2010-07-18 | |
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祇園祭 浄妙山(八坂神社)
『平家物語』の宇治川の合戦から
浄妙山(じょうみょうやま)です
以前、【平等院】で少し「以仁王の乱」についてお話しましたよね
以仁王は三井寺に逃れ、源頼政は平等院に逃げ込み
その時に、追ってを防ぐためなんとっ
宇治橋の橋板を取り外しちゃいましたーっ
わぉ
平家もこの戦法にはビックリですよね
でも、手を拱いているわけにはいきません
左:「一来法師(いちらいほうし)」
右:「筒井浄妙(つついじょうみょう)」
選ぶべき戦術は
「弓」
しかないので双方弓合戦になってしまいましたが、
まず先に動いたのはなんと源氏側
橋板を取り外して優勢に京子は見えるのですが意外です
弓合戦がどれ程凄かったのか伺えます。
名を「五智院但馬(ごちいんのたじま)」
降り注ぐ矢をもろともせず橋の上を進みます
平家も
「射取れー!、射取るのじゃ~!!」
と散々矢をけしかけますが
但馬は少しも動じることなく可憐に矢を裁く様に
敵も味方も大喜び
それ以来、「矢切りの但馬」と呼ばれるようになったんだとか
戦で死ぬほとんどのパターンは
刀ではなくて、「弓矢」だって知ってましたか
その「矢」を踊るように交わすのはとても人間技とは思えません
次に名乗りをあげたのは、同じく源氏方の
三井寺僧兵「筒井浄妙(つついじょうみょう)」です。
なんとこの人、大声で宣戦布告をしたと思ったら
背負った24本の矢で
12人を射殺
11人を負傷
残り1本は
ゴミ箱に(・ω・)ノポイッ
っとしてしまいました
そして、それだけでは終わらず
裸足+長刀になると橋の「桁(けた)」にのり
さらさらとあたかも
「一条、二条の広い大路」と同じように振舞ったそうなんです
それだけでも「お見事」なんですけれど
暴走に次ぐ暴走で
単騎突入です
なんてむちゃくちゃな人なんでしょう
しかし、不屈の精神力に
流石の物理的な長刀本体は6人目でとうとう耐え切れず
中よりうち折れてしまいます
残る太刀を抜いて戦うも、9人目で太刀もとうとう折れてしまいました
頼むは、腰刀ばかりとなったその時
「一来法師(いちらいほうし)」と呼ばれる大力の剛の者が
「悪しう候、浄妙坊」
と、頭上をひらりと飛び越えて先陣を取ったんです
その姿こそが
この山が表現している、まさにその瞬間なんだそうですよ
そんな経緯からか別名「悪しゅう候山」とも呼ばれ
「坊」はとれても山の名前にはなってしまった浄妙山の場所はコチラ↓
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