2014-07-25 | |
テーマ:祭り・イベント |
祇園祭 2014 後祭・くじ改め(八坂神社)
今回ご紹介するのは
祇園祭・山鉾巡行でくじ通りに
山鉾が進んでいるのかを確認する
くじ改めです!
祇園祭の山鉾巡行は知っていても
くじ改めを知らないという方は
意外に多いのではないでしょうか
そこで今回は
祇園祭のくじ改めについて
詳しくレポートしますね!
ちなみに祇園祭の山鉾巡行が
今年2014年から前祭(さきまつり)と
後祭(あとまつり)に
分かれたのは知ってましたか~
1966年以来
2013年まで山鉾巡行は
7月17日にまとめて行われていました。
けれど、もともと祇園祭の山鉾巡行は
17日と24日の2度行われていたんですね
17日の先に巡行するものを前祭
24日の後に巡行するものを後祭
と呼んでいたそうですよ。
前祭と後祭では
それぞれ巡行するルートや
登場する山鉾に違いがあるんです
今年150年振りに復活し後祭・山鉾巡行のトリを務める大船鉾です。
そんな山鉾巡行なんですけれど
どうやって出発する順番を決めているのかと言いますと・・・
くじによって決めていたんですね~
え?くじ?
って思っている方もいらっしゃるかと思いますけれど
ようするにくじ引きなんです。
もちろん、全ての山鉾がくじによって
順番を決めているわけではないんですよ
前祭の先頭を行く長刀鉾(なぎなたほこ)は
必ず1番最初に巡行をする
くじ取らずの鉾です
※くじによってではなく、あらかじめ順番が決められているものを『くじ取らず』と言います。
長刀鉾には、四条麩屋町(ふやちょう)で
注連縄切りといった
大切な行事があるので
1番最初に巡行しなければいけないんですね。
もし、長刀鉾が注連縄を切らなければ
先祭の巡行は始まりません
そして、くじによって
順番を決める山鉾は毎年7月2日
京都市役所にて、くじ取り式を行い
そこで今年の山鉾巡行の順番を決めるというわけなんですね
ちなみにくじ取り式はもともと
六角堂(頂法寺)で行われていたんだそうです。
でもどうして
順番をくじによって決めているのか
不思議に思いませんか
毎年同じでも良いと思いますよね~
でも、そんな風に思ってちゃ~ダメなんですよ。
祇園祭の山鉾巡行を見に行ってみると
よくわかると思うのですけれど
最初の山鉾がスタートをしてから
最後まで巡行するのに2時間以上かかるんですね。
毎年の事とは言え
山鉾巡行を見にこられた観光客の皆さんは
最初のいくつかを見て満足して
帰ってしまう方もいます
2012年、2013年と山連続1位を引き当てた郭巨山(かっきょやま)です。2年連続を引き当てたのは37年振りの出来事なんだそうですよ。
それだったらどこよりも先に
自分達の山鉾をお披露目したいと
考えるのは自然な流れですよね!
そういった事で山鉾の争いが絶えなかったんだそうです
「俺のを先入れろー!!」
「ちょっとこっちが先やって!!」
「なにゆうとんねん、ワレんとこやろがー!!」
と、たぶんケンカになっていたんでしょうね
というわけで
くじ通りに山鉾が進んでいるのかを
確認する為『くじ改め』が行われています。
前置きが随分長くなりましたけれど
早速、後祭のくじ改めをご紹介したいと思います
前祭のくじ改めは
四条堺町(しじょうさかいまち)で
行われるのに対して
後祭のくじ改めは
寺町御池(てらまちおいけ)で
行われます。
寺町御池の北側には『関所』が設けられ
京都府知事が奉行(ぶぎょう)役を務めるんですよ
朝9時半過ぎに
関所に到着したのは
後祭の先頭を行く、橋弁慶山(はしべんけいやま)です!
この山は、毎年『くじ取らず』で
先頭を行く山なので
くじ改めは行わないんですね。
そして次に到着した北観音山(きたかんのんやま)も
くじ取らずですから、くじ改めは行いません。
そして次に到着した
八幡山(はちまんやま)は
2014年、後祭の山1番です
つまり!くじ取り式で
見事1番を引いた山だという事なんですよ♪
■八幡山のくじ改め
以下、2014年度の巡行順にご紹介していきますね。
■浄妙山のくじ改め
■鈴鹿山のくじ改め
■鯉山のくじ改め
■役行者山のくじ改め
■黒主山のくじ改め
というわけで
今回は祇園祭の後祭のくじ改めを
ご紹介しました~♪
祇園祭・後祭のくじ改めの場所はコチラ↓
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