今回ご紹介するのは
京都市中京区にある
壬生寺(みぶでら)で行われた
![花まつり](2015/04/08/01/2015-04-08-6.jpg)
花まつり(はなまつり)です!
釈迦(しゃか)が生まれた日の4月8日に行われる
灌仏会(かんぶつえ)という仏教行事で
釈迦の誕生をお祝いするものなんですよ
![壬生寺](2010/01/13/01/2010-01-13-3.jpg)
釈迦の誕生を祝うものですから
当然、京都だけでなく
全国のお寺でも行われています!
※場所によっては5月8日に行われている所もあります。
呼び方も様々で
降誕会(ごうたんえ)や仏生会(ぶっしょうえ)
花会式(はなえしき)、浴仏会(よくぶつえ)
龍華会(りゅうげえ)等の別名があります
![花まつりの看板](2015/04/08/01/2015-04-08-3.jpg)
さて、そんな花まつりなんですけれど
当日は花で飾られた造り物の
ある動物が登場するんですね~
おそらく釈迦と聞いて思い浮かぶのは
皆さん一緒だと思うんですけれど・・・
![白象](2015/04/08/01/2015-04-08-2.jpg)
そう、白象です!
でもどうして白象なのか
知ってますか~?
これは釈迦の母である
摩耶夫人(まやふじん)が
白い象が体に入ってくる夢を見て
懐妊されたという事に
ちなんでいるんですね
摩耶夫人が出産の為、実家に戻る途中
ルンビニの花園で休んでいた際に
脇の下から釈迦が
誕生したといわれています
その後は皆さんご存知の通り
釈迦は産まれて間もなく7歩歩き
右手で天を、左手で地を指して
「天上天下唯我独尊!」
と発したんですね~
ちなみに白象には色々な花で飾った
花御堂(はなみどう)が乗せられています。
![花御堂(はなみどう)](2015/04/08/01/2015-04-08-9.jpg)
とっても華やかで綺麗ですよね
これはルンビニの花園を
表しているともいわれているんですよ![](../emoji/up.gif)
花御堂の真ん中には
釈迦の誕生の様子を表した
誕生仏の像を安置して
周りを甘茶で満たしています。
そして灌仏会では
この花御堂の誕生仏の像に
柄杓で甘茶をかけてお祝いをします
※正式には、五種の香水「五香水」を用いるそうです。
どうして甘茶をかけるのかと言いますと・・・
実は釈迦が生まれた時
釈迦の誕生を喜んだ龍が
甘露の雨(香水)を降り注いだといわれ
しかも!この甘露の雨は
甘露水(かんろすい)といって
甘かったそうなんです。
それにちなんで甘茶をかけているというワケなんですね
子供の頃
甘茶を飲んだ記憶がある方も
いらっしゃるのではないでしょうか♪
では、早速レポートしていきましょう♪
13時半頃に壬生寺に行くと
境内本堂の前には
白象が置かれ、その前には
壬生寺保育園の園児達が集まっていました
![本堂の前の白象](2015/04/08/01/2015-04-08-1.jpg)
しばらくすると
壬生老人ホームの方も集まってきて
花まつりが始まります
まず最初に
園児達が花まつりにちなんだ歌を歌います
![園児達が歌っている様子](2015/04/08/01/2015-04-08-4.jpg)
その後、住職さんが
釈迦の話を園児たちにも
わかりやすいように話していましたよ
その後で、灌仏会を行うんですね。
灌仏会では
まず、住職が甘茶をかけ
![灌仏会](2015/04/08/01/2015-04-08-6.jpg)
その後、園児や稚児へと続きます。
![稚児が甘茶をかける様子](2015/04/08/01/2015-04-08-7.jpg)
灌仏会が終わると
園児達が白象を引っ張って
稚児、住職等と共に
町内を練り歩きます!
![園児達が白象を引っ張っている様子](2015/04/08/01/2015-04-08-8.jpg)
元気よくロープを引っ張る
園児達に皆さん
笑みをこぼしていました
約30分程かけて町内を練り歩き
壬生寺へと戻ってきます。
その後、保育園の前では
紙芝居が行われ、花まつりは終了です。
花まつりの様子は動画でご覧ください。
また、境内では
白象の上の花御堂とは別の花御堂があり
甘茶を注ぐ事が出来るようになっていたので
ご興味のある方は来年
訪れてみてはいかがでしょうか
そんな花まつりが行われた
壬生寺の場所はコチラ↓