)といって
甘かったそうなんです。


それにちなんで甘茶をかけているというワケなんですね


子供の頃

甘茶を飲んだ記憶がある方も

いらっしゃるのではないでしょうか♪


では、早速レポートしていきましょう♪


13時半頃に壬生寺に行くと

境内本堂の前には

白象が置かれ、その前には

壬生寺保育園の園児達が集まっていました


本堂の前の白象


しばらくすると

壬生老人ホームの方も集まってきて

花まつりが始まります


まず最初に

園児達が花まつりにちなんだ歌を歌います


園児達が歌っている様子


その後、住職さんが

釈迦の話を園児たちにも

わかりやすいように話していましたよ


その後で、灌仏会を行うんですね。


灌仏会では

まず、住職が甘茶をかけ


灌仏会


その後、園児や稚児へと続きます。


稚児が甘茶をかける様子


灌仏会が終わると
園児達が白象を引っ張って
稚児、住職等と共に
町内を練り歩きます!


園児達が白象を引っ張っている様子


元気よくロープを引っ張る

園児達に皆さん

笑みをこぼしていました


約30分程かけて町内を練り歩き

壬生寺へと戻ってきます。


その後、保育園の前では

紙芝居が行われ、花まつりは終了です。


花まつりの様子は動画でご覧ください。


また、境内では

白象の上の花御堂とは別の花御堂があり

甘茶を注ぐ事が出来るようになっていたので

ご興味のある方は来年

訪れてみてはいかがでしょうか


そんな花まつりが行われた

壬生寺の場所はコチラ↓


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